絵本評論家・広松由希子がセレクトする「ずっと残したい絵本」第2弾。 “旅立ちの時”に贈りたい名作絵本です!
復刊ドットコムは、2014年、絵本評論家・広松由希子氏による推薦で「ずっと残したい絵本」というシリーズを立ち上げました。 その第2弾が、版画作家であり、絵本作家でもある山福朱実の初めての創作絵本『ヤマネコ毛布』です。
ある日、森に住むヤマネコは、旅に出ることに決め、森の仲間たちにそう告げます。 それを聞いたハリネズミは、仲間たちに針と布を配り、それぞれの思い出を「刺繍」して、ヤマネコへの餞別にしようと提案します。 森の仲間、サル、トラ、カワウソ、オオカミ、トリ、ノウサギ… それぞれが、ヤマネコとの思い出を針と糸にこめて刺繍します。その思い出は、決して楽しいものばかりではありません。痛かったことも、悔しかったことも、それぞれがヤマネコと過ごした時間を縫いこんで…。 ヤマネコは、そんな仲間たちとの「思い出」を担いで、新たな一歩を踏み出すのです。
落ち着いた色合いの、美しい木版画で綴る、温もりあふれる一冊。 卒業のシーズンに是非、手にとってほしい“旅立ちの絵本”です。
※本書は、2007年・パロル舎刊『ヤマネコ毛布』を底本に、再編集して復刊するものです。
試し読みで読ませていただきました。
迫力のある版画の絵にひきこまれました。
絵だけでも見る価値のある絵本だと思います。
思い出をたどっていくと、ヤマネコのキャラクターがわかるのがおもしろいです。
みんなからも心遣いに優しい気持ちになれました。
卒業シーズンにうってつけの絵本だと思います。 (りえちゃんママさん 30代・ママ 女の子5歳)
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