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コルデコット賞作家シーモントが、友人から聞いた実話を元につくりあげた、「読み聞かせ」にぴったりの、心あたたまる傑作絵本!
マーク・シーモントの2001年の作品ですが、誕生が1915年とありますから、86歳の時ということなのでしょうか?
マーク・シーモントと言えば、今のベストセラーの「はなをくんくん」が1949年の作品で、コルデコット賞オナーを受賞。
さらに、1957年に「木はいいなあ」の絵でコルデコット賞を受賞しています。
(因みに「木はいいなあ」の作は「きみなんかだいきらい」のジャニス・メイ・ユードリー)
そんな著名な作品から50年も経た今も、こんなに素晴らしい作品を手掛けるなんて感嘆に値します。
お話しは、1983年に友人のサッサ・レイコさんから聞いた実話だそうで、家族でピクニックにいくところから始まります。
その公園?でバーベキューをしている時に出会うのが、のら犬ウィリーです。
楽しく遊ぶのですが、連れてかえる訳にはいきません。
でも、家族全員がウィリーと別れてから何も手につかない状態になってしまい、また同じ公園?に1週間後に訪れます。
その間の、家族の心情の描き方が絶品です。
そして、またウィリーと出会えるのですが、そこにはハプニングがあって素晴らしい展開が繰り広げられるのです。
この家族は、ウィリーと出会うして出会ったのでしょうね。
8歳になったばかりの長男も、久しぶりに楽しい絵本だったと言っていましたが、読み手、聞き手を選ばない作品で是非オススメしたいと思います。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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