0(ゼロ)を発見した国、インドの数の絵本
10人のきこりが もりにいって木をきって、いいます。 「まだある、まだある。」 のこりはいくつなのかな?
インドの画家、A.ラマチャンドランさんは、「まだある、まだある」とみんなが思っているうちに、美しい自然や伝統がどんどんなくなっていくのを心配して、このような美しい絵本を描きました。たくさんあるように見える自然も、21世紀には、あっという間に消えていき、森のおくから「トラ」が現れるかもしれません。そうならないようにすること。それは、これからの時代を生きる、どの国の、どの世代にも共通するテーマだと思います。――訳者/田島伸二
10人のきこりが10本の木を1本ずつ切ります。
「残りは何本?」と楽しく引き算を学んでもらえたらと、読み聞かせました。
木を切っていくうちに、隠れていたトラが現れてきこりを食べてしまうのですが、日本のお話なら誰かが助けに来そうなのに、この本では食べられておしまいです。
でも、子供は気に入ったようで、何度も「読んで」と持ってきます。 (つみさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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