【安藤パパ】 お正月など家族が多勢揃ったときに読んであげたい一冊。 「走らんかね?」。ある日曜、こんなおじいさんの提案から家族でジョギングレースが始まった。小学生のお兄ちゃんを先頭に、犬のタロウ、お父さん、妹、お母さん、おじいさんと続くが次々と脱落。往路1等賞のお兄ちゃんは意気揚々と復路を駈け出すが、そこには思わぬドンデン返しが・・・! 『おふろやさん』『やこうれっしゃ』の西村繁男氏がこれまた日本のフルキヨキ家族風景を描写した素晴らしい作品。70年代に幼年期を過ごした人は郷愁を覚えることうけあいだが、親になったいま、わが子に「パパの子どものころの町並みはさ・・・」と教えてあげるには、もってこいの絵本だ。 そう、うちのテルノはこれを読むと必ず小さい時のボクの写真を見たがる。 「パパって背が小さかったんでしょ。おばあちゃんが言ってた」 「うっせー、どうせ前から3番目だったよ!」
これも、今朝5年生に読んできた絵本です。
ずーっと前に、安藤パパに、お話し会で読んでもらったことがあるのですが・・・感想書いてなかったみたい(大汗)。
昨日、全校マラソン記録会があったので、何かいい絵本ないかな〜っと、我が図書館を探していて見つけました。
みごとな桜の木が描かれてるので、季節は春ですが、春に高学年に絵本を読むチャンスがないので、そこは大目に見てもらって・・・(笑)。
ぼくがジョギングの用意をしていると、「みんなで走ろう」とおじいさんが言い出して、家族みんな(おばあさんはお留守番。でも、脇役のこのおばあさんも、とってもいい味出してます〜♪)で走ることになったのですが・・・。
読み進めるうちに、一人減り、二人減り・・・と、話の展開は想像できるのですが、期待を裏切らないところが、子どもたちもうれしいようです。
どの子も、主人公の「ぼく」になりきって、「そんなのずる〜い!」「そんなことって、ある?」と、とても共感できる絵本です。
昭和の雰囲気のレトロな町並みを眺めるのも、また楽しいです♪
読み終わって、5年生の教室から帰る時に、ふと壁を見ると、新規オープンした市の図書館で近々開催される「西村繁男原画展」のポスターが!
その点からも、とってもタイムリーな絵本でした!!! (ぼのさん 40代・ママ 男の子16歳、女の子14歳、女の子9歳)
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