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ピーターは誕生会の招待状をはじめて女の子に書きました。が、風にとばされて…。少年の複雑な心理を見事に画面に描きます。
「ピーターのくちぶえ」や「ゆきのひ」は、もう随分と前に読みましたが、今回はそれらの2冊以上に反応がよく、読み終わったあとも、余韻に浸っているようでした。お手紙を書くのが大好きな娘・・・きっと何か心に強く感じるものがあったのでしょうね。
ピーターがエイミーに書いた手紙を、風に飛ばされてしまい、ちょうどそのとき向こうから歩いてきたエイミーに、手紙を拾われそうになってしまいます。あわてるピーターと何も知らないエイミー。
なんとかエイミーに見られずに済んだのですが、娘は、「エイミーがかわいそう」と言って、何度もそのページを見つめていました。「でも、きっとエイミーに(手紙の宛名を)見られちゃったと思うよ。だって、こっち向きで飛んできたもん。」と、前のページの絵に戻って、封筒の向きと、エイミーの表情を確かめていました。
とても短い時間の流れの中で起こった小さな出来事なのですが、ピーターの心の動きが手に取るように伝わってきて、ドキドキします。最後はハッピーエンド。ピーターもエイミーも、それに、ピーターの犬のウィリーもエイミーのオウムも、みんなみんなとってもうれしそうです。
娘は、エイミーのオウムが、「たんじょうーび おめーでとう、ピーイータアー」と、真似をするのを聞いて、「いいな、いいな〜、Jもオウム飼いたい!」と、うらやましがっていました。 (ガーリャさん 40代・ママ 女の子6歳)
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