つぶらな瞳にむらさきのスカーフがチャーミングなうさぎ、くりちゃん。 くりちゃんは、なんだかいつももじもじしている男の子です。 「くりちゃんなんか ほっといて あっちいこうぜ」 サッカーをしている男の子たちの仲間には、なかなか入れてもらえません。 どうやらくりちゃん、お花つみや絵本を読んでいる方が好きみたい。
おやおやこっちでは、大きなうさぎの女の子がひとりぼっちになっているようです。 怒りんぼうでちょっとらんぼうのみかりんは、みんなに怖がられて遊ぶ子がいなくなっちゃった。
そんな時、どこからかキラキラした音が聞こえてきて…。 くりちゃんの持つ不思議な楽器の音色に誘われてみかりんはくりちゃんに出会います。 二人は体の大きさも、性格も全然違うけど、だからこそお互いのよい所に気づくのです。 嬉しそうにおしゃべりをしている二人の姿は、お月様じゃなくたって、ずっと聞いていたくなりますよね。 そして、くりちゃんが弾く楽器はもっと大きな不思議な力を発揮するのです!
くりちゃんが心を込めて楽器を弾く表情。 みかりんの顔がおだやかになった瞬間。 ちょっと変わったお友だち同士が心を通わせる時間。 色々なポイントで読者の心をキュンキュンとさせてくれるこのお話を描いているのは、 「りぼん」「オフィスユー」などでお馴染みの漫画家はぎいわむつみさん。絵本デビュー作です! とっても可愛くて、でもちょっと切なくて。 最後には幸せな気分になれるこの絵本。親子で一緒に楽しんでくださいね。 さがし絵クイズのおまけもついていますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いつも もじもじしている、うさぎの男の子くりちゃん。 元気がありあまっている、うさぎの女の子みかりん。 おともだちの輪に 入れなかった二人は、 話しているうちに、おたがいのよい所に 気づきます。 『りぼん』『オフィスユー』などでおなじみ、 はぎいわむつみの絵本デビュー作。 本全体が、かくし絵であそべるようになっています。 どうぞ、親子で読んで、絵をさがして、楽しい時間をお過ごしください。 いっしょに楽しむなら、3歳から。自分でよむなら5歳から。 読み聞かせにもぴったりです。
サイン本が売られていたので
イラストもかわいいし、買ってしまいました。
くりちゃんとみかりんは
性格が正反対なんだけど、
不思議な楽器によって出会い、
仲良くなります。
相反する性格だから
相手のよいところに気づくんですよね!
うちの息子はくりちゃんのように
もじもじしているので
なかなかお友達の輪に入れません。
だから少しでもお友達を
みつけるきっかけにでもなれば
よいなあと思い、読み聞かせしました。
息子にとっては
最後のおまけについてある
絵さがしが楽しかったようで、
何回も探していました。
星と花は難しいです。
カメとカブトムシとかえるは
すぐ見つけてきましたけどね・・・・。
答えは1つでないかもしれない!?
というところで
意外と
大人でも見逃しそうなものもあったりします。
あと息子は
出会いのシーンで
みかりんがくりちゃんの
クッキーを食べようとしたところで
こら〜と反応してました(笑) (ポコアポコさん 30代・ママ 男の子4歳)
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