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西の魔女

ママ・50代・福岡県

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西の魔女さんの声

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自信を持っておすすめしたい 「空を飛ぶ」ことを感じられる絵本。  投稿日:2006/07/12
とぶ
とぶ 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 福音館書店
まことの夢のお話なんだろうなぁ…これは…。

真っ青に晴れ渡る大空を まことが思うままに飛ぶお話です。
一冊のほとんどを ただ飛んでいるだけなのですが
谷川さんがした『飛ぶ』シーンの描写が 私の感性に「ピン!」と響きました。
  足はかけっこみたいに空気を蹴る
  腕は広げて 体を安定させる
  耳のそばで 風がかすかな音をたてる
  雲の中は ちょっとひんやりして気持ち良い
そして…海の上や 野菜畑の上を飛び超え 大空で宙返りをして 着地します。

飛ぶ夢を見たことがありますか。
この本を読んで 私は ずっと昔に自分が見た「飛ぶ夢」を思い出しました。
目が覚めて 夢だったとわかった後でも 
飛んだ感覚が体に残っているような朝でした。
最近では そんな夢を全く見なくなっていましたが
ちょっとひとっ飛びしてきた様な感覚を味わえました。
誰もが 一度は「大空を飛んでみたい!」と思うのではないでしょうか。
子供にとっても 満足感を味わえる作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 王様の生活を垣間見た☆  投稿日:2006/07/12
おふろじゃおふろじゃ
おふろじゃおふろじゃ 作: オードリー・ウッド
絵: ドン・ウッド
訳: 江國 香織

出版社: BL出版
宮廷での王様の生活は こういうものだ!
…とチビッ子達に 信じさせてしまうような勢いのある絵本だと思いました。
とってもナンセンスなお話なんだけど
絵は お話とは対照的に とっても写実的☆
この絵が ホントっぽく感じさせてしまうんでしょうねぇ(笑)

ほの暗い宮廷のお部屋の中で 繰り広げられる
お風呂大好き!な王様を お風呂から出すための色々な作戦。
騎士も お妃様も 公爵も…み〜んなお風呂に引きずり込まれて
びしょ濡れでお風呂場から出てきます。
お風呂の中で 何が起こっているのかは見てのお楽しみ♪
  王様の言うことは絶対なんだなぁ(笑)
最後は 宮廷に仕える少年が この王様をお風呂から飛び出させます。
これも 読んでみてのお楽しみ♪としておきますね。

絵を描くことが 大・大・だ〜い好きな 我が家の子供達は
一度読んだ後 ページを前へいったり後へいったりして
絵のすばらしさに魅了されているようでした。
もちろん ナンセンスなストーリーも かなり気に入ったようです。

私は…読み終わった後 何だかお芝居を一本観たような気分になりました。
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自信を持っておすすめしたい 大切なものとお別れするとき。  投稿日:2006/07/11
ちいさなこぐまのちいさなボート
ちいさなこぐまのちいさなボート 作: イヴ・バンディング
絵: ナンシー・カーペンター
訳: ちばしげき

出版社: 主婦の友社
大好きな 大好きな ちいさなボート。
毎日 毎日を 共に過ごした ちいさなボート。
ちいさなこぐまは 大きなこぐまになって ボートに乗れなくなりました。

子供時代に とっても大切にしていたもの☆
誰でも思い当たるものがありませんか。
我が娘の場合は 私の作ったワンピースでした。
ファスナーがやっと上げられる 
キツキツのつんつるてんになるまで着てくれました。
どうやっても 着られないとわかった時は とってもがっかり。
こういう物を手放すタイミングって 難しいですよね。

大きなこぐまは 自分の代わりに ちいさなボートと楽しい時を過ごしてくれる
「ちいさなこぐま」を探すことにします。
そして やっと見つけた「ちいさなこぐま」に
 (大きなこぐまになった時には 
  ちいさなこぐまを探してこのボートをプレゼントする)
という約束をして ボートをあげてしまうのです。
ちいさなボートも 青い湖を泳ぎ回りたいと思っているはずだから…と。
大きなこぐまは ちいさなこぐまが 夏の間中 ボートで楽しそうに遊ぶのを 
良い気分で ずっと見ていました。

娘のワンピースは 5〜6年たんすのこやしになっています。
もう少し早く この絵本に出会えていたら
従妹に おさがりとしてまわせたなぁ…と思いました。

大きなこぐまは ちいさなこぐまが ボート遊びをするのを見て
自分の成長を感じたのではないでしょうか。
ちいさなこぐまを とっても可愛い!とも思ったことでしょう。
そして 自分の大切な『ちいさなボート』が 大切に受け継がれていることを
何よりも うれしく感じたのではないでしょうか。

今からでも 遅くないかな。
娘のワンピースを 大切に着てくれる ちいさな女の子を探してみます。

(2歳〜楽しめます)と書いてあるように
言葉も 理解しやすく 挿絵も かわいらしい・優しい感じの色使いです。
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自信を持っておすすめしたい 楽しく 美味しく♪  投稿日:2006/07/07
ピーマン にんじん たまねぎ トマト!
ピーマン にんじん たまねぎ トマト! 作: 平田 昌広
絵: 平田 景

出版社: 文化出版局
誰だって どうしても食べられないものってありますよね。
主人公の ゆうちゃんのそれは…『トマト』なんですって。
ピーマン 人参 玉葱は 嫌いだけど 頑張れば食べられる野菜。
でも…絶対ダメなのが『トマト』
そこで お父さんが一肌脱いで 克服料理を作ってくれます。
二人でお買い物へ行って …さぁ お料理スタート!
心配そうに見守るゆうちゃんの横で 手際よくお料理は進むのですが…
このお父さん お買い物に行った時から ず〜っとヘンテコなリズムで
歌をうたっています(笑)
  ふふん ふんふん やさいだふん…という微妙なリズムの歌。
(でも 私 結構好きです。こういうリズム。)
何が 出来上がったかというと…それは『トマトスープ!』なのですが
ゆうちゃんは とっても美味しく食べていました☆

私も 小さい頃 嫌いで食べられない物がたくさんありました。
でも 周りにいた人達の優しい!?心遣いで 
今では結構克服できていたりします。
それどころか 「大好き」の域に到達したものも♪
(ちなみにそれは ひじき ピーマン 椎茸 ラッキョウ)
どうしても食べられない物も 未だにありますが
大人になってしまうと 無理に食べなくても良い立場になってしまって
食卓にも出さない始末。
だから 我が家の子供達も 
それ(鰻とウニです。)がキライだったりします。
こんな 楽しくて美味しい克服方法があったら 是非教えて欲しいです☆
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自信を持っておすすめしたい 幸せのおすそ分け…をするはずだったのに。  投稿日:2006/07/06
きょうはなんてうんがいいんだろう
きょうはなんてうんがいいんだろう 作・絵: 宮西 達也
出版社: 鈴木出版
おひるねもりで 一人では食べきれないほどのコブタを見つけたウル。
お友達みんなに教えてあげようと 家を訪ねまわります。
行く先々の家で おひるねもりの収穫で作られた手料理をご馳走になり
結局 手土産をたくさんもらって 自分の家に…。
「きょうは なんてうんがいいんだろう!」
一日に何度も感じたこの気持ち☆
みんなにもらった ご馳走で 晩御飯を食べていて
やっとコブタのことを思い出します。
(この時の ウルの表情は最高!)
裏表紙には コブタ達が帰った後の 夜のおひるね森に
駆け込んでくる ウルの姿が(笑)

読み聞かせにピッタリの絵本だと感じました。
コブタの話をせずに お友達の家から帰るウルに 
きっと子供達は 「また 忘れてる〜♪」と
声をあげてくれるんじゃないかな。

みんなが 最後までハッピー!
私も ハッピーな気持ちになりました。
(食べられなくて良かったね。コブタさん。)

それから…ここに登場したおおかみ君達の結構な料理の腕前。
『食育』が話題になっている今日この頃。
ここにもちょっとだけ注目している私が居ました(笑)
見習いたいわ〜。
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自信を持っておすすめしたい 自分の心とのお付き合い。  投稿日:2006/07/05
でっかいでっかいモヤモヤ袋
でっかいでっかいモヤモヤ袋 作: ヴァージニア・アイアンサイド
絵: フランク・ロジャース
訳: 左近リベカ

出版社: そうえん社
恵まれた環境に暮らしているジェニー。
でも 何だか心の中にモヤモヤが膨らんできて…。
ある朝 目が覚めたら 部屋の中に『でっかいでっかいモヤモヤ袋』がありました。

ここからの書き方が 「ウン、ウン。そうそう!」と
とっても共感してしまいます。
突然現れた 『でっかいでっかいモヤモヤ袋』は
ジェニーが どこへ行っても 何をしていても ひっついて離れません。
自分から引き離そうとしても すぐ戻って来てしまうんです。
この袋のせいで ジェニーは 夜も眠れません。
元気が出ない時って こんな感じになりますよね☆

道路に座り込んでいるところで となりのおばあちゃんに声を掛けてもらい
モヤモヤ袋を退治してもらいます。
(どうやって やっつけるかは 敢えて書かないでおきますね☆)
こうして すっきりしたジェニーは また元気を取り戻します。

読み終えた息子は「この絵本を 学校へ持って行って みんなに見せたい。」
と 言い出しました。
心に響くものがあったのでしょうね。

大人になっても なかなか難しい モヤモヤとのお付き合い。
この絵本は そんな 誰もが避けて通れない
「自分の心との付き合い方」を 
子供でも理解できるお話にして とっても上手く教えてくれました。
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自信を持っておすすめしたい お互いが大切な存在。  投稿日:2006/07/04
どうしてそらはあおいの?
どうしてそらはあおいの? 作: サリー・グリンドリー
絵: スーザン・バーレイ
訳: 角野 栄子

出版社: ほるぷ出版
タイトルを見て「かがく絵本かな?」と思ったけど
おじいさんロバと おチビちゃんウサギの友情物語でした。

のんびりと暮らす 物知りの年寄りロバと
ちっともじっとしていられない 知りたがりのチビウサギ。
まったく対照的な二人だけど
お互いに 相手から得るものは大きいようです。

ロバは ウサギのお陰で 
風を切って走る気持ち良さを味わったり
草むらの昆虫の様子に新しい発見をしたり
大きな声で笑い転げたりして
長い間 忘れていた気持ちを思い出します。

ウサギにとってロバは
「どうして?」の気持ちを 満たしてくれたり
困った時には 手助けしてくれる
とっても頼りになる存在のようです。

私も 子供と生活する中で
このロバと同じような経験をしています。
きっと おばあちゃんになって 孫と過ごす時間の中でも
同じ経験をするのでしょうね。
そして 子供や孫にとって(孫は まだまだ先だけど…☆)
物知りで 頼りになる 良き相談相手でありたいなぁ…と思いました。

それから…
このお話の中には たくさんの「どうして?」が出てきます。
読み聞かせをされる時は 是非下読み・下調べをしてから☆をお薦めします(笑)
お子さんと 一緒に調べるのも良いと思いますが…
(我が家の場合は いきなり読んでしまったので 一緒に調べました。)
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 大切なものを知る。  投稿日:2006/07/03
くいしんぼうのあおむしくん
くいしんぼうのあおむしくん 作: 槙 ひろし
絵: 前川 欣三

出版社: 福音館書店
まさおの帽子をかじっていた空色のあおむし。
まさおは 家に連れ帰り 飼うことにしましたが…

この『あおむし』ただものではありませんでした。
何でも食べちゃう食いしん坊。
本当に 「何でも」 食べちゃいました。
まさおのお父さんも お母さんも
町も 山も 海も…もちろんそこに暮らす人達も。
地球上には 何にも無くなってしまったのです。
残ったのは 食べて食べて 食べまくった挙句 
巨大化したあおむしくんと まさおだけ…
結局 まさおも あおむしくんに食べられてしまいましたが…
気がつくとそこは 元通りの まさおが住む町。
空は あおむしくんの色そのものでした。

この時 まさおは何を思ったのでしょう。
きっと ホッとしたに違いないですよね☆

あたり前だと感じて暮らしている日常の生活や 
緑豊かな環境。
失われてみて 初めて 
そのありがたさや すばらしさを 思い知るのかもしれません。
だからこそ 自分自身はもちろん家族も 
そして 皆が暮らす町
…地球を大切にしなくてはならないのですね。

たくさん たくさん考えてやっとたどり着いた感想です。

我が家の子供達は ラストシーンに「あれっ!?」といった感じで 
「まさおの夢だったのかな。」とか「あおむしは 地球?宇宙?」
なあんて言い合ってました。
感じるものは それぞれ違って良いのですが
もう少し 子供達の心にストレートに響くものであったら良かったな…
という想いから☆4つになりました。
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自信を持っておすすめしたい 欲しいのは…『だっこ!』 だよね。  投稿日:2006/06/30
だっこして いいこ いいこ
だっこして いいこ いいこ 作: フィリス・ルート
絵: ジル・バートン
訳: まつかわ まゆみ

出版社: 評論社
表紙の見返しには 穏やかな牧場と一軒の家。
ここで暮らす9人家族のお話。

くたくたのママをお休みさせてあげるため
おばあちゃんとおじいちゃん おばちゃんとおじちゃん
おねえちゃんとおにいちゃんが 代わりに赤ちゃんのお世話をします。
ところが…
泣き止まない赤ちゃんに てんてこまいの6人。
それぞれが 『赤ちゃんの欲しいもの』を探して持ってきてくれますが…
ダイナミックというか 本物志向というか
とにかく 持って来るものがすごいんです!
(え〜!こんなものまで!)という感じです。
結局最後は お兄ちゃんの だっこと子守唄で夢の中へ☆

おにいちゃんが 赤ちゃんをだっこする2ページが
とっても好きです。
赤ちゃんのぬくもりや匂いまでも 想い出しそうな素敵な絵です。
全身をおにいちゃんに預けて抱きついている赤ちゃんが 
本当に愛おしくなります。

それにしても
みんなで集めてきた『赤ちゃんの欲しいもの』で お部屋はすごい事に…
これは 誰が片付けるのかしら。
きっと みんなでするのでしょうね☆

こんな素敵な家族に囲まれて暮らす ママも赤ちゃんも
とっても幸せ者。
核家族で暮らしている私には ちょっとうらやましくもあるお話でした。

子供も大人も 優しい気持ちになれる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい ママもあなたの事…だぁ〜い好き!!  投稿日:2006/06/28
ぼく おかあさんのこと…
ぼく おかあさんのこと… 作: 酒井 駒子
出版社: 文溪堂
色んな場所で出会っていたけど
淋しげな色使いの表紙と
「ぼく おかあさんのこと…」
…に続く言葉が怖くて 読むことが出来なかった本です。
このサイトの感想を読んで
すごく思い違いをしているらしいことに気付き
早速図書館で借りてきました。

「ぼく おかあさんのこと…」に続く言葉は…「キライ。」でした。
(ほらっ!やっぱり…)
でも きらいな理由が分かった時は とっても幸せな気分になりました☆彡
我が息子にも合ったんです。
こんなセリフを言ってくれた頃が…
「ママはどうして 僕のお嫁さんになれないの〜!」って
涙していたのを 想い出しました。
「そりゃあ ママもあなたの事が大好きだけど…パパと結婚しているし
それに あなたが大人に成る頃は すっごいおばさんよ〜!」
…と言いなだめたりしていました。
私の宝物の想い出です。

この絵本を開く度に
この『宝物』と出会えると感じました。

絵本を開くきっかけを作って下さった 
メンバーの皆様に感謝です。
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