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ひだまり☆はは

ママ・40代・京都府、男の子24歳 女の子20歳

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ひだまり☆ははさんの声

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自信を持っておすすめしたい 憎めない不気味さにハマるかも!?  投稿日:2012/11/25
ようかいガマとの ゲッコウの怪談
ようかいガマとの ゲッコウの怪談 作: よしながこうたく
出版社: あかね書房
前回のお話で住むところがなくなり、どこに行ったのか気になっていた『ガマとの』が再登場するお話です。

学校の理科室でベッコウアメを作る実験をしていたスミレ、タカシ、ダイゾウの三人。
突然理科室が真っ暗になって、様々な妖怪やおばけ達が三人を襲ってきます。
「おまえたち、ゲッコウを返すのだ」
「ガマとのさまを怒らせたな」
妖怪達に追いかけながら学校中を逃げ回る三人の前に、ガマとのが現われて…?

子供って怖いくせに怖いものが好きですよね。まさに、『怖いもの見たさ』というところでしょうか。
よしながこうたくさんの描く妖怪達も最初はすごく怖いのですが、読み進めていくうちになんだか憎めないキャラのように思えてくるのが不思議です。

今回判明したのは、ガマとのって結構偉かったんだなぁということ。
フラフラしてるだけじゃなくて、ちゃんと大役もになっていたんですね。

宴会のシーン、酔っぱらってお酒を飲むガマとのの隣にちょこんと座り、牛乳を飲んでいる女の子が気になりました。
裏表紙の妖怪図鑑を調べてみると、『玉姫』と書いてあります。
ガマとのの娘でしょうか?
今度は玉姫が活躍するお話も読んでみたいなぁと、ひそかに期待している私達親子です。
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なかなかよいと思う 頑張ることの大切さを読み取ってほしい  投稿日:2012/11/25
ゆきのひのゆうびんやさん
ゆきのひのゆうびんやさん 作: 小出 淡
絵: 小出 保子

出版社: 福音館書店
いつも仲良しの三匹のねずみ。
雪の中、うさぎの郵便屋さんがくしゃみをしながら小包みを届けてくれました。
中に入っていたのは、山向こうに住むおばあちゃんからのえりまき。
風邪をひいてしまった郵便うさぎさんの代わりに、三匹のねずみは配達に出かけますが…?

郵便うさぎさんの代わりに頑張るねずみ達が愛らしかったです。
雪がひどくなっても、三人を元気づけてくれるのはおばあちゃんのあたたかなえりまき。
道中ではちょっとしたハプニングもありましたが、立派に仕事をやりとげます。
絵本を読む子供達も三匹の頑張りを見て、結果が完璧じゃなくても一生懸命頑張ることの大切さを読みとってくれるのではないでしょうか。

小さなお子さんにおすすめです。
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自信を持っておすすめしたい みんなちがって、みんないい  投稿日:2012/11/18
ココロ屋
ココロ屋 作: 梨屋 アリエ
絵: 菅野 由貴子

出版社: 文研出版
友達とケンカして、また先生に怒られてしまったぼく。
いつもそう。急に腹が立ったり、イライラしたり、友達と衝突して先生に叱られてしまう。
自分が悪かったってことはわかっているのに――。
「しっかり反省して、ココロを入れかえなさい!」
先生にそう注意され教室を飛び出したぼくの前に、不思議なドアが現れます。
それは、『ココロ屋』へと続く扉。
カウンターの向こうの主人、ウツロイ博士がにっこり笑いました。
「さて、どのココロと取りかえましょうか」

ココロを取り替えるという発想が面白い!
子供ならみんな、自分が悪いとわかっていても自分をうまくコントロールできないもの。
それが大人と違うところでもあり、子供らしいところ。当たり前ですよね。
そんな子供の心情がうまく表現されているお話だなぁと思いました。

『ぼく』はいろんなココロと自分のココロを取り替えますが、なかなか自分にぴったり合うものが見つかりません。
本を読んでいて、金子みすずさんの『わたしと小鳥とすずと』という詩の一部を思い出しました。
「みんなちがって、みんないい」
自分自身を認めてあげること、とっても大切なことですよね。

我が家の兄妹にも「面白かった」と好評な幼年童話でした。
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自信を持っておすすめしたい クジラの恩返し  投稿日:2012/11/18
ふうせんクジラ ボンはヒーロー
ふうせんクジラ ボンはヒーロー 作・絵: わたなべ ゆういち
出版社: 佼成出版社
クジラの子ボンは、氷の浮かぶ冷たい海をお散歩中。
大きな氷山の周りでペンギン達と遊んでいると、遊覧船と出会いました。
船長さんとボンは仲良し。
遊覧船を見送った後、氷山が割れ始めて――?
大変だ!遊覧船の人達を助けなくちゃ!!

前作の騒動で町の人達と仲良しになった『ふうせんクジラ』のボンが、今度はみんなのために活躍するお話でした。
遊覧船を助ける方法がダイナミックです。
鮮やかな色づかいと迫力のある絵にひきつけられます。
港に戻ってきた時に出迎える人々の表情が細かく描かれていて、素晴らしかったです。

前回の恩返しができたボン。
町の人達ともっと仲良くなることができましたね。
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自信を持っておすすめしたい 自然と動物達の描写に感動!  投稿日:2012/11/15
ひとつぶのもりのたね
ひとつぶのもりのたね 作: 千世 繭子
絵: 高野 紀子
監修: 富田 京一

出版社: フレーベル館
自然と動物達の描写が素晴らしく、読んでみて感動した絵本です。
動物一匹一匹の毛並みがすごく細かくて、まるで生きているよう!
つぶらな瞳のリスくんが、ドングリのため懸命に頑張るお話です。

『うたうたいのおばあさん』と呼ばれるドングリの古木の声に導かれ森にやってきたリスは、その木にまつわる生い立ちを聞きます。
おばあさんには、てっぺんにだけ一番星のように一粒のドングリが実っていました。
しかし翌日森に大嵐がやってきて、おばあさんの木は根元から折れてしまいます。
呼びかけても返事がない木の周りで、リスはあのドングリを探し始めて…?

当たり前すぎていつもは見過ごしているけれど、森はすべて一粒の木の実からできているんだなぁと改めて考えさせられました。
その木を守り、共存しているのが森の動物達。
ずっと昔から、そしてこれからも続いていく命のリレーを感じさせてくれる一冊でした。

千世さんの作品を読むのは今回が初めてでしたが、他の『みのりのえほんシリーズ』も読んでみたいなと思います。
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自信を持っておすすめしたい すべてのものにあふれる命  投稿日:2012/11/12
とくんとくん
とくんとくん 文: 片山 令子
絵: 片山 健

出版社: 福音館書店
公園の池の真ん中の島に、古い小さな水族館がありました。
そこはもうすぐ取り壊されることになっていて、魚も全部どこかへ運び出されていきました。
いつものように水筒とお菓子を持って遊びに来たかなこは、からっぽになった水族館の中で一人の男の子と出会います。
「帰り方がわからなくなっちゃったんだ」
そう話す男の子『とくんとくん』を、かなこは一緒に家まで連れて行ってあげることにしました。
男の子の家があるという、ひすい湖まで。

かなこちゃんはいくつなんでしょう?
お話のそこかしこに、面倒見の良いお姉ちゃんぶりが描かれています。
正体不明の相手でもすんなり受け入れてしまえる、子供の素直さが伝わってきました。

ひすい湖に向かう途中、とくんとくんはいろいろなものを見ては「とくんとくんって、いってる。いきている○○」と言います。
電車も、花も、木も――。
道中も大量の水を必要とするとくんとくんの正体を知って、その意味がなんとなくわかったような気がしました。
とくんとくん自身が命そのものだったんですね。

かなこちゃんと、とくんとくん。
二人の友情がこれからも続いていけばいいなと思える終わり方でした。
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自信を持っておすすめしたい エプロンが結びつけた、森の仲間たち  投稿日:2012/11/12
もりのおやくそく
もりのおやくそく 作・絵: 原 京子
出版社: ポプラ社
娘には少し幼すぎる内容かな?と最初は思いましたが、いえいえ、かわいい動物達がたくさん登場するので気に入ってくれたようです。

町から紅葉の美しい森に引っ越してきたおばあさん。
荷物を片付け終わると、花模様の布で大きなポケットのついたエプロンを作りました。
エプロンのポケットはとても便利。
散歩に出かけた先でも、木の実や果実がたくさん入ります。
それを見たりすさんは、「たくさん集められていいな」とうらやましそう。
そこでおばあさんはとてもいいことを思いついて…?

ポケットのついたエプロンを通して、おばあさんが森の動物達と仲良くなっていく様子が楽しく描かれていました。
とにかくおばあさんと動物達がかわいい!
そして、秋の森の描写が素晴らしいです。
思わず自分もこんな森へ出かけてみたくなること間違いなし♪

森の場面のあちらこちらに、動物達が見え隠れしているのを探すのも楽しいかもしれませんね。
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自信を持っておすすめしたい 正体不明の男の子  投稿日:2012/11/12
ぴーかーぶー!
ぴーかーぶー! 作: 新井 洋行
絵: 小林 ゆき子

出版社: くもん出版
おばけたちの住む『ぴーかーぶー村』。
あまりの恐ろしさに、村にはもう500年も人っ子一人やってきません。
そんなある日、一人の男の子が村はずれの古い空き家に住み着きました。
食べ物を買いに出かけた男の子をおどかしてやろうと、物陰からおばけ達が狙いますが…?

鮮やかな色づかいと雰囲気たっぷりの絵が、お話を盛り上げてくれます。
ページをめくった瞬間飛び掛かるおばけ達の絵は、迫力満点!
でも、あれあれ?どんなおばけが出てきても、男の子は涼しい顔でご挨拶。
なるほどね〜!その理由を知って納得でした。

どこか愛嬌があって、ユニークなおばけ達にも注目してください。
小さいお子さんは、ページをめくって驚いてしまうかもしれませんが心配ご無用。
最後の楽しそうな場面を見れば、安心して笑ってくれると思いますよ。
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自信を持っておすすめしたい 豆つぶならではのお楽しみ  投稿日:2012/11/11
じっちょりんとおつきさま
じっちょりんとおつきさま 作: かとう あじゅ
出版社: 文溪堂
前作も絵が細部まで細やかに描かれていて楽しかったですが、期待を裏切らず、今回もとってもかわいいお話でした。

毎日花の種を植えて回るじっちょりん家族。
ある秋の朝、パパじっちょりんがこんなことを言いました。
「今夜はお月見だよ。ごはんを食べたら、お楽しみの実を作ろう」
葉っぱや木の実を使って作ったかごの中に、ごちそうやおもちゃや種をつめたものがお楽しみの実です。
子供達も大喜びで準備を始めました。
その日の夜――虫の歌に誘われて、素敵なお月見の始まりです。

豆つぶほど小さな体をしているじっちょりん家族。
公園に向かう道中だけでも大冒険!
じっちょりん達にとってはマンホールのふたのギザギザさえ通り抜けるのは大変で、娘は「迷路みたい!」と声を上げていました。

今まで『じっちょりん』というのが生き物としての種別なのかと思っていましたが、違ったんですね〜。
個人のお名前だったとは…目からウロコでした。

楽しいことが盛りだくさんの素敵なお月見。
体が小さくて大変なことも多いけど、私達とは一味違う楽しみがあるんですね。
ちょっぴりうらやましくなってしまいました。
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自信を持っておすすめしたい 最高のクリスマスプレゼント  投稿日:2012/11/10
ふくびき
ふくびき 作: くすのき しげのり
絵: 狩野 富貴子

出版社: 小学館
以前から寒くなったら読もうと決めていた絵本でしたが、いざ読んでみると感動して泣きそうになってしまいました。

お姉ちゃんと幼い弟のきょうだいが、お母さんのためにクリスマスプレゼントを買おうと商店街へ出かけました。
でも二人の持っているお金では、プレゼントなんてとても買えません。
そこでお姉ちゃんが思い出したのは、福引の券。
「これならお母さんに、三等のバッグを当ててあげられる!」
喜んで列に並んだのも束の間、持っていたのは補助券で、福引をするためにはあと9枚必要だと知ってがっかりします。
とぼとぼ帰りかけたきょうだいは、その帰り道で赤い福引券が落ちているのを見つけて…?

「いつも自分のことは後回しなお母さんのために、プレゼントを買ってあげよう」
その気持ちだけでも、同じ母親の立場としてはうるっときてしまいますよね。

でもこの絵本の素晴らしいところは、福引券を拾って欲しかった物が当たったというラッキーだけでは終わらないところです。
喉から手が出るほど欲しかった、お母さんへのプレゼント。
でもお姉ちゃんは、正直に告白することを選ぶのです。
そのけがれのないきれいな心が――嘘をつくことは絶対にいけないことだと理解してまっすぐに成長してくれている我が子こそが、お母さんにとっては何よりのプレゼントだったんだろうなと胸が熱くなりました。

どんどん寒くなってくる今の季節に、心がほっこり温かくなるお話はいかがでしょうか。
同じ子供を持つ親として、共感できること間違いなしですよ。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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