新刊
いろいろたべもの

いろいろたべもの(偕成社)

シルエットから食べものをあててね!『おせち』が大好評の作者の最新刊!

  • かわいい
  • ためしよみ

TOP500

ジュンイチ

パパ・60代・東京都

  • Line

ジュンイチさんの声

1648件中 121 〜 130件目最初のページ 前の10件 11 12 13 14 15 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 仕掛けが面白い  投稿日:2011/12/11
モーっていったのだあれ?
モーっていったのだあれ? 作: ハリエット・ツィーフェルト
絵: シムズ・ターバック
訳: はるみ こうへい

出版社: 童話館出版
1996年の作品。
HarperCollins Children’s Booksとあったので、イギリスの作品なのでしょう。(ハーパーコリンズ社の児童書部門)
原題は、Who Said Moo?

物語は、あかいおんどりが朝、コケコッコー!と鳴いているシーンで始まります。
すると、その日は、だれかがこたえたのです。
「モー」って。
それから、おんどりの「モー」ってこたえた動物探しが始まります。
ブタ、犬、ロバ、猫、羊、そして最後が牛となるのですが、仕掛け絵本になっているので、かなり楽しめるはずです。

それにしても、この原色の色合いは、日本の絵本では見かけない位、強烈なもの。
絵のテイストも、かなり違う感じがします。
それと、ロバの鳴き声。
聞かれると答えに窮するのですが、「ヒー ホー!」って鳴くのですかね?

この手の作品は数多いのですが、そのシンプルさと仕掛けの面白さから、イチオシの作品です。
おんどりの驚く様は、一見の価値ある動きだと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい シンプルだけどインパクト抜群  投稿日:2011/12/11
いたいよいたいよ
いたいよいたいよ 作・絵: まつおか たつひで
出版社: ポプラ社
松岡達英さんの2009年の作品。
松岡さんといえば、科学絵本の第一人者として知られていますが、「ぴょーん」に描かれた動物の跳躍の姿が印象に残っています。

物語はいたってシンプルで、動物や虫の子どもが石にぶつかって泣き出すシーンから始まります。
登場するのは、カエル、ダンゴムシ、犬、豚、猫、女の子。
特に良いのが、子どもの大好きなダンゴムシ。
ダンゴムシが泣き出すという発想が◎。
有り得ないのですが、ダングムシが好きな子どもは多いので、たまらないシーンだと思います。

最後は、皆のママが登場して
魔法の言葉「いたいの いたいの とんでけーっ」を投げかけるのですが、最高の治療法なのでしょう。

シンプルなだけに、インパクトの強い作品に仕上がっています。
ストーリー、絵とも良いし、リズム感も充分。
さらに、ママ達が子どもを抱きしめるシーンは、共感せずにいられないはずで、超オススメの作品です。
2歳からとなっていますが、分かり易い作品なのでファーストブックの次位のイメージでOKだと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う クレヨンのキャラが魅力的  投稿日:2011/12/10
ゆかいなクレヨンぐみ
ゆかいなクレヨンぐみ 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: ひさかたチャイルド
作/真木文絵、絵/石倉ヒロユキご夫妻による「ママと赤ちゃんのたべもの絵本」シリ−ズの一冊。
お二人の作品では、何と言っても「ポットくん」シリーズが、我家で大人気です。

多摩美率の石倉ヒロユキさんは、当初絵本作家になる気は、さらさらなかったようです。
真木さんには、いつか絵本を描きたいという思いがあって、1997年イギリス移住の際に持っていった仕事が、「ポットくんのおしり」とのこと。
この作品が、お二人の大きな機転となったのですから、不思議なものです。

クレヨンが主人公の作品ですが、やはり、なかやみわさんの「くれよんのくろくん」シリーズが思い浮かびます。
今回の作品も、黒色がメインなのですが、これは仕方のないところでしょう。
物語は、くろすけが居なくなるシーンから始まります。
他の7色のクレヨンが探索に繰り出すのですが、所々に仕掛けもあり、展開自体も楽しめる作品です。
くろくんが描いたらしき絵を辿りながら、みんなで色を塗って進むのですが、だんだんとみんな短くなるのが実に良い感じ。
クレヨンって、好きな色が短くなるというのが分かる、素敵な文具だと再認識させられました。

なかやさんのキャラとは違う、石倉さんならではのキャラの色付けが魅力的。
個性溢れるキャラなので、きっとお子さんの心を鷲掴みするに違いありません。
安心して読み聞かせできる作品としてオススメです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う リズム感が良い作品  投稿日:2011/12/10
あっ!
あっ! 作: 中川 ひろたか
絵: 柳原 良平

出版社: 金の星社
金の星社の「はじめての絵本たいむ」シリーズの第8弾。
文の中川ひろたかさんは、平田利之さんとのコンビで、「つみき」「ことり」「たまご」「ひよこ」と4冊を発刊していて、この作品は5作品目。
絵の柳原 良平さんは、サントリー宣伝部時代の大ヒット「アンクルトリス」が懐かしい限りです。

物語はとってもシンプルで、「あっ」という言葉と小さな車が登場するシーンで始まります。
それが次のページで車が大きくなって、3ページ目で、僕が乗っているという展開です。
それが、車、電車、船、飛行機と続くのですが、そのリズム感がとても心地よいもの。
きっと、赤ちゃんも、この繰り返しの展開に、惹きつけられることでしょう。
乗物好きならずとも、ファーストブックとしてオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 現代版のシンデレラストーリー  投稿日:2011/11/23
王国のない王女のおはなし
王国のない王女のおはなし 作: アーシュラ・ジョーンズ
絵: サラ・ギブ
訳: 石井 睦美

出版社: BL出版
2009年のイギリスの作品。
その表紙の美しさに惹かれて読みました。

物語は、
「そのむかし、王国のない王女がいました。
プリティというなまえの子馬と、子馬のひく荷台、それだけが王女のもちものでした」
という書き出しで始まります。
国がない王女って?という疑問以前に、住所不定って言うことじゃないの?と思ってしまったのですが、そんな野暮なことを考えてしまうと、このストーリーにはついていけません。

王女は、荷物を運ぶことで日銭を稼いでいるのです。
そして、荷を運びながら王国を探し続けているのですが、なかなか見つかりません。
お城のお茶会に招かれれば、出されるのは全て二番目のもの。
王国のない王女の扱いとは、そんなものなのです。
さらに、6人いたお姫様はお古のドレスを王女にあげるのですが、王女は喜んで貰い受け、それを金銭に換えるのです。
その時、道化師から貰った赤いタイツだけは売らずに自分のものにしたのですが、それが後の伏線になっています。
ある日、王女は、お城でのパーティに行くと、各国の王子から求愛されるのですが、食べ物を粗末にする姿に嫌気がさしてしまいます。
お城をこっそり抜け出して、国境で出会ったのがお城にいた道化師。
なんと、王女は、道化師にいきなり求婚するのです。

突拍子もない展開なのですが、最後に二人のいるところが王国なのだという結末が、何とも居えず素晴らしいものだと思いました。
物質的な豊かさでなく、先日来日したプータン王国のような心の豊かさの尊さを諭してくれるような作品です。

最初は、サラ・ギブのまるで影絵のような美しい絵に目を奪われたのですが、どうして、物語の構成も実にしっかりしたもの。
起承転結が明確で、読み続けられる古典となりそうな作品だと思います。
お金を得て幸せになるというありきたりのエンディングでないところが、現代版のシンデレラストーリーと言ったところでしょうか。

物語の奥深さ、絵の美しさとも1級品。
完成度の高い絵本としてオススメします。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 絵の奥深さが堪能できます  投稿日:2011/11/23
すずの兵隊さん
すずの兵隊さん 絵: フレッド・マルチェリーノ
訳: おぐらあゆみ
原作: ハンス・クリスチャン・アンデルセン

出版社: 評論社
「すずの兵隊」は、言わずと知れたアンデルセン童話。
1838年のクリスマスに発表されています。
その作品の再話に絵を描いたのは、フレッド・マルチェリーノ。
彼は、1991年の「ブーツをはいた猫」で、コールデコット賞を受賞しています。

物語は、
「むかし、25人のすずの兵隊さんがいました。
みんな兄弟でした。
おなじ古いスプーンから、つくられたのです」
という書き出しで始まります。
そして、ただ1人の兵隊さんには足が1本しかありませんでした。
最後に作られたので、すずが足りなくなったからなのですが、その発想が素敵です。
この兵隊さんは、紙でできたバレリーナの恋するのですが、後ろに足を上げているので同じ片足にしか見えないというのが、大きなポイントでしょう。
また、紙で出来ているというのが、大きな伏線となっています。

それにしても、この舞台となっている家は、大変なお屋敷です。
そこの住む人たちの豊かさと、飾られているだけの人形達の対比もまた、見事なものと言えると思います。

すずの兵隊さんは、小おにの企みによって、外の世界に放り出されてしまい、息もつかせぬ冒険が繰り広げられます。
その冒険活劇は、なかなかスリリングで、かなり惹きこまれてしまいました。
そして、数奇な運命に導かれて元のお屋敷へと戻るのですが、これでハッピーエンドでないのが、アンデルセン童話たる由縁といったところでしょうか。
悲しく切ないエンディングは、読み手の心を打つに違いありません。

原作を良く覚えていないので、どの程度忠実な作品かは分からないのですが、ストーリー以上にフレッド・マンチェリーノの描く絵が、中心となっている作品です。
絵が物語るとは、まさにこのことであって、絵の中にさまざまなストーリーを見出すことができるでしょう。
何度見返しても、この絵の奥深さに感動せずにはいられない、そんな作品です。
クリスマスに読むに相応しい作品として、オススメです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 水の擬音が秀逸  投稿日:2011/11/23
みず ちゃぽん
みず ちゃぽん 作: 新井 洋行
出版社: 童心社
今、注目している新井 洋行さんの作品なので読んでみました。
新井さんの作品では「あけて・あけて絵本 れいぞうこ」「あけて・あけて絵本 おしいれ」が、とても気に入っています。

18.6cm×18.6cmの変形の絵本で、2011年6月14日に「ひ ぼうぼう」と一緒に発刊されています。
「ひ ぼうぼう」は、縦開きの珍しいものでしたが、この作品は横開きというオーソドックスなもの。

背景は白。
そこに、水色の水玉がいろんな表情をしながら落ちてきます。
地面に落ちると、水玉が壊れるのですが、そこにも表情があります。
滝のように降ってきたり、水道の蛇口の水のように流れ落ちてきたりと、水が様々な表情を見せながら落ちてくるというシンプルなストーリーになっています。

水に表情があるというのも良いのですが、何と言ってもその擬音が秀逸だと思います。
「ぽた ぽと ぽしゃ」
「ざあー!ざざざあー!」
「ちょろ ちょろー」
「じょぼぼぼー!」
「たぷん たぷん」
等などの、確かに水って、こんな擬音を発するかな?という展開が、赤ちゃんの心に響くこと間違いないと思います。

白、水色、黒という色しかないシンプルな絵ですが、その分、水のキャラクターが分かり易く、赤ちゃんも夢中になるはず。
お風呂などで現実の水の姿を見せて上げると、実に効果的だと思います。
ファーストブックにオススメします。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい おむすびのキャラが最高  投稿日:2011/11/23
ころころおむすび
ころころおむすび 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: 岩崎書店
作/真木文絵、絵/石倉ヒロユキご夫妻による「ママと赤ちゃんのたべもの絵本」シリ−ズの一冊。
お二人の作品では、何と言っても「ポットくん」シリーズが、我家で大人気です。

多摩美率の石倉ヒロユキさんは、当初絵本作家になる気は、さらさらなかったようです。
真木さんには、いつか絵本を描きたいという思いがあって、1997年イギリス移住の際に持っていった仕事が、「ポットくんのおしり」とのこと。
この作品が、お二人の大きな機転となったのですから、不思議なものです。

今回の作品は、おむすびが主人公。
ご飯が炊けて、おむすびを作るシーンが続きます。
ちびまるおむすび、まんまるおむすび、さんかくおむすびと登場し、ふりかけをまぶしたり、のりを巻いたりするのですが、このキャラは最高です。
間違いなく、子供の心を捉えて離さないはずでしょう。
いつもの石倉さんのキャラなのですが、いつも以上にその切れ味が鋭い気がしました。
絵とともに、文章も擬音が多くリズミカルなので、聞き易いもの。
対象年齢が、0歳〜3歳とありますが、その位の年齢の食育に役立つと思います。
「ママと赤ちゃんのたべもの絵本」シリーズは、どれもオススメです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ほのぼの感が良い  投稿日:2011/11/21
たまごやきくん
たまごやきくん 作: 村上 康成
出版社: 小学館
村上康成さんの「いただきまーす!」シリーズの一冊。
どうしても比較してしまうのが、とよたかずひこさんの「おいしいともだち」シリーズなのですが、もっとシンプルな構成になっています。

たまごを割って、お砂糖と塩をふりかけて、かき混ぜて、フライパンに落として、くるんくるんしたら出来上がりという、たまごやきの作り方のストーリーなのですが、そのリズム感がとても心地よいもの。
読み手も、実に気持ち良く読み聞かせ出来ることでしょう。

その出来上がったたまごやきくんのキャラは、イチオシ。
また、そのエンディングも、「いただきまーす」シリーズの他の面々が登場してピクニックに行くというものですから、たまらない展開に違いありません。

村上康成さんのほのぼの感を、存分に堪能できる作品として、オススメします。
文章が少ないので、2歳前後位から読み聞かせが出来る絵本で、食育にも役立つことでしょう。
シリーズの他の作品も、読んでみたくなりました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 影絵が文句なしに素晴らしい  投稿日:2011/11/12
絵本 マボロシの鳥
絵本 マボロシの鳥 作: 太田 光
影絵・文: 藤城 清治

出版社: 講談社
話題になった太田光さんの「まぼろしの鳥」の絵本版ということで読んでみました。
何と言っても、藤代清治さんの影絵が絶品です。
あとがきに
「40枚の絵を約3ヶ月でつくった。
下絵に1ヶ月、切り出して2ヶ月。
切り出してからは1日半で1枚の絵を完成させていった。
1枚完成のたびにバラの花を下絵につけていった。
選挙のようだと笑われたけれど、自分自身を鼓舞するためにやって、どうにか全40枚を完成することが出来た。
今年87歳になるが、若い頃でも、こんなに波に乗って制作出来たことはなかったような気がする」
その思いが、影絵を見れば誰でも分かる素晴らしいものであり、影絵を見るだけで価値ある作品と言えると思います。
しかも、藤代清治さんは、ケロヨンの生みの親とのこと。
ケロヨンとは『木馬座アワー』のコーナー『カエルのぼうけん』の主人公であるカエルの着ぐるみのこと。
記憶は微かなのですが、当時本当に夢中になったものです。
「ケ〜ロヨ〜ン!」「バハハーイ!」が口癖で、自動車に良く乗っているシーンがあった記憶があります。

物語自体は、2つの異なった世界が展開するのですが、世界はどこかで繋がっているということをテーマにしているようです。
15万部を超えるベストセラーの原作は読んでいませんが、一寸話の展開にはついていけない部分もありました。
物語としては、オススメ迄には至りませんが、影絵は、1度は見て欲しい作品です。
参考になりました。 0人

1648件中 121 〜 130件目最初のページ 前の10件 11 12 13 14 15 ... 次の10件 最後のページ

いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット