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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 独り立ちをためらう頃に読みたい絵本  投稿日:2011/03/16
くもをおいかけてごらん、ピープー
くもをおいかけてごらん、ピープー 作: ローレンス・ブルギニョン
絵: ヴァレリー・ダール
訳: 柳田邦男

出版社: 文溪堂
作者のローレンス・プルギニョンは、「だいじょうぶだよ、ゾウさん」や、「オルガの世界一周」で知られています。

今回の主人公のピープーは、カンガルーのあかちゃん。
おかあさんが、好きで好きで、いつまでもおかあさんのおかなのポケットから出ようとしないのです。
おかあさんは、言葉巧みにポケットから外の世界に踏み出させようとするのですが、上手くいきません。

でも、おかあさんは、焦らないのです。
急かすことなく、泰然としていて、暖かくピープーと対話を続けるのです。
我家を振り返ると、ママは、おんなじように接していたので、今更ながらに凄いなって思います。

さて、お話は、ふとしたことでピープーは、地面に立ち、おかあさんのポケットを卒業するのですが、子供に遅い早いは必ずあるもの。
他人との比較でなく、我が子にあった育て方をする大切さを諭してくれる、そんな絵本です。
独り立ちをためらう子供の背中を、押してくれる絵本でもあり、読み聞かせとともに、ママ向きとも言える絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい パパに読んで欲しい作品  投稿日:2011/03/16
きみがいま
作: アリスン・マギー
絵: ピーター・レイノルズ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 主婦の友社
ママが泣ける本の上位に位置する「ちいさなあなたへ」のアリスン・マギー&ピーター・レイノルズの黄金コンビの作品です。
2008年初版で、邦訳は2010年。

きみが いま むちゅうなのは・・・
きいろい カップ
おはようの うた
きらきら まぶしい あさの ひかり
にじいろに かがやく むしの はね
そして・・・
おおきな ダンボールばこ

こんなエピソードが何回も続きます。
ダンボールばこに、いつも落ち着くのですが、子どもって何故かこだわる物品があるもので、きみにとっては、ダンボールがそれに当たるのでしょう。

たくさんの むちゅう
たくさんの いま
きみは いま、まいにちに むちゅうなんだね

というフレーズで終わるのですが、この本って、パパが泣ける本の上位に位置すると言えるのではないでしょうか?

何かに毎日夢中になる子供を、果たして自分は暖かく見守っているのか?いたのか?自問自答すると、泣けて仕方ありません。
子供よりも、自分を優先している自分がいるのではないかと、思わず振り返ってしまいました。

子供と過ごせる時間は、本当に短いもの。
毎日に夢中な子供との時間を大切にすべきと諭してくれる、そんな絵本で、特にパパにオススメします。
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自信を持っておすすめしたい アンソニー・ブラウンの入門用絵本  投稿日:2011/03/15
こしぬけ ウィリー
こしぬけ ウィリー 作: アンソニー・ブラウン
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていたのが、アンソニー・ブラウンの作品です。
全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。

この作品は1984年の発刊で、邦訳は2000年です。
ウイリーは、ハエもころせない。
という始まりで、ウイリーが背中を丸めて歩いています。
その周りを、ハエが飛び回っているという構図ですが、自分に自信がないということを上手く表現しています。

そんな時、ウイリーは雑誌に頑強な体に成れるという広告を見つけて、直ぐお金を送るのです。
こういう広告って、日本の雑誌でも良く見かけます。
何処かまがい物のような感が強いのですが、万国共通なのでしょうか?

送られてきた本どおりに、ウイリーは実行するのですが、体操、ジョギングに始まって、エアロビクス、ボクシング、ボディービル、ウエイトリフティングまでやるのですから、これなら、誰だって逞しくなるに違いありません。

チンパンジーのはずが、どう見てもゴリラの姿になってしまうのですから、大笑いです。
ウエイトリフティングをしているページは、段々とウイリーが大きくなっていく姿を描いていて、子どもらは大喜びでした。
単純なだけに、受けるのでしょう。

自信に満ちたウイリーは、町にでます。
そこで、チンピラがミリーに襲いかかっているのですが、ウイリーを見るなり逃げ出してしまい、ミリーに英雄とさえ言われてしまうのです。

オチも、アンソニー・ブラウンらしいもので、最後まで笑わせてくれること間違いありません。
アンソニー・ブラウンを知る入門用の絵本として、是非オススメします。
きっと、親子ともどもはまるはず。
特に、絵本の読み聞かせを中々しないパパにオススメしたいです。
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なかなかよいと思う シンプルな絵が魅力的  投稿日:2011/03/13
のりもの いっぱい
のりもの いっぱい 作: 柳原 良平
出版社: こぐま社
サントリー宣伝部時代の大ヒット「アンクルトリス」が懐かしい柳原 良平さんのファーストブック向けの絵本です。

登場する乗物に、目だけがあるという非常にシンプルは絵です。
車、電車、船、飛行機という乗物を、端的に表現した絵は、非常に分かり易いもの。
目だけで、表情を表現しているのですが、ほんの一寸の違いで、別の表情になるから不思議です。
柳原良平さんの力量に脱帽せざるを得ないといったところです。
色合い自体もシンプルなのですが、乗物と背景の色に絶妙なバランスが取れているので、色感でも訴求してくる絵本です。

何度も読み聞かせをせがまれること必至の作品で、是非ファーストブックに加えて欲しい一冊としてオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 展開が楽しい奇想天外な作品  投稿日:2011/03/13
まだまだつづきがあるのです
まだまだつづきがあるのです 作・絵: カンタン・グレバン
訳: ふしみみさを

出版社: ほるぷ出版
カンタン・グレバンと言えば、「ウルフさんのやさい畑」「カプチーヌ」等でお気に入りの作家の1人です。
1977年、ベルギー・ブリュッセルレ生まれという若い絵本作家ですが、どの作品も高い水準です。

今回の舞台は、イスラム文化圏の何処か。
しかも、昔話のような雰囲気があり、時代も少し遡るような感じです。

物語は、オレンジが ひとつ、枝から落ちるシーンから始まります。
それが、大事件の発端になるのですが、それが次から次へと話は続いていくのです。
オレンジに止まっていた一羽の青い蝶が飛び立つ
⇒青い蝶が眠っていたネズミの鼻に止まる
⇒ネズミのくしゃみに商人を乗せたロバが驚いて暴走する
⇒ロバがラクダの群れに突っ込む
⇒ラクダの群れが市場に駆け込む

昔話にあるような連続性を持った話が続いて、それからは、逆にその犯人捜しが始まるというもの。
この奇想天外な話の展開に惹きこまれないはずがありません。
リズム感があって、ワクワクしながら、聞き入ることだと思います。

最後のオチも、こうきたかというもので、完成度の高いストーリーに仕上がっています。
絵の美しさは、いつもながらのもの。
それにしても、カンタン・グレバンの引き出しの多さには感銘します。
一作毎に、全く趣が異なる作品で、しかも外れることがありません。
新作が待ち遠しい作家の一人です。
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なかなかよいと思う 一発芸的な楽しい絵本  投稿日:2011/03/13
みんなおおあくび
みんなおおあくび 作・絵: 薮内 正幸
出版社: 福音館書店
「ガンバの冒険」シリーズが有名な薮内正幸さんの絵による作品です。
薮内さんは、動物画の第一人者としても知られています。

あさが きた
ふわあ
ねこが おおあくび
と、ねこがおおあくびしているシーンから始まります。

次から次へと、動物のあくびのシーンのオンパレード。
一瞬の出来事で、なかなか見ることの出来ないシーンを、薮内さんが精緻な絵で再現しているというのは、価値あることだと思います。
笑ってしまったのは、馬のおおあくび。
こんな表情をするのかと思うと、思わずにんまりしてしまいます。
おおありくいは、確かにこうなのだと思いますが、実物を子どもに見せないと、理解して貰えないかも知れません。

最後には、赤ちゃんのシーンもあり、一発芸的な楽しさのある絵本だと思います。
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あまりおすすめしない 綺麗な絵  投稿日:2011/03/13
ポーリーおはなのたねをまく
ポーリーおはなのたねをまく 作: シルヴィー・オーザリー-ルートン
出版社: PHP研究所
ベルギーの2008年発刊の作品。
表紙の絵が素敵だったので、読んでみました。

主人公は、ねずみの女の子ポーリー。
旅行にでかけるおじいちゃんに、お花の種まきを頼まれるシーンから話は始まります。
おじいちゃんが残したノートを見ながら、種をまき世話をします。、
友だちのカエルのポールと、小鳥のリラも手伝ってくれ、みんな、育てる行為に夢中です。
みんなでふくらんでいくつぼみを楽しみに見ていたのですが、ある日、つぼみや葉っぱがなくなるという事件が発生するのです。
犯人捜しが始まるのですが、その犯人を見つけた時の3匹の目が怖く、イバラで柵を作って犯人を閉じ込めてしまうのです。

最後は、その犯人とも仲良くなるものの、話の展開として後味の悪さが気になりました。
また、花が咲くのですが、その花を切ってみんなが日傘にしているシーンで終わるのですが、これってあり?と思ってしまいました。
何で花を全部切ってしまうのか?その感覚に馴染めません。

絵自体は、登場人物以外の生物達も細かく描写されていて、見るだけでも楽しい作品となっています。
ただ、ストーリーは、花を育てることのワクワク感は感じ取れるのものの、全体を通じて冗長であり、特に、転に当たる部分が納得できないので、あまり高い評価はできませんでした。
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ふつうだと思う 植物の死と対峙する珍しい作品  投稿日:2011/03/13
テスの木
テスの木 作: ジェス・M・ブロウヤー
絵: ピーター・レイノルズ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 主婦の友社
主人公のテスは6歳の女の子。
そのテスが大切にしていたのが、175歳のテスの木です。
枝にブランコをつるし、木陰にテントを張ってキャンプし、落ち葉の布団にもぐったりと、テスはこの木が大好きという設定です。

その木が、嵐の夜に枝がおれてしまいます。
おかあさんは、中が腐っているから、倒れでもしたら大変と言って、テスの木を切ってしまうのです。

みなさんの意見には無かったのですが、私は、何故腐っていると決めつけてテスの木を切ってしまうのか、違和感を覚えました。
しっかりと季節毎に葉をつけている木なのに、強風で枝が折れたからと言って木が腐っていると判断するのは、あまりに早計と思えるのです。
木が倒れる心配があるのなら、切らないで、補強する方法だってあるはず。
テスの気持ち以前に、生きとし生けるものを思いやる気持ちという観点がそこに欠如している感じがしてなりませんでした。

その後の展開は、実に素晴らしいものです。
動物とか人の死を見つめる作品は多々ありますが、植物の死に対する行為を描いた作品は他には見たことがありません。
テスが葬式を行うと考えたこと、また、それに賛同して集まってくれた大人の行為、それにまつわるエピソードの数々等、良く練られたストーリーで、後半は納得できるものだと思います。

やはり残念なのは、木を切る行為に至る部分が、希薄だということ。
腐っていたから、切るしかなかったという風に丁寧な描写があれば、最高の作品と言えると思いました。
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自信を持っておすすめしたい 絵が楽しい  投稿日:2011/03/13
オルガの世界一周
オルガの世界一周 作: ローレンス・ブルギニョン
絵: カンタン・グレバン
訳: 石津 ちひろ

出版社: 平凡社
絵が、カンタン・グレバンだったので読んでみました。
カンタン・グレバンと言えば、「ウルフさんのやさい畑」「カプチーヌ」等でお気に入りの作家の1人です。
1977年、ベルギー・ブリュッセルレ生まれという若い絵本作家ですが、どの作品も高い水準です。
作は、ローレンス・ブルギニョン。
「だいじょうぶだよ ゾウさん」で知られています。

主人公のオルガは牛。
「モゥ〜!もう〜くさなんて、たべたくな〜い!」と言って旅に出かけるシーンから始まります。
お供は、ハエ。
最初に汽車に乗って、クマと出会います。
ロシア辺りでしょうか?
オルガは、モミの木の枝を食べようとするのですが、トゲがあって食べれません。
次は、中国でパンダと出会います。
当然、オルガは竹を食するのですが、味がしないようです。
チリ辺りでラマ、ブラジル辺りでインコ、アフリカに渡ってダチョウとラクダと色んな出会いを経験し、ヨットに乗っていると、あたり一面が緑の牧草地に辿り付きます。
そこは、出発点。
まさに、隣の芝生は青いを地でいったような話です。

話の展開も面白いのですが、そこに、カンタン・グレバンが挿絵をすると、絵本としての完成度が格段に向上します。
文章にない楽しさを、絵から思う存分味わうことができるはずです。

文章が一寸長めなので、読み聞かせよりも、自分で読むという類に近い絵本と言えるかも知れません。
それにしても、この絵本の書評の投稿がないのが不思議です。
多くに人に知って欲しい作品でオススメです。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 古典的な良書  投稿日:2011/03/12
ねえ ねえ あそぼ
ねえ ねえ あそぼ 作・絵: ガース・ウィリアムズ
訳: 木本 栄

出版社: 講談社
ガース・ウィリアムズは、ローラ・インガルス・ワイルダー作の「大草原の小さな家」の挿絵や、マーガレット・ワイズ・ブラウンとのコンビで知られています。
この作品は、初版が1952年で、邦訳は2006年というもの。
原題は、「Baby Animals」

題名通りに、動物の赤ちゃんが次から次へと登場し、隣にいる動物の赤ちゃんに遊ぼうって声をかけるというストーリー。
何と言っても特徴的なのは、動物たちの可愛らしい絵。
うさぎは、ガース・ウィリアムズの他の作品でお目にかかったことがあるのでそんなに違和感はないのですが、その他の動物は、やはりラブリー過ぎる感があります。
その大きな瞳は可愛いのですが、キリンとかカンガルーは、遣り過ぎではないでしょうか。

この手の作品と言えば、日本では薮内 正幸さん。
彼の作品は、図鑑と言っても過言ではないくらい精緻なもの。
この作品は、薮内作品よりも年齢が低い1〜2歳位を対象としたファーストブックと捉えた方が良いと思います。
くっきりとした絵は、きっと受け入れ易いことでしょう。
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