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かわいいね!
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投稿日:2007/03/17 |
作者のお二人が日本へいらした時の体験から出来た絵本だそうです。ホテルの部屋に敷かれた蒲団の上で大の字になっているリサ。トイレのウォシュレットに驚いているふたり。お箸を両手で使っている場面など、新鮮な目で日本を見ていて下さっていることがわかります。
絵本がここまでシリーズ化されていしまうと、私は後ろを向いてしまいます。ですから私にはこれが初めてのリサとガスパールです。07.3.17に松屋銀座で開催されている『リサとガスパール&ペネロペ展』に行ってきました。あちらこちらから「かわいいね!」という言葉が聞こえました。本当にかわいいです。とても混雑していて原画を丁寧に見ることは出来ませんでしたが、お二人へのインタビューや、ハレンスレーベン氏の製作中のビデオはゆっくり見て来ました。作者の絵本に対する思いや画法が知れたことはよかったと思います。
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最後の場面は好きです…
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投稿日:2007/03/13 |
佐々木マキ氏の作品は「やっぱりおおかみ」が最初の出会いでした。何とも言いようのない、今までストーリー重視だった私には「け」だけで、取っ付きにくいものでした。
こちらはストーリーがあります。でも皆さんが評価されるようなドキドキ感は感じられません。感性が鈍くなって来たのでしょうね。10年以上も前に月刊こどものともで出会ってはいるのですが…。
これもまじょが登場しますから、山姥同様少し声色を使って読んでもいいのかもしれません。子ども達や学生に紹介する時、色々考えすぎている自分がいることに気付きました。
最後のまじょが地球の周りをホウキにまたがってまわっている場面は好きです。
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いい感じにリズミカル
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投稿日:2007/03/06 |
色々な読み方があっていいと思います。何人かの読み聞かせを聞きましたが、教え子の一人の、リズミカルな読み方が好きです。「あーったとさ あったとさ ひろいのっぱらどまんなか きょだいな ピアノがあったとさ」 こんなピアノとかせっけんとかは実際にあるわけがないから面白味が倍増するのです。読んでいる本人が楽しそうに読んでいれば子どもも楽しくなること間違いなし。巨大な扇風機に飛ばされた子ども達はそれぞれ親の腕の中へ帰って行きました。初めから登場していた狐が最後には見られません。どこへ行ってしまったのでしょうか? 最後のページにはいないけれど、狐も森の親狐のもとへ帰ったのだと思います。裏表紙はそう思わせる場面になっています。
長谷川・降矢コンビの絵本はどれも展開が面白く、ダイナミックで大好きです。
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時間がゆったりと流れている
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投稿日:2007/03/02 |
私には鬼門になっている荒井良二さんの作品です。前々からこの絵本の存在はしていましたが、購入したのは昨日です。
日本では絶対にあり得ない「待ち方」が描かれています。気が長いというかのんきというか、私は絶対にできません。こういうことを平然と受け止めてできる人って一体どんな人なのだろう?と思います。タイトルは『バスにのって』ですが、結局バスには乗りませんでした。予想外の結末ですが、これでいい!と思いました。
停留所で一晩過ごすことになった場面や、遠くのバス、通り過ぎるバスなどの表現が中々よろしくて、また荒井氏を見直しました。ラジオから流れる音楽と、時間がゆったりと流れているのが感じられるすてきな絵本です。
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ここにいることを、よろこびなさい
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投稿日:2007/03/02 |
モミの木が苗木から成長して、クリスマスツリーになったり、ねずみたちに見聞きしたことを話して聞かせたり、最後には薪として燃やされるまでのお話しです。
しかしこの時間は決して短くないはず。1〜2人の生涯分ほどの長さではないでしょうか。だとしたらいちばんしあわせな夜も経験したモミの木は充分幸せだったのでは、と思います。
バーナデット・ワッツの絵が大変美しく、かわいそうなのだけど時間は優しく流れていくように感じられます。
お日さまの光やかぜにいわれた「ここにいることを、よろこびなさい」という言葉が、身にしみ入りました。
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その後を想像すること
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投稿日:2007/03/01 |
おじいさんとおばあさんの何気ない普段の会話から、事態は思わぬ方向へ発展しました。それが実にスピーディでではらはらどきどきが持続します。強がっていたおおかみも解決を猿に任せたりして、よっぽど肝をつぶしたのでしょう。
おじいさんとおばあさんから、この世で一番怖いのは「どろぼうだ」「おおかみだ」ということをいわれた一人と一匹のほくそ笑んだ顔が愉快です。
おさるの顔はなぜ赤い?が最終的なテーマかもしれないけれど、その後のどろぼうとおおかみがどうなったか、についても想像してみるのも面白いかもしれません。
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モンゴルの大草原が印象的です
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投稿日:2007/03/01 |
若い方達は子どもの頃に読んでもらったり、教科書で学んだりという経験を持つ方が多くいらっしゃるようですね。学生の中からも幼い頃、読んでもらう度に泣いた、という報告を受けています。私がこの絵本に出会ったのは学生時代でした。所属していた児童文化研究部で、出版社の許可を得てこのお話しを影絵に仕立てて、子供会や文化祭で何回か上演しました。
モンゴルの大草原が見事に描かれていて、読んでいる自分自身もスーホやしろうまに「がんばれ!まけるな!」とエールを送っていました。悲しいお話しですが、もう1度読みたくなるお話しでもあると思います。
これからも大切に読み続けていきたいと思います。
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いろいろなことを体験させてくれる
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投稿日:2007/03/01 |
年長組の担任の度に、この童話を読み聞かせて、劇あそびをしたり「ちびぞうとカミイの国」を作ったりしました。カミイのわがままに腹を立てたり、同情したり、ダンプに立ち向かってぺしゃんこになったカミイに対する先生の「カミイはしんだのよ」という言葉に涙したり。子ども達と同じ空間で同じ思いを体験しました。本当にいろいろなことを提供してくれるお話しです。紙芝居にもなっていますが、まず童話を全部聞いてから。絵の少ない本が紙芝居になっていて、まさかこんな形でも楽しめるとは思っていない子ども達の食いつきと表情は忘れられません。
古田先生はかなり前に、私の勤務校で講師をなさっていたそうです。名作『おしいれのぼうけん』はその当時に書かれたとか。私が就職するずう〜っと前のことですが、「古田先生の児童文学を受講して今でも絵本が大好き!」な卒業生が大勢いらっしゃいます。中には絵本を出版された方も。現在「児童文学」の授業はないので、私の担当科目の中で絵本を中心に細々と紹介しています。
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すごい絵本!です
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投稿日:2007/02/25 |
「すごい!絵本!!」だと思います。子どもが自分の先祖に興味を持つのはよくあることかもしれませんが、「ひいひいひいひい……」は不思議と納得させてくれます。気の遠くなるような大昔まで遡っているわけですが、長谷川さんの絵がダイナミックで時代背景もマッチしていて楽しく読むことができます。見返しに描かれているおもちゃや道具の展示会(?)も面白いです。
「ぼくは………、だれの おじいちゃんに なるのかなぁ…。」この言葉とそのページの絵がこの絵本を引き締めていると感じました。
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春の準備のお手伝い
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投稿日:2007/02/25 |
古本屋さんで見つけました。
そよかぜのふじんからうすみどりいろのはがきを受け取ったかなちゃんたちが、そのお手伝いをするお話しです。かなちゃんのおかあさんもこどものときにお手伝いをしたそうです。
「わたしの てがみを すてないでね。いつか きっと やくに たちますから。」はっか入りのチョコレート味のハガキをかじることで、おかあさんはいつもニコニコしていられるらしいです。だとしてら本当にすてきなはがきです。
ページをめくるたびに春風の心地よさや、暖かさ、花々の色や香りが伝わってくる感じがします。春の準備のお手伝い、私にはうすみどりいろのはがきは来ませんでしたが、やってみたかったです。
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