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こぶた文庫

せんせい・70代以上・東京都

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自己紹介
絵本講師の資格を取得しました。その後おもちゃコーディネーターを取得し、2011年9月には念願のペーパークイリングインストラクターの認定を受けました。いろいろやったけれど、やはり絵本が一番!顧問をしている『絵本サークル・アイビー』は、2012年に20周年を迎え,親しい絵本作家さんをお招きして記念会を致しました。ここ数年は絵本にどっぷり浸かっています。
好きなもの
ドイツ、韓国、台湾。世界の雑貨。
絵本(蔵書は3500冊以上。)
小淵沢えほん村(絵本サークルの合宿先になって22年、毎年2〜3回出掛けます。)
ぺ−パークイリング・ペーパークラフト。
頑張っている教え子たち。
ひとこと
絵本を学際的に研究するのではなく、生活必需品というような感覚で捉え、読み続けて行きたいです。

こぶた文庫さんの声

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自信を持っておすすめしたい 手紙を書くことのすすめ  投稿日:2006/11/19
ピーターのてがみ
ピーターのてがみ 作・絵: エズラ・ジャック・キーツ
訳: 木島 始

出版社: 偕成社
最近はメールでの通信が主流になって、手書きの手紙は年賀状も出さない時代になってしまったようです。保育者には文章(保育記録、園だより、保護者への手紙など)を書くという大事な仕事があります。それが誤字脱字だらけだったり、不適当な表現であってはなりません。だから私は「改まった手紙」の書き方も指導します。その時に読み聞かせるのが『てがみをください』だったり『ピーターのてがんみ』であったりします。手紙を受け取った時のワクワク感、開封する時のドキドキ感。今はこういったことを経験しない人が多いように思います。

この絵本からピーターの初恋にも似た心の動きが感じられます。友達にひやかされるのもいつの世も同じ…と思います。お母さんの懐の深さもすてきです。一度はピーターに意地悪された女の子も手紙を受け取って嬉しかったことでしょう。だからパーティに来たのです。

黒人の少年が主人公になっている絵本を手がけられたJ.キーツさんが来日されたとき、サイン会へ行ってお会いしました。その後間もなくして亡くなられました。今でも好きな作家のお一人です。
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自信を持っておすすめしたい 憎めないサンタおじさん  投稿日:2006/11/19
サンタおじさんのいねむり
サンタおじさんのいねむり 作: ルイーズ・ファチオ
絵: 柿本 幸造
訳: 前田三恵子

出版社: 偕成社
柿本幸造さんの絵が大好きで、だから購入したのですが、お話しも面白く子ども達には、毎年クリスマスが近づくと読んでいました。奥さんの言うことを聞かなかったために居眠りをしてプレゼントを配り損ねているサンタおじさん。それを見て、森の動物達は「サンタおじさん、疲れている…」と気配りをしました。プレゼント配りも手伝いました。サンタおじさんは動物達から大きなプレゼントをもらったのです。そして動物達へのプレゼントは用意していなかったけれど、来年は必ず!と約束しました。憎めないサンタおじさんです。
何とも暖かいお話しではありませんか。

たくさんたくさんあるクリスマス絵本の中で、私にはベスト5に入っている絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 甘酸っぱい!  投稿日:2006/11/18
ごろごろ どっしーん
ごろごろ どっしーん 作: 西内 ミナミ
絵: 山内 ふじ江

出版社: 福音館書店
りりこちゃんの手からころがり落ちたやまぶどうジュースの瓶が雪と絡まってボール状態になってころがりました。りす、うさぎ、きつね、くまそしてサンタクロースまで巻き込んでころがります。動物達の必死な顔がなんとも愉快です。
さいごにびんの蓋が取れてジュースが新雪の上にかかって「氷やまぶどう」になったのでしょうか?甘酸っぱさが伝わってきました。優しいサンタさんは動物達にもクリスマスプレゼントを用意していました。それぞれの嬉しいそうな顔がとても印象的に描かれています。何をプレゼントされたのかなぁ?と興味津々。

こんな大雪の上を歩くのは実際は大変です。長靴ではズボズボ埋まってしまうはず。でも軽やかに見えるのが、そして寒さも伝わってこないのが「絵本の楽しみ」なのでしょう。
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なかなかよいと思う 自分だけの絵本の世界  投稿日:2006/11/18
くろいマントのおじさん
くろいマントのおじさん 作・絵: 金森宰司
出版社: 福音館書店
2年前のことです。一人の学生がこの絵本を点訳したいと言ってきました。絵本の点訳はできるならどんどんやってほしいと思っていました。しかし私はこの絵本を読んだことがありませんでした。そこで即購入。
何ともバランスの悪い登場人物が現れます。現実ではまずあり得ないストーリーですが、気球に乗ったり、教会の塔に不時着したり、綱渡りで降りたりすることは見ている子ども達はわくわくすると思います。

喰わず嫌いの私にこの絵本を提示してくれた卒業生に感謝です。私の絵本大好き友人がいいました。「絵本を手に持ち、開いた瞬間から、その人の世界が始まる。」自分だけの絵本の世界をたくさん持って大人になってほしいと思います。

点訳は卒業する1ヶ月前に完了しました。
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自信を持っておすすめしたい 味のある絵本  投稿日:2006/11/18
お月さまってどんなあじ?
お月さまってどんなあじ? 文・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: いずみ ちほこ

出版社: らんか社
味わい深い絵本だと思います。
お月さまの味見に関してはすでに動物達の間で話題になっていたようです。最初のページの大きなお月さまの左右に動物達の目が光っています。
勇気ある亀に乾杯!そして大きいものから順番にお月さまに近づく努力をしていきます。お茶目なお月さまはひょいっと逃げたりして愉快です。最後にはねずみがぱりっ!ねずみにも乾杯!いい音です。そして美味しそうです。それぞれの動物が一番好きなものの味だったそうですが、私にはごく薄〜い塩味のおせんべいの味に感じられます。本当に美味しそうです。

子ども達の大好きな動物達と食べ物が登場する絵本。好評の訳がわかります。
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自信を持っておすすめしたい ぐるんぱはとってもいおおきなぞう…  投稿日:2006/11/17
ぐるんぱのようちえん
ぐるんぱのようちえん 作: 西内 ミナミ
絵: 堀内 誠一

出版社: 福音館書店
私自身が暗記してしますほど、何回も読みました。幼稚園教諭最後の時には担任をしていた年長組の子ども達と大型紙芝居にして、保護者の前で披露をしたのですが、子ども達は一人一人にあたえられた台詞を心を込めて発表しました。今の読み方はその当時の子ども達の台詞の発表(言い回しなど)をたくさん取り入れて読んでいます。「しょんぼりしょんぼり…」「ちょっとすみませんがね…」「おさらでプールが…」子ども達の顔を思い浮かべながら読むのも楽しいものです。
今年の勤務校の文化祭で絵本サークルの学生は「ぐるんぱのようちえん」をテーマに室内の装飾をしましたが、3歳になったHちゃんからの指摘、『ぐるんぱのほっぺはピンクだよ』  あわててお化粧させた学生達でした。

堀内誠一さんの絵は作品(「たろうのおでかけ他、こすずめのぼうけんなど)によって違いが見られることも楽しいです。
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自信を持っておすすめしたい こっこさんが…  投稿日:2006/11/16
だーれもいない だ−れもいない
だーれもいない だ−れもいない 作・絵: 片山 健
出版社: 福音館書店
私と同年代の絵本大好き人間達は、どういうわけか片山健さんの絵本を絶賛する方が多いです。もちろん、私も!透明感のある絵もお話しも大好きです。少々離れて読んでもらうと絵の奥深さも手伝って、どれもすばらしいのです。

かのこっこさんが、寂しい思いをした時を描いた作品です。がまんしてがまんして、おかあさんの声を聞き姿を見て大泣きしたこっこさんと、彼女を抱きしめるお母さん。もらい泣きしてしまいそうです。最後のページは幼い子どももほっとすることでしょう。

片山さんって人間大好きな方ではないかなぁ?と絵本をみていて思います。好きな作家の絵本は知らないうちにたくさんになっています。
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自信を持っておすすめしたい 大人のための絵本  投稿日:2006/11/16
100万回生きたねこ
100万回生きたねこ 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社
絵本はどれでも幼い子どものもの、と思ったら大間違いです。テキストの量やテーマ、絵などを見て、対象年齢を考えて読んであげてほしいと思います。
この絵本は大昔は私のお気に入りに入っていませんでした。20年くらい前頃、児童文学の先生に読んでいただいて、感動し涙をこぼしたことを覚えています。「死」と「愛」をテーマにした絵本です。こういったことを漠然とでも理解できる年齢になった人に読んであげて下さい。

主催している小さな絵本研究会でも「死」をテーマとしている絵本をどう扱うか、考えたことがありますが、未だに結論はでません。難しいテーマですし、無理に結論を出さなくてもいいと思いますが、扱いは慎重にした方がいいのでは?

おすまししている白い猫、大声で泣いている猫、とっても印象的です。佐野洋子さんはどのような思いを持ってこの作品を描かれたのかはわかりませんが、(前にも思ったことですが)大人のための絵本があってもいいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 生命の尊重を伝える  投稿日:2006/11/14
二十六夜まいり
二十六夜まいり 作: 武田 鉄矢
絵: 黒井 健

出版社: 小学館
8月になると日本は敗戦を振り返る式典や催しが各地で行われます。この絵本は2000年8月6日に、武田さんの読み聞かせと黒井さんの絵のスライドをみて購入し、お二人からサインをしていただきました。「特攻花」のいわれを、武田さんが金八先生よろしく読んで下さり、私は涙が止まりませんでした。(一緒に行った20歳の教え子は寝ていました…)

若い命が自身の意志ではなく戦争のために、「お国のため」というスローガンのもと、たくさんたくさん散っていった時代があったのでした。海軍非行予備学生として学徒出陣した父にもこの絵本を贈りました。読んでくれたのかどうかわかりませんが、今も実家の本棚にあります。

小学校の高学年くらいになったらぜひ読んでほしいと思います。命を大切にすることは誰でもわかっていますが、大切に出来ない子どもが後を絶たない今、色々な側面から『生命を尊重すること・尊厳』を理解して、忘れてはならないことを伝えていってもらいたいと思います。

特攻隊の生き残りとして毎年慰霊祭に参加していた父も4月に亡くなりました。
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自信を持っておすすめしたい 楽しく暖かい冬ごもり  投稿日:2006/11/14
たのしいふゆごもり
たのしいふゆごもり 作: 片山 令子
絵: 片山 健

出版社: 福音館書店
これからの季節に読み聞かせをするのにぴったり!の絵本です。寒い寒い冬なのに(熊のお母さんの息が白い場面や裏表紙の絵は寒そうですが、)、親子の愛情や信頼感が伝わって来て、蜂蜜入りのお茶の香りと暖かさ、そして暖炉の火のようにポカポカした気持ちになります。冬ごもりをする色々な動物も出て来て、彼らを思う熊の親子の優しさが暖かさをふやしています。

テキストも絵も素晴らしく、見事なハーモニーを奏でている絵本だと感じました。
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