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だっこらっこ

せんせい・40代・愛知県、女の子10歳

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自信を持っておすすめしたい 優雅なのに、毅然としているネコ  投稿日:2020/12/04
ほんやのねこ
ほんやのねこ 著: ヒグチ ユウコ
出版社: 白泉社
シュールでメランコリックなイラストは、どちらかというと大人向けのテイスト。うちの子供に見せたら「怖い」と言われそう。
これは私がお気に入りの本屋さんで、自分のために選んだ作品で、良い本を選んだと思える内容でした。

本と本屋好きなら、受け入れやすいです。

そして肝心の主人公はねこ。
おしゃれ好きな女店主で、そこはかとなく優雅な雰囲気をまき散らしつつ、いたずら好きな客にはぴしゃりと毅然とした態度を取る格好良さもある彼女。

おばちゃんなのか、20代なのか、年齢も不詳。

不気味な客たちがまたいい味出しています。
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自信を持っておすすめしたい 子どものお気に入り。  投稿日:2020/12/04
かわいいことりちゃん
かわいいことりちゃん 作: コナツ マキコ
絵: コナツ コウイチ

出版社: ニジノ絵本屋
幼児であるうちの子供に、私の母がプレゼントしてくれた作品です。
シンプルだけど、カラフルな色彩が目を引く素敵な絵本です。
ネコや犬のような、わかりやすい表情はないけれど、そのしぐさ一つ一つがとても愛らしい。
子どもも、すぐに好きなった絵本です。

私の母は、いづれ小学校に上がった時には、このような簡単な英語も勉強し始めるだろうし、その時に自分で読めるようになったらいいよね、ということでも選んでくれました。

日本語と英語で読み聞かせしていると、英語の不思議な音に興味津々な子供。こんなにかわいい絵本だったらいづれ自分でも英語の部分を読もうと思ってくれそうな気がします。
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自信を持っておすすめしたい こんな猫なら、好き。  投稿日:2020/12/01
ねこはるすばん
ねこはるすばん 作: 町田尚子
出版社: ほるぷ出版
私は猫って、表情に乏しい動物だと思って、見た目の可愛さは理解できつつ、あまり好きではありませんでした。猫カフェで撫でていた無表情の猫にいきなりかまれたりしたので、「嫌なんだったら、言ってよ!!表現しなさいよ!」と思ったことも。
その点、犬はとても分かりやすい。
顔の表情筋が猫とは全く違う造りなのか、嫌なら不機嫌な顔、怖かったら怯えた表情、楽しかったら笑ったりする。

この作品の猫は、そういう視点ではとても犬的。
一人の時間を思う存分、満喫している部分は猫的だけど、目力や顔の表情で表現する感情がとても豊か。
こんな猫となら友達になれるかもしれない。

私のそんな感想をよそに、根っからの猫好きのわが子は、始終「くぁわいい〜!くあわいい〜!」と、大絶賛。暗闇でぴかー!と光る顔ですら「…かわいい。」と評価していました。
猫だけでなく、全体のイラストがとても丁寧に描かれているのも良かったです。
猫好きさんなら、もっと好きなる絵本。
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自信を持っておすすめしたい 「自律」のお助けヒーロー参上。  投稿日:2020/11/26
ぼくんちのおふろ
ぼくんちのおふろ 作: 山田 美津子
出版社: 理論社
こんな風に、ひとつづつひとつづつ、子供は自分でできることを増やしている。そんな想像が働く、素敵な絵本でした。

お風呂というのは、一日の最後をしめくくる仕事。
親子ともに疲れている時間帯な上、「入っても入らなくてもいいもの」ではないので、これが一人でできるというのは、一人前になるための登竜門だと思います。

親としては「できるんだから、自分でやんなさい」とある日を境に手を放したくなる。でも、子どもには子供のペースがある。そんな時にこんな素敵なお助けマンがいたらいいのに。
このカッパは、そんな双方の味方です。

子供は「急にカッパが出てきたら、びっくりしちゃうよ〜」と言っていましたが。ここでいうカッパ的な存在のものが、うちの子にもいるといいな、と思いました。
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自信を持っておすすめしたい 一番、相性が良さそう  投稿日:2020/11/26
うみのごちそうしろくま
うみのごちそうしろくま 作・絵: 柴田 ケイコ
出版社: PHP研究所
しろくまシリーズ、安定の面白さです。

今作は海の生物がテーマ。
しろくまは、氷河の上で生活しているイメージが強いので、海との繋がりはとても分かりやすい。

海の生物にぴっちり密着したり、缶詰の中に入り込んだりしているので、「生臭そうだな…」というのが、私の正直な印象。
でも、しろくま本人は今までのどの「入り込み」よりも居心地が良いのかもしれません。

子供は「このしろくまシリーズ大好きだよ!全部揃えたい!」と言っていたので、相当なファンです。
無表情(時にはどや顔で)で、いろいろなものと一体化するしろくま、素敵です。
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ふつうだと思う ちょうどいい。  投稿日:2020/11/24
眠れる森の美女
眠れる森の美女 作: うさぎ出版
出版社: うさぎ出版
サイズが、持ち運びにちょうどいいです。
ディズニープリンセス全般が好きなうちの子供の、お気に入りです。

物語は、お姫様のお話として定番中の定番のもの。
今は「自分の手で自分の未来を切り開く」お姫様像が主流だけど、「王子様を待つ」という受け身なプリンセスの魅力は、いつの時代も、女子の心をつかむのだな…と子供の反応を見ながら思いました。
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自信を持っておすすめしたい どのワンピースがすき?  投稿日:2020/11/12
わたしのワンピース
わたしのワンピース 絵・文: にしまき かやこ
出版社: こぐま社
お洋服が大好きなうちの子供が2〜3歳のころにはなぜか食いつかなかった、この名作。

5歳になった今、気に入ったようです。
優しい色使いのイラスト、何より「女の子らしいお洋服が好きな自分にぴったり!」と本人が思ったようなのが決め手かな。

「どれもいいけど、私は小鳥の柄が良いな〜」と「自分ならどれを着るか」を真剣に選んでいる様子が面白かったです。

時勢を反映して、続編で「わたしのマスク」も作ってくれないかな?
この作品に出てきたワンピースにコーディネートするならこれ!みたいな。
「ゆめかわ〜」なデザインが出てきそう。
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自信を持っておすすめしたい 子供の成長過程に不安を感じるすべての人に。  投稿日:2020/11/12
そらをとびたかったペンギン だれもが安心して存在できる社会へ
そらをとびたかったペンギン だれもが安心して存在できる社会へ 作: 申ももこ
協力: shizu
絵: はやし みこ
解説: 佐藤 恵子

出版社: 学苑社
幼稚園で言うと、年少組だとまだまだ自分でできないことが多くて当たり前。周囲の成長もどんぐりの背比べ。でも、年中以上になると、早生まれ、遅生まれのタイミングも含めて個人の成長に少しづつ差が出てきます。
持って生まれた性格や特徴が顕著になって、「ほかの子はできるのに、この子はできない」ということが増えてくる。
何かができない、というより、もともと集団が苦手であることを意識する子供も出てくる。
子供の世界でも「あいつはできないことが多い」という烙印を仲間同士で押すことも出てくる。
それは、障害の有無関係なく。

そこからはさまざまな不安が生まれる。

不安を緩和するための心持ちや方法のヒントが、この作品にはあります。

うちの「ペンギンタイプ」の5歳の子供は、「このこ、自分と同じだ」と感情移入していました。
みんなと同じようなペースで何かができなかったとしても、それを受け入れてくれる存在が必ずいる、ということを意識してくれたならいいなと思いました。
私たち親子にとっては、役立ちそうな内容です。
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ふつうだと思う 一緒に楽しめる仲間がすてき  投稿日:2020/11/06
ディズニー くまのプーさん 〜プーさんとあそぼう〜
ディズニー くまのプーさん 〜プーさんとあそぼう〜 監: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
訳: 中村 有以

出版社: 小学館
「くまのぷーさん」はキャラクターでしか知りませんでした。私たち親子はこの作品でちゃんとストーリーを知りました。イーヨーのしっぽに石が乗っかっちゃて、さぁどうしよう!というシーンが印象的でした。たくさんの仲間と一緒に楽しく過ごす時間は、なんて貴重なのでしょう。

コロナ禍でいろいろなところに遊びに行くという機会が得られにくくなっているという現実を実感させられる作品でした。
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なかなかよいと思う 泣くぐらい、いいじゃん。  投稿日:2020/11/06
ひとは なくもの
ひとは なくもの 作: みやの すみれ
絵: やベみつのり

出版社: こぐま社
「大家さんと僕」の作者矢部太郎さんの姪御さんの作品。イラストは矢部さんのお父さんというから、つくづく遺伝による才能というのは存在するのだなと思いました。
表紙も含めて、表現が良い。

「そんなことで泣かないの!」
だいたい、どこの親子でも展開される会話ですよね。
でも、私は「そんな子は、きらいだよ!」と子供を丸ごと否定する母親の言動が理解できませんでした。
泣いている顔を私に見せないでよ、というのはこの親が全く同じタイプの子供時代を送っていて、プライドが傷つくからなんでしょうね。

別に泣いてもよくない?
床にひっくり返って大暴れして、何かを壊して人に迷惑かけたりしなければ。
子供が泣いていたら、「あら〜、泣いちゃった〜」と見た儘は言うけど「泣くあんたは嫌い」だと思ったことはないなー。

これを読んでいたうちの子供は始終「しーん…」となっていました。
親に嫌いだ、と言われている話なんて嫌だな、と悲しく思っているのか、泣いたっていいじゃん、とイラついているのか。
「また読んでほしい」という作品かどうかはまだわかりません。
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