新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ほしの

ママ・50代・広島県、女の子19歳 男の子16歳 男の子14歳

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ほしのさんの声

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自信を持っておすすめしたい ほのぼの  投稿日:2009/11/13
ながーいはなでなにするの?
ながーいはなでなにするの? 作: 齋藤 槙
出版社: 福音館書店
ちいさなかがくのともの絵本です。
題名の「ながーい はなで なにするの?」のとおり、ぞうさんが鼻を使って何をするかの絵本なんですが・・・

全然、かがくっぽくありません。
母親ゾウと子ゾウの温かな親子のやりとりの風景が描かれているんです。

表紙は、子ゾウがお母さんの尻尾を鼻でつないでいます。
見開きのページでは、母と子が、鼻でお互いを触りあっています。
ページをめくっていくと、鼻でエサの草を集める母と子。
そして鼻でエサを巻き、食べる母と子。
鼻で水を飲む母と子。
そしてゾウの母と子は鼻を使っていろいろなことをするのですが、
母親ゾウの子どもを見るまなざしの優しいこと優しいこと。
そして子ゾウもお母さんが大好きなんだということが、目から伝わってきます。
子ゾウは、自分の鼻を使っていろいろなことをやってみて、「みてみて とっても じょうずでしょう」などと、そしてそれを温かくお母さんが見守っているんです。

ゾウたちの色もすごくきれいなんです。
一般に、ゾウを描く時は、灰色一色だと思うのですが(色の濃淡はあるでしょうが)、オレンジや紫や青?多彩な色が使われているんです。
貼り絵の技法で描かれているそうです。
白い紙にゾウの下書きを描き、切り取る。そしてゾウの形の紙に、何度も何度も色を塗り重ね、たくさんの色が重なり合い、混ざり合い、ゾウらしい重みのあるグレーになるまでこの工程を続けていったのだそうです。

折り込みふろくの作者のことばに、「絵を通して、ゾウの温かな手触りを感じていただければうれしいです」とあるのですが、はい、しっかりと感じさせていただきました。

作者の齋藤槙さんは、貼り絵の手法を用いた動物作品などで、個展などで活躍されている、20代の方なのだそうです。
絵本は今回が初めてとのこと。素敵な絵本作家さんの誕生ですね。今後も、いろいろ絵本を手がけていただきたいです。

うちの娘は普通に楽しんでいますが、この絵本は、私がすっかり気に入ってしまいました。(私は動物ものは、基本的に苦手なのですが)

【事務局注:このレビューは、「ながーい はなで なにするの?」ちいさなかがくのとも 2009年11月号に寄せられたものです。】
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ふつうだと思う 幼児教育の勉強にはいいけど  投稿日:2009/10/25
のびのび子育て−子どもに受けさせたい世界の幼児教育
のびのび子育て−子どもに受けさせたい世界の幼児教育 出版社: クレヨンハウス
自分の子どもたちをのびのびと育てたいと思っています。
というわけで、この本を読んでみたのですが・・・

子育ての現場のど真ん中にいる庶民からすると、現実的でないというのが正直な感想。
日常の子育てには、あまり参考にならないです。
北欧の子育てを紹介されても・・・

世界の教育者の教育理論が、わかりやすく紹介されています。
モンテッソーリ、フレーベル、フレネ、シュタイナー、ニキーチン、コダーイですが、幼児教育について勉強したい方には、入門書として役に立つかもしれないし、子どもの幼稚園や保育所選びをしている方は、希望の園が、上記の(たとえば、モンテッソーリの)教育を取り入れています、などの看板を掲げているなら、参考になると思います。

でも、私のお気に入りの、赤ちゃんと脳科学で知られる小西行郎さん、そして絵本作家の加古里子さんと五味太郎さんなどのインタビューが読めたのはとてもよかったです。
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なかなかよいと思う 娘のお気に入り  投稿日:2009/10/23
マリーナ
マリーナ 作・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳: ふしみみさを

出版社: クレヨンハウス
娘が、げんきなマドレーヌがお気に入りで、本当はその続編をと思っていたのですが、幅広くいろんな本を思って、この本を読んでみました。

一度読んだだけで、娘はすぐに気に入り、最近の、一番のお気に入りの一冊です。リピート率が非常に高いです。
文章もリズミカルで楽しく、海のいろんな生き物が出てくるのも楽しいようです。

娘のお気に入り度では、☆五つですが、
イルカさんたちが、マリーナを助けた後、サメを日干しにしちゃうんですが、昔話でも、ヤギを食べたオオカミが最後に死んだり、自分の命を脅かすものが死ぬのは、話としてはありなんでしょうが、コミカルな文章で表現されているので、そこがちょと、うう〜ん、と思ってしまうので、☆四つになりました。

マリーナのお父さんが、最初、イルカさんたちを小馬鹿にしていたのが、ちょっと感じ悪〜って思っていたのですが、本当に困ったときに助けてくれたのが、そのイルカさんたちで、お父さんも最後にそのことでイルカさんに感心していて、そんなところもよかったです。
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自信を持っておすすめしたい 息子が大好き  投稿日:2009/10/22
ちびゴリラのちびちび
ちびゴリラのちびちび 作: ルース・ボーンスタイン
訳: 岩田 みみ

出版社: ほるぷ出版
この絵本、有名なんですね。でも、私は最近まで知りませんでした。
世間の評価の高い本ですが、最初、私が黙読でさらっと読んだときは、単調でつまらないと思いました。
でも、子どもたちに読んで聞かせてみると、柔らかくてとても心地いい文なんですね。
絵本って、声に出して読むべき本なんだなと改めて感じました。

上の子にって思っていたのですが、1歳の下の子がお気に入りになりました。内容は理解していないとは思いますが、絵も優しいし文も優しいし、心地いいのでしょうね。
自分で本棚から出してきて、何度も読まされています。

上の子も好きではありますが、弟があまりに好きなんで、姉は弟が好きな本、という捉え方をしています。
そして、私が忙しい時など、弟に読んでやっている声が聞こえてきます。親としてとても微笑ましく感じます。

大人目線でこの本を読むと、
昔は子どもって、親だけでなく、祖父母や親戚、そして地域の人たちみんなに育てられてきたんだろうなと、そして、最近は、そういうことが少なくなってきたなと、そういうことを考えました。

本に出てくる「こどものぞう」にしても、きっと森のみんなに愛されていて、だから、ちびちびのことが好きなんだろうなと思いました。
そして、私自身、自分の子どもだけでなく、親戚や地域の子どもたちみんなを愛し見守り育てられる大人でありたいなと感じました。
(実際には、自分の子どものことでいっぱいいっぱいなんですが)
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ふつうだと思う 分かるようで分からない  投稿日:2009/09/26
かみさまからのおくりもの
かみさまからのおくりもの 作: ひぐちみちこ
出版社: こぐま社
娘が一歳になるかならない頃、よく読んでいました。
とにかくよく泣く子でしたから、この子は歌のすきな子になるのかしら?なんて思ったりもしました。

その娘も四歳になりましたが、はい、歌の好きな子になりました。
いまだによく泣きますが、よく笑う明るい子であり、力持ちで、親馬鹿ですが、たいへん優しい子です。
個性ってなんだろうと思います。いいところも悪いところも娘のすべてが個性であり、ありのままの娘が大好きです。

だから、神様から何かを貰ったとすれば、娘のすべてであり、そういう意味では、神様にありがとうなんですが、私の理解力では理解しきれないんです。難しく考えすぎなんでしょうか。

下の子である息子は息子で、姉とは全く違った感じの面白い子に育っておりますが、やっぱり、息子も、息子のすべてが個性で、やはり、ありのままの息子が大好きで、息子が神様から貰ったものは、息子のすべてなんですね。

だから、ちょっと私の中ではすっきりとしない絵本なんです。
子どもたちの存在そのものが、かみさまからのおくりもの、だと思うのですが。
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自信を持っておすすめしたい 人間って愚かだな〜  投稿日:2009/09/26
くった のんだ わらった
くった のんだ わらった 作: 内田 莉莎子
絵: 佐々木 マキ

出版社: 福音館書店
我が家にある本は、私が幼稚園児だったときに月刊絵本として持ち帰ったものです。
絵は覚えていますが、内容は覚えていなくて、でも、絵が懐かしい〜
うちの四歳の娘は、それなりに楽しんでいるようですが、この絵本のお話が分かるのは、もっと大きくなってからだと思います。

我が家での初の「佐々木マキ」さん絵本で、後から佐々木マキさんの別の絵本を読んで、こんな絵本を描く方だったのかとびっくりしたものです。この絵本は、外国の作家さんの絵と思っていました。

人間をおちょっくっているところが、どれも痛快です。
幸せの鳥と、ひばりを追いかける人々。ひばり目線で見ると、甚だ迷惑このうえないことだし、大体捕まえてどうするんでしょうね。
まあ、四つ葉のクローバーを探す感覚なのかもしれませんが、ここに出てくる人々は、ただただ、愚かさを感じます。

荷馬車の御者は、たかだかひばりにつつかれたくらいで、棒を打ち下ろすなんて。すなわち殺そうとした? それくらいのことで。
なにさまなんでしょうって思う。

殿様も御者と似てますね。ひばりが自分の宝物に止まったくらいで。
殿様が自分でロウソクたてを壊すのは、痛快ではありますが、痛快に思うオオカミや読み手も、それはそれで、心の醜い部分だとは思うのですが、まあ、これくらいは優等生的な心の持ち主でなくってもいいかと思います。

くって、のんで、わらって、三度ですが、三度って、昔話の典型ですね。このお話も、その典型を踏んでいるので、オオカミが約束をすぐに守らないところには目をつぶりましょう。

最後は、ひばりさんが無事に卵を孵せてよかった。
オオカミは、モグラを蹴散らして追い出しただけで、殺したわけでもないから、オオカミさんを許してあげてね。
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自信を持っておすすめしたい 生きる底力  投稿日:2009/09/25
料理図鑑
料理図鑑 作: 越智 登代子
絵: 平野 恵理子

出版社: 福音館書店
最近は、食育がさかんで、この本も、食育のひとつに役立つと思います。対象は、少年少女から大人まで、とありますが、子どもさんが読むのもいいですが、まずは大人ですね。

親の威厳として、食に関する基礎知識は、本やインターネットで調べなくても、ちゃんと自分の頭の中に持っていたいです。

料理用語、大さじ1とは? ひとつまみとは? 煮るとゆでるの違いは?なんて基礎的なことから、冷凍にできるものできないもの、お肉の部位や食材の選び方、切り方、それからレシピも、いろいろ多岐にわたって書いてあり、多彩なイラストで分かりやすく説明されています。

副題が、「『生きる底力』をつけよう」ですが、「できあいのお惣菜やお弁当、インスタント食品に頼ったり、外食で済ませたり、家族が別々に食事をとることも多くなりました」「家庭で親から子へ、大切な食の知識や知恵、文化を見せて伝える時間やゆとりもまた、失われつつあります」「必要に応じて自分で食材をしっかり選び、自分で作れる『食の自立』=『生きる底力』が、今、不可欠です」と、カバーの折り返しに書いてあります。

「家庭で親から子へ、大切な食の知識や知恵、文化を見せて伝える」とあるように、こういうことは、子どもたちが本で勉強して身に付けるのでなく、親から子へと伝えていくことが望ましいですね。だから、子どもたちが幼い今のうちに、私自身がしっかり勉強して、子どもたちには私から直接伝えていけるようになりたいです。

もちろん、お子さんが自分で読んでも全然構わないとは思いますが、自分で読むなら小学校高学年くらいからかも?と思います。
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なかなかよいと思う 等身大の子ども  投稿日:2009/09/19
そらまめくんとながいながいまめ
そらまめくんとながいながいまめ 作: なかや みわ
出版社: 小学館
さんじゃくまめさんのベッドにみんなが感嘆しているのにカチンときたそらまめくんが、自分のベッドを自慢したり、それに対して、兄さんさんじゃくまめが、そらまめくんのベッドを馬鹿にしたり、どっちのベッドが素晴らしいか張り合って、最初はなんだかな〜と思ったのです。

でも、そらまめくんたちを、現実の子どもに置き換えてみると、子ども社会ではよくありそうな話だろうな、と感じました。
そうなんです。等身大の子どもたちのものがたりなんですね。だからきっと、このそらまめくんのシリーズは、子どもたちにとても愛されているんでしょうね。

ただ、うちの娘四歳は、自慢するとか馬鹿にするとか、よくも悪くもまだそこまで成長していないので、このお話は、まだ理解しにくく、でも、さんじゃくまめさんの滑り台など、そんなところは楽しいようです。

そらまめくんとめだかのこ、では、そらまめくんは自分のベッドを濡らすのが嫌でボート遊びをやりたがらなかったのに、ここでは、自分のベッドをボートにしてさんじゃくまめさんと競い合っています。
もう、めだかの子でベッドを濡らしちゃったから、濡らすのは平気になったのか、プライドのためなら大切なベッドを濡らすことも厭わないのか。
めだかのこ、と、このながいながいまめ、両方を読むなら、めだかのこを先に読んでくださいね。でないと、ちょっと話がおかしくなるので。

それはともかくとして、最終的には、そらまめくんとさんじゃくまめさん、どちらのベッドもそれぞれにすごいねって、お互いの良さを認め合える、そういうところはいいなと思いました。

子どものけんかに親は口を出すなっていいますが、このそらまめくんたちが、競い合って(喧嘩して?)、自分たちで解決していく姿もいいなと思いました。まあ、このお話には、親とか先生の存在がでてこないので当然といえば当然ですが、自分たちで解決していくところも、子どもたちには魅力なのかもしれませんね。
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自信を持っておすすめしたい ほのぼの  投稿日:2009/09/19
そらまめくんのぼくのいちにち
そらまめくんのぼくのいちにち 作: なかや みわ
出版社: 小学館
そらまめくんのシリーズは、これを含めて四冊出ていますが、私はこの「ぼくのいちにち」が一番いいなと思っています。

このお話、他の三冊と、ちょっと違っていますね。
そらまめくんのベッドそのものは、何も活躍しないのです。
そらまめくんのベッドが今度はどんな活躍をしてくれるのかと期待に胸を膨らませて読む方にとっては期待はずれになるのかもしれませんが、そらまめくんシリーズも、回を重ね、ベッドが活躍する物語から、今後、そらまめくんたちそのものの物語に変化していくのかもしれないなと思いました。

とはいっても、ふわふわベッドがそらまめくんの宝物であることは変わらないし、タンポポの綿毛で、「ぼくのベッドみたいにふわふわ」なベッドを作り、みんなにもみせてあげたいと思ったり、やっぱりふわふわベッドは健在なのですが、ホント、そらまめくんもまるくなったなと感心させられます。
この作品を一番に読んで、他のそらまめくんを後から読む方は、最初の頃のそらまめくんの性格にびっくりするかもしれませんね。

タンポポがいっぱいで春の暖かな匂いを感じます。
虹も、雨上がりの匂いが届いてきそう。
二ヶ月くらい前だったか、夕立の後に、虹が出ていたことがありました。私は家の中からそれに気が付き、娘と外に虹を見に出たのですが、そんな体験もあって、虹のページを娘は喜んでいます。

で、気がついたのが、はっぱのふねのページなのですが、
もしかしてめだかのこ? 君、また流されてきたの?
って、それがとっても気になって仕方ないのですが・・・

が、ほのぼのとしていて、こうやって楽しいいちにちを過ごせるそらまめくんたちはいいな、昔の子どもって、きっとこんな一日を過ごしていたかな、そして、今の子どもたちにこんな一日を経験させてやりたいなって、そう感じさせられる一冊でありました。

最後の、そらまめくんにありがとうと言うところが、ちょっとわざとらしく感じはしますが、教訓的なものがないところが、他の作品と比べても、とてもいいなと感じました。
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なかなかよいと思う しましま探しは楽しい  投稿日:2009/09/19
しましま みつけた
しましま みつけた 作・絵: 平野 恵理子
出版社: 福音館書店
この絵本を読んで以来、車で外へ出ると、床屋さんのポールが気になって仕方がない娘。
見つけるたびに、「床屋さんのポール、お母さんも見た?」などと言ってくれ、運転中など、視界のあらゆるものに気は配っていますが、安全運転第一なので、そこまで見ていないことも多く、あっちあっち、とか言われても困るのよね。
逆に私が先に気がついたときは、私が「床屋さんのポール」と言い、娘に教えたりするのですが、実は親の私も床屋さんのポール探しにはまってるかも。

で、娘に「ところで床屋さんって何か知ってる?」
ときいたら「知らない」と答えます。「髪の毛を切るお店だよ」と教えましたが、そうだよね、床屋さんって、ちょっと難しいかもね。

家の中では、バーコードを見るたびに、「バーコード、お母さん見て見て」と喜んでいます。
また、この本を読みながらも、本そのものにもバーコードはついているし、私たち大人にとっては当たり前に目にするバーコードでも、そのつもりで見ると、ほんと、ありとあらゆるものについているし、子どもだと、なおさら、発見の楽しみでわくわくさせられるだろうなと思いました。

メジャーなしましまからマイナーなしましままで、いろいろ描かれていますが、他のいろんなしましまも楽しみたいなと思いました。

ところで、これって、こどものとも年少版なんですね。
なんとなく、ちいさなかがくのとも、っぽい本にも思えますが、ふだん、こどものとも年少版しか読んでいないお子さんには、この手の本も新鮮で楽しいだろうなと思いました。
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