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えっこ

ママ・40代・東京都、男13歳 女10歳 女6歳

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えっこさんの声

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なかなかよいと思う 原作よりもコミカルですが  投稿日:2004/08/19
新装版 スノーマン
新装版 スノーマン 作・絵: レイモンド・ブリッグズ
出版社: 評論社
我が家の子供達は、言葉の無い「スノーマン」が、スノーマンの初体験です。その原作に比べて、この絵本はスノーマンも主人公の男の子もコミカルでした。

原作の、雪の冷たさや暖炉の火の暑さ、頬をなでる風の心地よさ、男の子のわくわくする気持ち、ラストシーンの胸を締め付けられるような気持ちまで伝わってくるような絵柄とは違っていたのが、親には残念でした。けれども、そのぶん、ストーリーはわかり易くなっているし、細かいこだわりも見つけ易くなっていて、4歳の娘には好評でした。
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なかなかよいと思う わたげの役目のお勉強  投稿日:2004/08/11
ポットくんとわたげちゃん
ポットくんとわたげちゃん 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: 福音館書店
以前幼児向けの写真絵本でタンポポの一生を読んだことがありました。写真なのでわかり易く、花がいくつあるかなども並べて数えていて、これはなかなかいいぞ、と思いました。が、この絵本は、それを上回るできだと思います。かわいらしい、でも、植物や虫の体の作りを理解してらっしゃるイラストで、小さい子供にも、自然と綿毛の働きがわかるようになっているのですから。さすが、園芸好きの妻を持ち、ご自身も園芸道具の収集家という石倉さんならではと思いました。また、綿毛の一つ一つにも個性があるという発想は、植物のことが本当に好きな作者だからなのでしょうね。

お二人のコンビでのポットくんシリーズが楽しみです。
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なかなかよいと思う 本当にこわいのは・・・  投稿日:2004/08/11
お化けのお化け屋敷
お化けのお化け屋敷 作・絵: 川端誠
出版社: リブロポート
川端作品でおなじみのお化け達が、最近人間が怖がってくれないのでひまだから、というわけで、お化け屋敷と称して人間に会おうとします。やって来たのは少年少女の二人連れ。怖がって入ろうとしない少年を少女が引っ張って、二人は中に入ります。

なんて、現代的な二人連れなのでしょう。我が家の長男は女の方が強いし怖いと言っています。学校でいつも、ぼこぼこにやられているのでしょう。

中に入っても、お化けの姿は見えません。ただ、なんとなく、なにかがいる気配がします。座ってお茶を飲む二人。この当たりから少女の表情もだんだん、心細そうになってきます。(少年は最初から怖がっているのですが。)なにかがいそうだ、という怖さ。これは、本当のお化け屋敷でこれでもかこれでもかと不気味なものが出てくるのとは違った、心の底からの怖さではないでしょうか。

結局二人はお化けとは対面せずに(実は一人と会っていますが、それとは気がついていません)帰って行きます。でも、きっと帰ってからもしばらくは怖い気持ちが残ることでしょう。

読んでいるこちらは平気です。川端お化けは気のいい奴らで、こわくなんか無いことをしっていますから。
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なかなかよいと思う 「そばのかけ」はどうなった?  投稿日:2004/08/11
落語絵本9 そばせい
落語絵本9 そばせい 作・絵: 川端 誠
出版社: クレヨンハウス
川端さんの落語シリーズ、それも新刊とあっては期待も膨らみます。途中まではよかったんです。お話自体は、面白いです。日本語の勢いもありますし、読んでいて楽しかったのですが・・・ラスト1ページのイラストが、私は気持ち悪くて、星は4つにしておきます。

この「そばせい」の元の話は、そばではなくて、お餅だったとか。それをそばにしたので、言葉遊びが生きてきました。最後のイラストは、お餅だったらまだよかったのかもしれません。きっと、落語として言葉で聞いている分にはさほど気持ち悪くはなくても、絵として見てしまうとだめなのでしょうね。

もっとも、4歳の末娘は、最後のシーンが何を意味するのかわからなかったようで、説明させられました。
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なかなかよいと思う こっちも忙しくなってきます  投稿日:2004/08/07
いそがしいよる
いそがしいよる 作・絵: さとう わきこ
出版社: 福音館書店
星空の元で眠ろうと思ったばばばあちゃん。なんてロマンチックなことだとう、と思って読み始めました。

ところが、あれこれ物を運んでいるうちに当初の目的を忘れてしまいます。ありますよね、こんなことって。でも、ばばばあちゃんだったら、次の朝「ああ、良く寝た」なんて言ってさばさばしていると思いますが。

のんびりゆっくりすることも大事だよと、戒めてくれるお話でした。

余談ですが、ばばばあちゃんの活躍ぶりがあまりにすごいので、読み聞かせをするとどうも早口になってしまいます。いいのかしら?
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自信を持っておすすめしたい ばばばあちゃん vs. すいか  投稿日:2004/08/07
すいかのたね ばばばあちゃんのおはなし
すいかのたね ばばばあちゃんのおはなし 作・絵: さとう わきこ
出版社: 福音館書店
ばばばあちゃんが種をまいたすいか、ばばばあちゃんを上回るパワーの持ち主ですね。なんども掘り返されて成長に悪影響がでるかと思いきや、怒りのパワーを生命力に転じてしまった感があります。

そして、どんどんどんどん伸びて行って、ごろごろごろごろスイカが実って。最後に笑うのはばばばあちゃん。

スイカが怒っている場面が、少々気にかかりましたが、親子で楽しんだ1冊でした。
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自信を持っておすすめしたい 立派に成長しているみきたくん  投稿日:2004/08/06
ボクがベルナのめになるよ!
ボクがベルナのめになるよ! 作: 郡司ななえ
絵: 日高 康志

出版社: ハート出版
盲目の両親と盲導犬のベルナと一緒に暮らすみきたくんが小学生になりました。そのみきたくんの成長ぶりが描かれているお話です。

前作で、ななえさんはみきたくんに「こころの目」の話をしました。小学生になったみきたくんはそのことを学校で発表したり、家族旅行で両親の目になってまわりのようすを教えてくれたりと、立派に成長している様子が頼もしく、こういうお子さんがいると、周りの子供達もよい影響をうけるだろうなあと思います。

けれど、悲しいことがおこります。ベルナの目が白内障でほとんど見えないというのです。こういう場合、ベルナはリタイアして、ななえさんは別の盲導犬と暮らすのが普通のようですが、みきたくんの「ボクがベルナのめになるよ」の一言で、ベルナはずっとななえさんのもとで生きることになるのです。生まれた時からベルナと一緒だったみきたくんにとって、自然と出て来た言葉だったのでしょうが、ご両親はさぞ嬉しかったのではないでしょうか。

私はもっぱら登場人物やベルナの心の動きに注目して読んでいたのですが、子供達はベルナの日常に興味があったようです。歯磨きをしてもらうこととか、あくびをすることとか、どうも、人間の言うことがほどんどわかるらしいとか。身近に犬がいないので、目新しいことでいっぱいのようでした。

このシリーズを読んでいると、ななえさんやみきたくんにお会いしたくなってきます。
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自信を持っておすすめしたい 前向きなななえさんに拍手をおくりたい  投稿日:2004/08/06
ベルナとなみだのホットケーキ
ベルナとなみだのホットケーキ 作: 郡司ななえ
絵: 日高 康志

出版社: ハート出版
子供を持つということは、自分には直接はわからない子供の体や心の痛みを引き受けるということでもあると思います。自分の心の傷や痛みなら、なんとか強気で受け止めることはできても、子供のこととなると、私は、つい弱気になり、心配しすぎたりするのです。

でも、ななえさんは違いました。お母さんが目が見えないということで、みきたくんが心を痛めている時に、あわてずさわがず暖かく見守って、さりげない方法で慰め、「こころの目」の大切さを教えているのです。みきたくんがそれを立派に受け止めていますが、それは、みきたくんがうまれてからのななえさん一家の生き方の賜物だと思います。

こんなふうにして大きくなったみきたくんは今いくつになっているのでしょう。きっと、人の心の痛みや優しさに敏感な心優しい青年に成長していることと思います。

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なかなかよいと思う いろんな動物に助けられて  投稿日:2004/08/06
それいけ!ねずみくんのチョッキ
それいけ!ねずみくんのチョッキ 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
ちょっとしたしかけが嬉しい本でした。あまり、大げさな仕掛け絵本だと子供がうまく動かせなかったり、作者の意図を理解できなかったり、なにより破れてしまったりするのですもの。

いろいろな動物にそれぞれの特徴を活かした方法で助けられるねずみくん。結構奥が深いですね。ねずみくんシリーズは末娘にももうもう簡単すぎるかなと思っていたのですが、これは親子で楽しみました。
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自信を持っておすすめしたい ベルナちゃん、大事にされて幸せね  投稿日:2004/08/05
ベルナとみっつのさようなら
ベルナとみっつのさようなら 作: 郡司ななえ
絵: 日高 康志

出版社: ハート出版
大人になってから失明された郡司さんがの盲導犬ベルナ。ベルナに我が家の子供達が会ったのは「ベルナの目はななえさんの目」という絵本でした。この本を知ってから、街で盲導犬をよく見かけるようになったような気がします。本当は盲導犬に気がつくようになったのでしょうね。今日も訓練中らしき盲導犬の卵に会いました。

ベルナが失明してしまった。犬にも白内障があるの?というのが、この本の1ページめを読んでの驚きでした。ベルナのことを知ってから、年をとった盲導犬はリアイアして別の家族のところでかわいがってもらうということも知っていましたので、ベルナがそのままななえさんと暮らしたことが驚きでした。子供達も、目の見えない人と目の見えない犬とどうやってでかけるのかなあ、と言っていました。そんなベルナと、近所の幼稚園出かけてお話の会をしてしまうななえさんの行動力に頭がさがります。

目の見えないおかあさんとベルナを支えたのは、みきたくんだったのですね。赤ちゃんの時からベルナと一緒のみきたくんにとって、きっと、ベルナをリタイアさせるなんて考えられなかったのでしょう。赤ちゃんのときはベルナに助けてもらったみきたくん。今度はみきたくんの番。

それにしても、犬の寿命を考えれば仕方ないこととはいえ、ベルナが死んでしまうところでは、涙してしまいました。ベルナがいなくなってしまってななえさんはどうするのでしょうか?新しい盲導犬との生活が始まるのでしょうか?
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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