「いくよー」「それー」
公園で女の子が楽しそうにすべります。
「す――――べりだい」「すべりだい――――」 「するする べぇりべぇりだい〜ん!」
鈴木のりたけさんが描くと、人気のすべりだいも何やら大変なことに! さらに、「すべりパイ」や「すべれない」(これは困る)。空から落ちてきた「ずん べりだい」!?びっくりするようなすべりだいのオンパレード。そして、もちろんそれが全部絵になって再現されているのです。
この勢い、この爽快感、もう誰にもとめられません!!
「す―――― すっ す― す――‥‥」 「べりだ―い だ―い だ―い…」
あー楽しかった。 ページをめくれば画面に釘付け、声に出して笑っちゃう。ことば遊びと緻密でユーモラスな絵。のりたけさんワールドが存分に堪能できます。読み方を変えたり、みんなで読んだり、楽しみ方はどんどん広がるはず。全部遊び終わったら。
もう一回いってらっしゃあーい!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「しごとば」シリーズや、『ぼくのトイレ』などで人気の鈴木のりたけがおくる、小さい子から楽しめることばあそび絵本。
公園のすべりだいが、変な形になっちゃった! す――――べりだいに、すべりだい―――――に、するするべりべりだい〜ん! すべりパイや、なが〜いすべりだい、さらには、空からすべりだいがふってきて……? こんなすべりだい、あったらいいな!
声色を変えたり、抑揚をつけたり、読み方次第で楽しみ方が何倍にも広がります。読み聞かせにぴったりの一冊です。
とにかく楽しい!
大人でもすべってみたくなる”すべりだい”が満載。
考えてみると、”すべりだい”とは、シンプルな構造ながらも、ドキドキ感と爽快な気分が味わえる、ロングセラーでグローバルな、非常によくできた遊具だ。
この絵本は、絵がスッキリしていて、ゴチャゴチャした感がなく、でもファンタジーの広がりがあって好きです。
たとえナンセンス絵本でも、絵本を楽しむということは、子どもにとって芸術的感覚の土台になるはずなので、こういった安定感のある落ち着きのある絵本に出会ってほしいな…と最近特に感じています。
みなで細かいところをよく見て楽しめるページもあるので、幼稚園などでクラスに置いておく絵本としてもお勧めです。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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