人気の絵童話シリーズ最終巻の主人公は、10番地に住むスタンプ。スタンプの不満は、みんなに手紙を配達しているのに、自分はもらったことがないということでした・・・。
ハツカネズミのすむ ネコイラン町には チュウチュウ通りという すてきな通りがあります。 その10番地にすむのは、 ゆうびん屋さんのスタンプ。 毎日たくさんの手紙を配達する スタンプは、実は自分あての手紙を もらったことがありません。 そこで、思いついたのは……。
1番地からスタートして、ついに10番地まできてしまいました。
まだ、チュウチュウ通りの仲間たちの物語を読んでいたくて
「11番地から先も出来たらいいのになあ」なんて思いながら、
ゆっくりゆっくりと読みました。
最後の巻は、郵便屋さんのスタンプが主人公です。
自分のところにだけ手紙が届かないことに悩んでいたスタンプは、
ある方法を思いつきますが・・・。
思いもよらない展開に、オロオロしてしまうスタンプ。
そこに、仲間たちがやってきます。
手を差し伸べる、というよりも
肩を組んでお互いを支え合うようなこの関係が 素敵だなと思いました。
騒動が収まった後に登場したのは、
ゴインキョのチーズに、チャイブのチュウチュウ・スペシャル、
それから、フィーフィーのグリーンベリー!
ああ、そうだそうだった・・・と、
今まで読んだ物語を思い出しました。
そして、最後のページで みんながみんな幸せそうな姿を見て、
本当に「すばらしいなかまたち」なのだなと感じました。
この「チュウチュウ通りシリーズ」は、みんなが主人公です。
人生にきっと意味があるように、
物語のひとつひとつに、意味があります。
もしかするとこの本は、
大人が読んでこそ、大切なことに気づけるのかもしれません。
子どもの頃に読んでいたなら尚更に、
「大人になったなあ」なんて、感動できるのかもしれません。
きっと何年たっても 色褪せない物語です。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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