もうすぐハロウィーン。ニューヨークで暮らし始めたゆめちゃんは、今年初めてハロウィーンのおまつりをすることになりました。街はハロウィーンの飾りつけで、とってもにぎやかです。いよいよ10月31日、ハロウィーンの夜、ゆめちゃんは魔女の仮装をして、「トリック オア トリート!(お菓子くれなきゃ、いたずらしちゃうぞ!)」と言いながら、街をまわります!
・作/高林麻里さんからのメッセージ
ニューヨークで暮らし始めた1990年、ハロウィーンの夜に、友だちがマンハッタンのグリニッジ・ビレッジのハロウィーンパレードに連れていってくれました。 仮装した老若男女がえんえんとパレードをしています。どれも、この日のために試行錯誤して準備したとしか思えないような見事な仮装ぶり、そしてクスッと笑ってしまうものばかりです。見ていて飽きないどころか、気がついたら周りの観衆といっしょに大声ではやしたて、翌日声が出なくなっていました。 わたしは仮装をしたことがありませんが、子どもが生まれてからは、ハロウィーンのコスチュームを、このお話のゆめちゃんのお母さんのようにミシンで作るようになりました。赤ちゃんのころは、娘にはクマのぬいぐるみや赤ずきんちゃん、息子には忍者やカウボーイと、わたしが決めて作っていたのですが、だんだん大きくなるにつれ、「ネコになりたい」とか「魔女のキキになりたい」とか、いろいろ注文を出してくるので大変です。できあがったものはけっして上手ではないのですが、子どもたちはとても喜んでくれます。 ハロウィーンの思い出は、アメリカで暮らした年月の分、わたしの中に、楽しくなつかしい記憶として積み重なっています。
日本人は、経済効果も狙って、お祭り大好きで、クリスマスでも、バレンタインでも、独自の楽しみ方で盛り上げている国だと思う。
それで、ハロウィンの絵本もたくさんでてますが、外国の伝統行事を知るという意味で、この絵本が一番しっくりきました。
ハロウィンにおすすめです。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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