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つむぎ

ママ・40代・福井県

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自己紹介
気持ちは、めざせ肝っ玉母さん!なのですが、弱虫の泣き虫です。
好きなもの
1人の時間も家族でにぎやかに過ごす時間も好きです。
本が好きで、音楽が好きで、お昼寝が好きで…、とインドア派かと思えば、キャンプやサイクリング、お散歩が好きなアウトドアおばちゃんでもあります。
ひとこと
絵本って、楽しいなぁと思います。絵本を読んでいるひとときは、大人も子どもも幸せなんだって、思います。
これからも、たくさんの素敵な絵本と出会っていきたいと思います!

つむぎさんの声

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自信を持っておすすめしたい 春を心待ちに  投稿日:2009/03/30
はるはいったいいつくるの?
はるはいったいいつくるの? 作: キャサリン・ウォルターズ
訳: まつかわ まゆみ

出版社: 評論社
まだ春を知らない小熊のアルフィーとかあさんぐまのお話。

アルフィーは、冬眠の途中、時々目を覚ましてしまうのですが、その都度、春がきたんだと勘違いして、かあさんぐまを起こしてしまいます。
そして、アルフィーは「はるは いつくるの?」とかあさんぐまに尋ねます。かあさんぐまは、そのたびに、優しく春の訪れのことを話ししてくれるのです。
春を心待ちにしている時期に読みたくなる絵本です。
愛情たっぷりの母さんぐまの様子が、見る者を優しい気持ちにさせてくれます。

子どもが小さければ、抱っこして読んであげたくなるような、
とてもかわいい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 見ているだけで楽しくなります  投稿日:2006/04/25
ぞうのエルマー
ぞうのエルマー 作・絵: デビッド・マッキー
訳: きたむら さとし

出版社: BL出版
この絵、なんてカラフルできれいなんでしょう。ながめているだけでも、楽しくなります。きっと、まだ文字の読めない子どもも、一人ででも、何度も眺めていると思います。お話だって、素敵です。つぎはぎのパッチワークのような模様のエルマーと、その仲間の動物。みんな底抜けに明るくって、ユーモアがあって、読んでいると、心に花が咲くような感じです。エルマー色の色とりどりの花が。
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自信を持っておすすめしたい 美しくて幻想的な絵本  投稿日:2006/04/25
桃源郷ものがたり
桃源郷ものがたり 作: 松居 直
絵: 蔡皋

出版社: 福音館書店
陶淵明の「桃花源記」にもとづいて、現代の幼少年に語り伝える物語として、再話されたものです。
絵は中国の蔡皋。

「桃花源記」は、高校時代の漢文の時間に学んだ記憶があります。

文章も絵も、とても美しい絵本です。
争いのない平和で、穏やかで、人に親切にする暮らし。
今の世でも大切で、しかし、なかなか実現できないものでもあります。

小さな子どもから、高校生、大人まで幅広い年齢層で読める本だと思いました。
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なかなかよいと思う どっちがホント?  投稿日:2006/04/25
三びきのコブタのほんとうの話
三びきのコブタのほんとうの話 作: ジョン・シェスカ
絵: レイン・スミス
訳: いくしま さちこ

出版社: 岩波書店
有名な「三びきのコブタ」のお話が、ブタの視点から書かれているのに対し、これは、おおかみからの言い分の本。「三びきのコブタ」のお話をを知らない方や忘れてしまった方は、そちらを読んでから、この本を読むことをお勧めします。小さな子どもよりも、小学校中学年以上から大人が楽しめる絵本だと思います。
おおかみとブタ、言い分は全く違っています。物事を違う角度からとらえることの大切さについて、この絵本では示してくれています。
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自信を持っておすすめしたい 阪神淡路大震災を忘れない  投稿日:2006/04/25
1000の風1000のチェロ
1000の風1000のチェロ 作・絵: いせひでこ
出版社: 偕成社
この絵本は、1995年の阪神淡路大震災から3年経った1998年に復興支援のために開かれた「1000人のチェロ・コンサート」を題材にしたものです。

チェロの教室に通うぼく。そこで、ぼくは、神戸からきた女の子と出会います。2人は、ある日、大震災復興支援のチェロコンサートのことを知り、自分達もその練習に加わるのです。そこで知り合ったおじいさんとの交流もはじまります。おじいさんも神戸からきたのでした。

そんなにひとりでがんばって、おとをださなくてもいいんだよ。
みんなのおとをきいて、きもちがひとつになるように、かんじながらひくんだ。

この部分を読んで、涙が出てきました。これは演奏の方法だけでなく、生き方そのものについての言葉。

それぞれの喪失体験が演奏することで、少しずつ癒される。
音楽には、人の心を揺さぶる大きな力があると思っています。
特にチェロという体で包み込むようにして演奏する楽器は、大切なものを抱きしめているような感じになるのだろうと思います。

抱きしめながらも、他の人の演奏する音に抱きしめられる…
そして、それが1つの曲になっている。この本を読みながら、そういうイメージを持ちました。

阪神大震災のとき、私は、妊娠8ヶ月の終わり頃でした。たくさんの命が失われる中で、産まれてくる命もある。その命を大切にしなければと思ったのでした。
いせひでこさんの絵は、とても透明感があって、優しい雰囲気を醸し出しています。
子どもだけでなく、大人にもお勧めできる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 美しい日本語の本  投稿日:2006/04/25
てぶくろをかいに
てぶくろをかいに 作: 新美 南吉
絵: 若山 憲

出版社: ポプラ社
新美 南吉の名作「てぶくろをかいに」です。
実は、あまり絵本の記憶のない私なのですが、このお話は、はっきり覚えています。

大人になって読み返してみると、なんて美しい日本語で書かれているのだろうと感じます。
その中でも、印象的なのが

「おかあちゃん、おててが つめたい、
 おててが ちんちんする。」

という表現。この本だけではありませんが、絵本を読んでいると、擬音語や擬態語の表現の豊かさを感じるとともに、現実社会では、あまり聞かなくなってしまいました。 絵本を通して、子どもたちに美しい日本語を伝えていけたらと思います。

寒い雪の降る日でも、「てぶくろをかいに」を読むと、心が暖まります。
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自信を持っておすすめしたい 子どものけんかっていいなぁ  投稿日:2006/04/13
けんかのきもち
けんかのきもち 作: 柴田 愛子
絵: 伊藤 秀男

出版社: ポプラ社
こどもたちのあそびば、「あそび島」のお話。
こうた と たい、2人の男の子がけんかをします。

けんかに負けた、たいの気持ちが、短い言葉から、よく伝わってきました。
黙読したときには、それほどでもなかったのですが、声に出して読んでみると、悔しい気持ちが、ぐっと感じられました。
この本は、けんかの気持ちと、けんかの流儀のようなものが書かれていますが、教え説くという雰囲気はありません。
読み終えると、安堵感と、清清しさがあります。
思いっきりけんかができるっていいですね。
小学5年生のクラスでこの本の読み聞かせをさせていただいたのですが、女の子よりも男の子のほうが、お話にグッと入り込んで聞いていたような気がしました。
絵は、勢いと迫力があり、子どもの気持ちを表情豊かに描いているところもいいなぁと思いました。
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自信を持っておすすめしたい おべんと で幸せに  投稿日:2006/04/13
きょうのおべんとう なんだろな
きょうのおべんとう なんだろな 作: 岸田 衿子
絵: 山脇 百合子

出版社: 福音館書店
先日、私が「きょうの おべんとう なんだろな」の絵本の最後のページを広げたまま置いていると、中学1年生の息子が横にきて、「どうして、この本広げているの?」と尋ねました。

思わず口に出た言葉は、「おいしそうだから。」

なかがわりえこさんの食べ物の絵って、どうしてこんなに食べてみたいと思うんでしょう。リアルなわけではないのに、とてもおいしそう。幸せな味がしそうなのです。

そして、隣に座った息子は絵を見て、「これは、ぞうのおべんとう、これは、くまの。」と8つのお弁当、全て、誰のものか言い当てるので、びっくりしました。この絵本は、娘(息子からみると妹)が保育園のときにいただいた本で、娘の本棚に入っていて、息子のほうは、それほど回数を読んでいないと思うし、それも随分前のことのはずだったので、驚きました。それだけ、この絵本が印象的だったのだと思います。

文章も、なかなかユーモアがあります。中でも一番好きなのは、お弁当を食べるときの、音です。
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自信を持っておすすめしたい カラフルで楽しい気分になれます。  投稿日:2006/03/28
エルマーとヘビ
エルマーとヘビ 作・絵: デビッド・マッキー
訳: きたむら さとし

出版社: BL出版
表紙の絵、エルマーの右にいるのがヘビです。
こんな色のヘビがいたら、楽しいだろうなぁ。
エルマーのぬいぐるみを作るのは大変かもしれないけれど、このヘビ風に何段かずつで色を替えたマフラーは、とても可愛いと思います。
このマフラーを使う勇気が出るかどうかは、別ですが(笑)
子どもたちは、へびマフラーが欲しいというので、子どもに編んであげようと思っています。

エルマーもいたずら大好きですが、エルマーの周囲にも、いたずら大好きな動物がいます。このヘビもそうです。

エルマーにいたずらしようと思った、ほかのぞうたち。
でも、いいアイディアが浮かびません。それで、ヘビのところに相談に行くのです。
そして、ぞうだけでなく、他の動物も一緒にいたずらすることになるのですが…。
今回は、たくさんの動物が出てきます。その一匹一匹の表情も素敵で、見ているのがとても楽しい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 何度読んでも、涙があふれてきます  投稿日:2006/03/28
おれはティラノサウルスだ
おれはティラノサウルスだ 作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
『おまえうまそうだな』、『きみはほんとうにステキだね』『あなたをずっとずっとあいしてる』の恐竜4部作の2冊目。

このシリーズ、大好きです。
この本を、6年生のクラスで読み聞かせしてきました。親の子どもへの思いや、友情など、6年生だから感じるものがきっとある、そう思って、この本を選びました。

でも、実は、直前までこの本を読むかどうか迷っていました。というのは、何度読んでも涙が出てきてしまうから。それでも、このお話を聞いてもらいたいという思いのほうが強くて、読んできました。
読み始めて、最初のうちは、ちょっとザワザワ。でも、だんだん、読み手のほうを、じっと見ている子が増えてくるのが、わかりました。そして、クライマックスの終わりの3ページでは、教室の中がシーンと静まりかえりました。そして、ラストの2ページ。やはり、涙腺がゆるんできましたが、じっと堪えて読みました。でも、堪えるために、

 おまえの かおを みて いいたかったよ。
 『ありがとう』って。
 ほんとうに ありがとう…

の部分を読むのが、少し早口になってしまいました。う〜ん、私って未熟だ。それに、この部分、子どもたちの顔を見て、読みたかったのだけれど、子どもたちの顔を見たら、余計に泣けてきちゃいそうで、本のほうを見ていました。でも、読み終わると、それまで前を向いていた子でも、うつむいていた子がいたから、ウルウルっときた子がいたのかもしれません。

ストーリーも素敵ですが、絵の独特の雰囲気も好きです。

中学1年生の息子、小学5年生と小学3年生の娘、年少さんの甥っ子も、この絵本が好きです。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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