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ママ・50代・愛知県

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あぶりしゃけさんの声

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自信を持っておすすめしたい 純文学、入門編  投稿日:2006/06/09
吾輩は猫である
吾輩は猫である 文: 夏目 漱石
編: 齋藤 孝
絵: 武田 美穂

出版社: ほるぷ出版
斉藤孝さんがまとめる、声にだすことばえほんの中の一冊です。

私自身も子どもの頃、小説で読んだことがあったのですが、なんだかあまり意味がわからず、内容はほとんど印象に残っていませんでした。

でも、絵本で読むと武田さんのかわいい絵の助けもあって、面白い!
おいしいところがぎゅっと凝縮されているので、腹八分目に楽しめるような感じです。

子どもが始めて出会う純文学にぴったりです。

息子ももう少し大きくなって、自分でちゃんと小説が読めるようになったら、この絵本を思い出して夏目漱石のこの小説を、全部読んでみてほしいと思います。

私も、この絵本でまず漱石に出会いたかった!
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なかなかよいと思う すごいぞ、オッサン!がんばれ、オッサン!  投稿日:2006/06/08
みみずのオッサン
みみずのオッサン 作・絵: 長 新太
出版社: 童心社
派手派手カラーの鮮やかな表紙と、タイトルに惹かれて手に取った作品です。

「オッサン」という名前のみみずが散歩をしていると、ペンキ工場が大爆発!

長新太さんの、ナンセンスな世界が炸裂です。

ペンキや絵の具やクレヨンが、ドロドロどろどろ流れ出して、オッサンがもぐもぐ食べる・・、こんな面白いお話が子どものツボにはまらないわけがありません!!

うちの子は、
♪みみずのオッサンが〜・・・。
と変な歌を作って、大喜びしてました。
「オッサン、すごいねぇ。ドロドロにつぶされるお母さんとおとうさんもおもしろいねぇ。」だそうです。

でも、この作品は、面白いだけではありません。

ドロドロの色を食べつくしたオッサンは、きれいなどろを出して、それが広がって緑の台地になる・・。

恐竜になりたいと思うオッサンに、月がやさしく「そのままでいいよ」と語りかけて・・・。

奥が深い作品です。
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なかなかよいと思う 可愛さに、キュン!読んで気持いい作品  投稿日:2006/06/08
せきたんやのくまさん
せきたんやのくまさん 作: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン
絵: フィービ・ウォージントン セルビ・ウォージントン
訳: 石井 桃子

出版社: 福音館書店
働き者のくまさん。早起きして、朝ごはんをすませて、荷馬車に乗って石炭の配達に行きます。

「ふたふくろおねがいします」
くまさんは、おくさんのせきたんおきばに、せきたんをふたふくろいれました-
どかん!どかん!

こんな静かな、でも気持のいい、リズムの言葉が続いて、読み進めながら、不思議とだんだん気持ちよくなってきて、癒されます。

表情ひとつ変えずに、けなげに働くくまさんの姿も愛らしく、キュンとなります。
・・・抱きしめたい・・・。

「せきたんやのくまさん」とあわせて、「パン屋のくまさん」「ゆうびんやのくまさん」「うえきやのくまさん」もオススメです。
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なかなかよいと思う 子どもの夢と大人の余裕  投稿日:2006/05/19
ほんとに ほんと
ほんとに ほんと 作: ケス・グレイ
絵: ニック・シャラット
訳: よしがみ きょうた

出版社: 小峰書店
「ちゃんと たべなさい」「だめだめ、デイジー」に続く、ちょっとおしゃまなデイジーちゃんのお話。

夜遅くまで、お出かけで帰ってこないママ。お留守番をするお姉さんと、ずーっとやってみたかったけどできなかったっことを「ほんと、ほんと」とほんのちょっと嘘をついて実現させます。

大人にとっては、ちょっと都合の悪い?お話です。
「早く寝なさい」や「アイスは食べちゃダメ」や「お風呂に入ってパジャマに着替えて寝なさい」はお、母さんなら誰でも子どものことを思って言っていることなのですから。

でも、きっと子どもにとって、いつもママに言われてることをほんのちょっと破ってみる特別な日の経験は、とっても甘く幸せな思い出として心に残る事なのでしょう。

うちの子も、おばあちゃんとお留守番を頼んだ日、「ママには内緒!」といって笑っていたことがあります。
きっと、デイジーみたいに特別な日をすごしていたのかなぁ。
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なかなかよいと思う カブトムシへの愛情がギュっと  投稿日:2006/05/17
カブトくん
カブトくん 作: タダ サトシ
出版社: こぐま社
虫が大好きなこんちゃん。冬の森で見つけたカブトムシの幼虫を大切に育てていると、なんとこんちゃんと同じくらいの大きさのカブトくんに!一緒にスイカを食べたり、遊んだり、お風呂に入ったり・・。一緒に楽しい時間をすごしましたが、でもカブトくんは元気がありません。そこで、こんちゃんはカブトくんにとってどうするのが一番いいのか考えて、決心します。「ここにくれば、いつでもいしょにあそべるよね」・・・。

作者の昆虫への愛情が凝縮された作品です。読んだあと、少し胸がキュンとします。
やさしい温かい気持ちと一緒に、カブトムシの幼虫から成虫になるまでの様子も学べる作品です。

「カブトムシを飼ってバトルしたい!」などと言っていたうちの子も、この作品を読んだ後は「カブトムシって、カッコよくてやさしいよね。友達になりたい!」といっていました。

ムシキングに熱中している子に、ぜひ読んでほしい作品です。
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自信を持っておすすめしたい うちのパパみたい!  投稿日:2006/04/27
どうぶつえん
どうぶつえん 作: アンソニー・ブラウン
訳: 藤本 朝巳

出版社: 平凡社
どこにでもいる普通の家族が動物園に行く一日を描いた物語です。

さむい親父ギャグを連発して一人でうけたり、じぶんの機嫌に任せて怒ってしまうお父さんにうちの息子は大うけ。まるで、うちのパパみたいです。

動物たちの絵も特徴がしっかりと生かされ、すばらしい描写です。子どもにとっては、主人公の家族を自分の家族に重ね合わせたり、動物たちに思いを寄せたり、純粋に楽しめる作品です。

大きな子や大人にとっては、まったく違う感想になるかもしれませんね。
”ぼく”の見た奇妙な夢・・・。
動物園に行ったときに感じる、動物たちに見られているような不思議な感覚を味わえる作品です。

動物園の動物を見ながら、同時に”ぼく”の家族も見ているような感じ。

シュルレアリズムの手法を用いられた絵の中には、たくさんのお楽しみが隠されています。お話を読んだあとも、美術館で絵画を鑑賞するようにじっくり見てみると、たくさんの発見ができる作品だと思います。
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ふつうだと思う 大きな発見とちいさいけれどとってもいいこ  投稿日:2006/04/13
とってもいいこと
とってもいいこと 作: 内田 麟太郎
絵: 荒井 良二

出版社: クレヨンハウス
お昼寝をしている、たこの8ちゃん。
するとだれかが「ひるねばかりしていないで、でかけた、でかけた」と誘います。「いいことがある」と言うのです。
すると、出会ったのはカニ。力比べ大会があるといいます。そして、8ちゃんの好きな?桜貝のさくらさんも来ているよと。さくらさんにいいところを見せようとがんばった8ちゃんですが、残念ながら惨敗。「ぼくには、ほねが ないからなあ」。さくらさんにかっこいいところを見せることもできず、「いいことがあるなんて・・・、うそつき!」と海に向かって小石を投げようとすると。

8ちゃんの隣には、さくらさんが。
「まあ、きれいなおつきさま」

きっと、これが誰かの言ってた、とってもいいこと。
大切な誰かと一緒に、きれいな月を見る、そんな何気ない、小さなことですが、とってもとっても、いいことなのでしょう。

そして、8ちゃんが気付いたことがもう2つ。

一つ目は、「でかけると いいことがある」と教えてくれたのが、だれかが。

二つ目は、一番ちからもちなのがだれか。


とってもいいことを探すと言うテーマと、一番の力持ちは誰かという二つのテーマにそって展開される、内田&荒井ワールド。伝えたいことが多すぎて、少しわかりにくいような気がしたのが残念でした。

一番の力持ちは誰か、これはまた違うお話で改めて読みことができると、8ちゃんのように、深く思いをはせることができるのに・・・。
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自信を持っておすすめしたい 読み聞かせにぴったり!  投稿日:2006/04/13
ジャイアントピーチ ダールのおばけ桃の冒険
ジャイアントピーチ ダールのおばけ桃の冒険 作: ケアリー・カークパトリック
絵: レイン・スミス
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
ディズニー映画の絵本版です。

大好きなパパとママがサイに食べられて死んでしまってから、意地悪なおばさんの下でこき使われて暮らしてきた男の子ジェームズ。ある日、不思議な老人からもらった緑色のものを桃の古木にぶちまけてしまいます。すると、干からびかけていた木に、おおきな大きな桃の実が!中へもぐりこんだジェームズが出会ったのは、ツチボタルとムカデ、クモ、テントウムシ、ミミズ、キリギリス。陰気な丘での生活に嫌気がさしていたみんなは、桃に乗って冒険へ出ることに・・・。

ディズニー映画になっただけあって、子どもがワクワクドキドキすること間違いありません。しっかりとした起承転結に、ところどころ文字の大きさも変えてあり、とても読み聞かせしやすい本です。

とても身近にいるけれど、ちょっと好きになれないムカデやクモやテントウムシが、ここではとても頼りになる友達として描かれています。

虫に対する見方が少し変わるかも。息子も、「ムカデってどんな生き物?」と図鑑を広げていました。

なにより、虫たちと一緒にさまざまな窮地に立ち向かって、夢を実現し、最後にはしっかりと自分の意思を通すことができたジェームスに、素直に感動します。

でも、寝る前に読むと、興奮して眠れなくなるかも。
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なかなかよいと思う 発見がいっぱいの科学絵本  投稿日:2006/04/12
電気とじしゃく
電気とじしゃく 作: マリア・ゴードン
絵: マイク・ゴードン
訳: にしもとけいすけ

出版社: ひかりのくに
子どもの「どうして?」や「不思議!」にわかりやすく答えてくれる科学絵本、シンプルサイエンスシリーズの8巻。
電気と磁石について書かれた作品です。
どうして、電気と磁石が一緒に書かれているの?と言うのも不思議でしたが、読んでみると答えがわかります。

鉄などに電気が流れると「磁力」ができ、磁石になるそうです。
また、電気の発見は琥珀を絹の布でこすったときにできた静電気からだったとか。ギリシャ語で、琥珀のことをエレクトロン(電子)と言うのだそうです。

他にも、大人でも「へぇー」「そうなんだー!」と言う発見がいっぱいです。
実験もたくさん紹介されていて、一冊でたっぷり遊べます。

でもちっとも難しくない!わかりやすい言葉とイラストで紹介されています。

資源の大切さも、しっかり教えてくれます。
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ふつうだと思う 港へ行こう!  投稿日:2006/04/12
しょうぼうていしゅつどうせよ 特製版
しょうぼうていしゅつどうせよ 特製版 作: 渡辺 茂男
絵: 柳原 良平

出版社: 福音館書店
大変だ!船が火事だ!!
港を火事から守る”消防艇”が衝突して火事になった船の火を消すまでのお話。

歯切れのある、テンポのよい言葉で書かれた文章は、まるで現場の緊迫感が伝わってくるようです。
乗り物や船が大好きな息子は「かっこいい!!」と大喜びでした。

でも、港という少し特殊な舞台と、普段あまり見る機会のない消防艇という題材は、イメージを膨らませることが難しいかも。

今度の長期休暇には、港へ行こう!本物の船を見れば、もう少しイメージが膨らんで、面白さが増すかも、と思わせる作品でした。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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