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赤ちゃんも気分はおとなですね
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投稿日:2003/03/18 |
赤ちゃんとぬいぐるみの動物たちがスープを飲みます。「いただきまーす」。動物たちが次々とスープをこぼし、赤ちゃんが拭いてあげます。「きゅっきゅっきゅっ」。赤ちゃんの口のまわりはスープでいっぱい。今度はママが拭いてあげます。「きゅっきゅっきゅっ」。「ごちそうさま」。
赤ちゃんって、大人の真似をよくします。うちの娘はすぐ下に弟がいたこともあり、1歳半頃から特定の人形を赤ちゃん代わりにして、私が息子に施すこととまったく同じことをその人形にしてあげていました。抱っこ、ミルク、着替え、食事・・・ まだまだ小さかったけれど、人形にとって娘はお姉さんであり、お母さんでありました。何だかそんなことを思い出させる作品でした。
林明子さんの描写は本当に的確で、いつもながらに驚かされます。表情や仕草や態度など、自分たちの子供をみているようですよ。
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怖いと優しいの入り混じったオオカミ
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投稿日:2003/03/18 |
「三びきのコブタ」のオオカミ側の言い分。こうゆうものを作ろうという発想がおもしろいですね。
オオカミはおばあちゃんのためにケーキを作っていたのに、砂糖が足りず、少しばかり分けてもらおうとお隣のコブタの家へ・・・
子供はもともと《オオカミ=悪者》のイメージが強かったので、ケーキを作るということにまずびっくり。これが優しいオオカミならそうでもないのでしょうが、言葉遣いの悪さが怖いイメージを残しているので、その対比がとても面白かったようです。
子供自身「三びきのコブタ」とわかって読んでいるのですが、コレはコレ、アレはアレ、とまったく別の作品として捉えているようす。
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子供は大好きな長新太ワールド
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投稿日:2003/03/17 |
長新太さんの独特な絵の作品。私は正直ちょっと・・・と抵抗があったため、一度も手にしたことはありませんでした。でもこの絵本、保育園の3歳児クラスで一番人気なんです!確か4歳児クラスでは二番でした。どうして?と不思議に思いながらも、こんなにも子供の心を惹きつけることに感心していました。そしてようやく初めて手にし、読んでみると・・・めちゃくちゃ面白かったです。
「キャベツくんを食べると・・・」空に浮かぶ空想はどれもユニーク。キャベツ顔だったり、キャベツの体だったり、洋服だったり・・・ それを見て「ブキャ」と驚くブタヤマさんの様子もとても面白い。最後、散々打ちのめされたブタヤマさんを、キャベツくんは食事に誘います。独創的な世界から現実世界へ引き戻されたようで、ちょっとほっとしました。
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靴が好きになれる本かな
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投稿日:2003/03/17 |
一足の可愛い靴が主役。歩いたり、早歩きしたり、ジャンプしたり、転んだり・・・ 靴しか描かれていないという特徴のある絵本ですが、靴がすごく表情豊かなので、ジャンプの楽しさや、転んだ痛み、立ち上がろうとする頑張りがよく伝わってきます。ぱたぱた、とんとん、ぴょんぴょん・・・ 擬音語もたくさん使われていて、小さい子が受け入れやすい作品ですね。
残念ながらうちの子供たちが小さかった時には、私自身がこの作品を知らなかったため読んであげられませんでしたが、靴を履き出す頃に読んであげると良いでしょうね。子供が靴と友達になれる本だと思います。
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夢いっぱい
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投稿日:2003/03/17 |
空から落ちてきた白い布で作ったワンピース。それを着てお花畑へ行くとワンピースが花模様に、雨が降ると水玉模様に、虹、星・・・ 次々変わっていくワンピースは夢いっぱいです。
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」。とっても楽しそうなうさぎさん。そんな素敵なワンピース、私にも下さいな。娘にもぜひ着せてあげたいです。
こうゆう可愛らしくて夢のあるお話。女の子はきっとみんな好きですよね。娘は5歳で初めて読んだのですが、絵本に釘付けになっていました。
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意外や、意外!心あたたまります
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投稿日:2003/03/17 |
保育園では本当にたくさんの絵本を読んでもらっていますが、その中で、娘が4歳の頃、特に気に入っていた1作です。どんな本?と聞くと、一生懸命教えてくれるのですが、まだ上手に説明することができず、私がわかったのは「どろぼうの話。でも最後は優しくなる」ことくらい。表紙だけは見たことがあったのですが、暗い色調でちょっと怖い感じだったので、なぜ娘のお気に入りになったのか、とても不思議でした。で、実際読んでみると・・・
こわーい泥棒三人組。馬車を襲い、財宝を奪い、隠れ家にため込みます。ところが、ある晩、襲った馬車に乗っていた孤児のティファニーちゃん。その出会いが三人組の運命を変えていきます。孤児を集め、素敵な街を作り上げた三人組。
意外な展開に驚きです。こわーい泥棒さんのお話が、こんな素敵なお話になってしまうなんて!娘が好きになったのも納得です。心があたたまる作品でした。
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これは本当のサンタさん?
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投稿日:2003/03/17 |
いつもニコニコ優しいおじさんのイメージが絶対的に強いサンタさん。ところが・・・ 寒い冬が嫌いで愚痴をこぼしてばかりのサンタさん。悪態ついたり、アルコールを飲んだり、さすがにここまでくると子供も笑うしかありませんね。
コマ割りでテンポ良く話がすすみますが、ひとつひとつはとても細かく、サンタさんの行動の一部始終が描かれています。ヒゲの手入れをしたり、お皿を洗ったり、戸締りをしたり・・・ 意外と小まめなサンタさん。こうゆう場面が省略されずにいることで、サンタさんの一日を密着させてもらった気分になりました。
漫画的な作品なので、サンタさんのイメージも狂わされることなく、楽しく読むことができました。子供よりは大人が読んで楽しい作品かなぁ。
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赤ちゃんはいつも一生懸命
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投稿日:2003/03/17 |
子供の表情や仕草をそのまま絵にしてしまう林明子さん。この作品はあかちゃんだけに焦点を当てているため、それらがすごく強調されていて、とても素晴らしい作品だと思います。
シャツを着ようとしているあかちゃん。「おてては どこかな」”ぱっ”「あんよは どこかな」”すぽん”・・・ ひとつずつ洋服の中から飛び出す体の部位。あかちゃんにとって着替えは大仕事。ひとつずつクリアしていくあかちゃんに、つい心の中で応援しちゃいました。
今は大きくなったうちの子供たちも、こんな風に一生懸命、着替えていたなぁと何だか懐かしくなってしまいました。一人でお着替えをし始める頃に読んであげられたら良かったなと思います。
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赤ちゃんの心の鏡
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投稿日:2003/03/17 |
赤ちゃん絵本の代表的な作品ではないでしょうか? 赤ちゃん絵本って、動物や食べ物・生活用品を並べたストーリー性のないものが多いですが、このくらいシンプルな話なら赤ちゃんも十分楽しめます。
屋根から昇るお月様。お月様を横切る黒い雲。そしてまた表れるお月様・・・ 「だめだめ」「あーよかった」と、下から見ている赤ちゃんの気持ちが上手に言葉に託されています。穏やかな気持ちで読んであげたい作品です。
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ぼうやとお母さんの限りない愛情
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投稿日:2003/03/16 |
知りたがりのふくろうの坊や。お星さまの数はどれくらい?お空の高さは?海の波の数は?海の深さは? 聞かれるたびに、数えてごらん、見てきてごらんと答えるお母さん。そして・・・坊やは数え切れないくらいたくさんで限りないものがあることを知ります。
保育園にあったのを見つけ、5歳の娘と一緒に読んだのですが、すぐに「欲しい。今度買って!」と言われてしまいました。こうゆう愛情たっぷりの作品は娘の大のお気に入りです。
最初タイトルに「しりたがりの」とあったので、つい《おさるのジョージ》を思い浮かべてしまったのですが、お話しの流れはまったく違います。
きれいな挿絵と、純粋な坊やの心と、優しいお母さん。すべてが素敵な作品でした。
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