新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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桂はな

せんせい・40代・東京都、女の子6歳

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桂はなさんの声

30件中 11 〜 20件目最初のページ 前の10件 1 2 3 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 本物の怖さ  投稿日:2009/12/28
おしいれのぼうけん
おしいれのぼうけん 作: ふるた たるひ たばた せいいち
出版社: 童心社
ちいさな頃、押入れとねずみばあさんが本当に怖かったです。
過激なビジュアル的な怖さに慣れた今の子どもたちにも、その恐ろしさは伝わるようです。

1年生、2年生あたりに読んで聞かせます。
30分近くかかる話ですし、「飽きちゃったら途中でやめるね」と、前置きしてから始めますが、途中でやめなくてはいけなくなったことはありません。
身を寄せ合って食い入るように見つめています。
二人の冒険が終わり、押入れに戻ってくるあたりで、一気に緩んで落ち着かなくなってしまうのですが、それだけ入り込んで聞いているということでしょう。

小さい時に体験しておいてほしい恐怖だと思います。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 真剣に聞いてくれます  投稿日:2009/12/28
うちにあかちゃんがうまれるの
うちにあかちゃんがうまれるの 作: いとう えみこ
写真: 伊藤 泰寛

出版社: ポプラ社
妊娠している人が身近にいるときに「こいぬがうまれるよ」と「あかちゃんてね」と一緒に、全学年で読んでいます。

自宅出産ということ自体が、身近になければ信じられない状況であり、目を丸くしてみています。
出産について自分の知っている情報を披露してくれる子どもたちもいます。
おっぱいの映っている写真もあるので、高学年男子などは茶化す子もいるかと思ったのですが、みんな、とても真剣に聞いてくれました。
女子はかわいらしい赤ちゃんに目を輝かせます。

大人から見ればわずか3,4年の差なのに、低学年は、かつて自分が通ってきた道として見て、高学年はいつか自分の体験する事柄として見ている子がいるのが興味深いです。

大判で細かいところまで見やすく、読み聞かせしやすい本です。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい おいしそう!  投稿日:2009/12/28
おすしのせかいりょこう
おすしのせかいりょこう 文: 竹下 文子
絵: 鈴木 まもる

出版社: 金の星社
とにかくおもしろい。
絶対に受ける本です。
1年から6年まで読めますが、やはり低学年のほうが反応がいいかな。
一ページ一ページ細かいところまでよく見ているので、絵をじっくり見せながら、「これはどこの国かな」などを聞きながら進めています。
地球を飛び出して宇宙に行ってしまうところなどもう大喜び。

裏表紙のお寿司の絵もよく見せると、どんなお寿司が好きか口ぐちに教えてくれます。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい あなたなら食べたい?  投稿日:2009/10/22
魔女ひとり
魔女ひとり 作: ローラ・ルーク
絵: S.D. シンドラー
訳: 金原 瑞人

出版社: 小峰書店
1年生から6年生まで楽しめる本。
気味の悪い生き物(?)たちから受け取るシチューの材料。
げー、といいつつ、食い入るように見つめています。
後で、「何があった?」と聞くと、非常によく覚えています。

最後の「さあどうぞ」の時には、「ぜったいやだ!」という子と、「いいよ。ちょうだい」という子にはっきりわかれます。
ちなみに担任の先生はだいたい「遠慮しておきます」。

とても短い絵本ですが、世界に引き込まれる存在感のある絵本です。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 実は・・・?  投稿日:2009/07/02
ガンバレ!!まけるな!!ナメクジくん
ガンバレ!!まけるな!!ナメクジくん 作・絵: 三輪 一雄
出版社: 偕成社
1年生から4年生までに読みました。
学年が上の方が楽しんでくれます。
肺呼吸、など難しい言葉が出てくるから、ということもありますし、「冒険野郎」のフレーズも小さい子にはあまり響かないみたい。
何より、1年生くらいだと、ナメクジも好きだ、という子も結構いるので・・・(笑)

テンションの差はあれど、どの学年も真剣に聞いてくれました。上学年になると、生物学的な興味も出てくるようで、読み終わった後、図鑑を見ました。「海にいたのになんで塩が嫌いなの?」という問いには、なるほど、と思いました。図鑑なども用意しておくといいかもしれません。

意味もなく嫌っていたものも視点を変えれば、いいヤツかもしれない。そんな気分になれる本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい にんまり  投稿日:2009/07/02
あいててて!
あいててて! 絵: フレッド・マルチェリーノ
訳: せな あいこ
再話: ナタリー・バビッド

出版社: 評論社
いつも悩む高学年向けよみきかせ本。
久々の100パーセント、あたりの、ヒットです。
最初にタイトルを知ったときグリム童話で「あいててて」?と疑問に思いました。
あらすじは典型的なグリムの話で、良くあるパロディのようなものではないのですが、スタイリッシュでインパクトのある絵とテンポが良くぐいぐい引き込む文章がすばらしいです。

最初の赤ん坊が川に捨てられてしまうあたりで「ひどい・・・」というつぶやきが聞こえ、王さまが城を飛び出していくあたりでにんまりしながら、オールを漕ぐしぐさをする子もいました。

お話に入り込んで楽しんでもらえる一冊です。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 死のイメージ  投稿日:2009/06/20
ちいさなとりよ
ちいさなとりよ 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: レミー・シャーリップ
訳: 与田 凖一

出版社: 岩波書店
幼いころとても好きでした。
私にとって、ずっとずっと埋葬のイメージはこれでした。
最近、ふと読み返して、幼い私は何に惹かれたのか、悩んでしまいました。
美しい絵本です。
同時にひやりとするような残酷さがある。
ちいさな鳥の死を眼にした子どもたちの中の、死を悼む気持ちと、非日常の興奮と、大人の真似ができるわくわく感、なによりそれらの行為をする自分たちに酔いしれる感傷を、恐ろしいほど静かに切り取っています。
これは、まったく正しい子どもたちの姿だと思う。
同時に、今の子どもたちに、この本を手渡すとしたら何歳くらいなのでしょう。
まだ本当に心が柔らかいうちがいい。死を終わりだととらえないうちがいい。けれど、死はリアルとして存在していなければならない。

教訓めいたことは何もなく、読んで何かを得られる物語でもない。
けど、必要な絵本だと思う。
しかし、私の心に強烈に残っていた作品だけに、今の子どもたちの心にどうやって残るのかが、気になって、いまだに、誰にも読んであげられずにいます。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 異形の者との遊び  投稿日:2009/05/22
めっきらもっきらどおんどん
めっきらもっきらどおんどん 作: 長谷川 摂子
絵: ふりや なな

出版社: 福音館書店
たいていの子は、幼稚園や保育園で読んでもらったことがあるようですが、それでも楽しんで聞いてくれます。
怖いはずのお化けが、どうも子供っぽくて、かんたのほうがしっかりしているのが魅力。
小さな男の子が、異世界に行って異形の者たちと遊び彼らのリーダーになるというのは、「かいじゅうたちのいるところ」とかぶりますが、どこか恐ろしい気配のするあちらにくらべて、こちらは、本当に人間味あるお化けたちです。
でも、かんたを帰すまいと、なりふり構わないあたり、(そしてかんたが帰るキーワードが「おかあさん」のあたり)やはり異形なのだな、と、感じられるあたりが、とても好きです。
子どもたちも、何も考えていないようで、実はそのあたりを感じ取っているような気がします。

ラストの「きみならおもいだせるかな」のあと、もちろん子どもたちと唱えてみます。
「みんなでいったらおばけきちゃうかな。おばけきたらこわいからやめておこうか」と言うと、みんな、「やだ!言う!」と言います。全員で唱えた後、ちらちらあたりを見回す子どもたちがとても可愛いです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 静かな雨の日のような絵本  投稿日:2009/05/09
あめがふるときちょうちょうはどこへ
あめがふるときちょうちょうはどこへ 作: M・ゲアリック
絵: L・ワイスガード
訳: 岡部 うたこ

出版社: 金の星社
薄い青を基調とした、地味な絵ですが、梅雨の初めには絶対に欠かせない本です。
あめがふっているとき、ちょうちょうはどこへいくのだろう。
そう言われてみればどこだろう、と、子どもたちは首をかしげます。
雨の日に読んで、最後は「もし見つけたら教えてね」と言って〆ています。
楽しんでもらえるのに、しっとりと静かな雰囲気になる素敵な本です。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 泣く子も笑う威力!  投稿日:2009/05/09
うんちっち
うんちっち 作: ステファニー・ブレイク
訳: ふしみ みさを

出版社: あすなろ書房
下は2歳から上は中学生まで読んで聞かせました。
例外なく、大爆笑でした。

まず2歳の子は、あまり絵本に興味を示さない子だったのですが、大ウケ。
その後、外に遊びに行った帰りに転んで、口の中を切ってしまい、家に帰っても、ずっとぐずぐず泣きやまなかったのですが、もう一度『うんちっち』を出してきて、表紙をちらっとみせただけで「・・・うんちっち」とつぶやき、泣いている隣で、声に出して読み始めたら、笑い出しました。
うんちっちパワーすごい!

初めて会う子どもたちに、自己紹介代わりに「大好きな本です」と言って、読んだりもします。つかみは完璧ですが、しばらくは顔を見ると「うんちっち」と言われます(笑)
参考になりました。 0人

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