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絵の不思議な力により、神秘性が際だつ作品
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投稿日:2010/02/27 |
表紙絵よりもサブタイトル“インディアンにまつわるおはなし”に興味を覚え開きました。
昔太陽の神が迸る命の力を一本の矢にかえ、大地に向かって飛ばした。
命の矢は一人の娘に当たった。
そして、男の子を産んだ。
長じて、男の子は父親探しに出かけ…。
広い世の中を旅し父を求め、ある意味自分の存在証明に必死です。
父なる太陽の神へと会いにいくプロセスが、とても神秘的です。
やっと会えた父もまた慎重で、息子へ試練のテストを与えます。
ここで、神とはこういうものか?とちょっと驚きました。
やっと認められ、再び父の手で大地へ送られた男の子はさぞや誇らしく、常人では果たし得ない使命を背負った命であることの自覚に目覚めた事でしょう。
読み進めていくうちに、このモザイク様式のようなイラスト画の魅力に引き込まれました。
絵の不思議な力により、神秘性が際だつ作品だと思います。
コールデコット賞を受け、全米で話題になった結果、歴史考証学的見地から批判を浴びたようです。
が、子どもに読み与えるに際に、歴史事実を伝えるのではなく、あくまでも作られたお話的ニュアンスで絵を含め楽しむのであれば、私は問題が無いように思います。
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クリームの絞り口を全て犠牲にし(笑)、…
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投稿日:2010/02/27 |
息子が幼稚園時代に購入していたシリーズです。
ほかの本は、ご縁のある園や施設へ使って頂こうとお贈りしましたが、この一冊だけは思い出があるので、未だに手元に置いています。
うちの評価は星五つです。
親子で読んで、おもわずやってみました。
ケイーキ作りのクリームの絞り口を全て犠牲にし(笑)、紙粘土に絵の具を混ぜて楽しみました。
ただ絞り出すだけでも楽しいのですが、はははケーキにこだわり、息子は、トッピングに“にゅるにゅる怪獣”を作り盛り上がりました。
しばらく飾って置きましたが、「あれ、またやろう!」と言われ続け、こっそり奥へ引っ込めました(笑)。
後かたづけが大変でしたが、今思うと良い思い出です。
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空想の世界で遊ぶためには…
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投稿日:2010/02/26 |
空想の世界で遊ぶためには、遊んでいる自分を見つめるもう一人の自分の存在を無視しなければ、夢中になれません。
幼い子どもでも、なかなか恥ずかしがってできない子もいます。
大人でも、どっぷり浸かれるトリティーガさんのような人も入るんですね。
主人公姉弟のジャングル探検が、世界航行へとお話しが飛躍していくプロセスが楽しい。
この姉弟が発見した緑の船は、トリティーガさんの意図した作品のようです。
機関室に見立てた、太い木の切り株の上の小屋の中を見ると、ご主人(船長さん)の写真や望遠鏡。
きっとご主人は、船を愛し乗った方だったのかも。
そのご主人の好きな船を庭に作るトリティーガさんのしゃれっ気。
ご主人を愛していたのでしょうね。
この庭で、庭師(水夫長)を含め4人で旅した数日間は皆にとって幸せな時間であったと想います。
こんな時間を幼い頃に持てるこどもたちは、この姉弟のように忘れることがないと思います。
近所のこどもたちに遊んでもらう私ですが、小学生とは野球(近所で“ノックのおばさん”と呼ばれています)、園児さんたちとは絵本や折り紙。
どうしても、既存の道具やおもちゃを使っての遊びになりがちです。
今年の夏は、レジャーシートの飛行機で旅でも計画してみようかと思います。
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ちいちゃい種とティッチを掛けているような
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投稿日:2010/02/25 |
末っ子って、何時もこう感じているのかも。
ページを追う毎に、兄姉と隔たる想い。
一生懸命なティッチが可愛い。
最後はどうなるのかしら?という様な眼差しの息子。
ラストページを開くと、「おお〜〜〜!やった〜」とティッチと同じ気持ちになっていました。
ちいちゃい種とティッチを掛けているような、末っ子への応援本ですね。
ハッチンスさんの色使いや細かい描写に、当時、はははファンに成りました。
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懐かしいあの匂いを思い出しました
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投稿日:2010/02/25 |
あーちゃん変身です。
かあさんになっちゃいました。
完璧かあさんに徹します。
かあさんになったあーちゃんは、あーちゃんを捜しに外へ…。
子どもの“なりきり気分”はこうなんだろうな〜。
かあさんなんだから、犬なんか平気平気。
かあさんなんだから、泣いたらいけなくて。
って、あたりが可愛いなあ〜。
それにしても道行く人が振り返るメークに笑っちゃいました。
公園のページが上空から描かれていて、あーちゃんの暴走がわかりやすかった。
長野先生の色鉛筆で描かれたようなこの絵が、あーちゃんを身近な存在として、こどもたちもお話しにすぐ入り込めそうです。
鏡台の引き出しをそおっとそおっと開けたら、かあさんのよそ行きの匂いがしてきて、……。
っていうところで、私も母の三面鏡の前でこっそり悪戯をしいていた時の懐かしいあの匂いを思い出しました。
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やっぱり取り越し苦労に過ぎません
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投稿日:2010/02/24 |
息子の小学校のお話し会の帰りに、図書室を覗いたら4冊ありました。
『以前きっと、お話し会で同時に全クラス読んだことがあるんだな』と思い開いてみました。
美しい氷の国に、個性豊かなペンギンが住んでいました。
ほかのペンギンたちとちょっと違う。
天真爛漫というか、開放された心の持ち主というか、とっても自由奔放です。
ほかのペンギンからは、異端児的視線を送られてもお構いなし。
破天荒な行いに、皆引き気味にも関わらずゴーイングマイウェイなタッキー君。
こんな子どもを持つ親はさぞかし、たくさんの取り越し苦労を背負うことになりそうです(笑)。
でも、やっぱり取り越し苦労に過ぎません。
ほかの誰よりも、きちんと“生きる力”がついていた!
強面なハンターの前でも動じぬタッキーの様子が、こどもたちには痛快なんだと思います。
ハンターたちが拍子抜けどころか、ある種恐れをなして退散するページも面白い。
この事件でほかのペンギンたちが、タッキーの個性を初めて認めるラストも、読後気持ち良いですね。
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新入園生の表情がラストでハレッとしていて
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投稿日:2010/02/23 |
これもまた入園前のお子さんにピッタリの作品です。
「楽しい園」の入園式です。
新入園生を迎える年長さんがとってもお兄さんお姉さんに見えます。
プレゼントも素敵。
園内の案内も立派です。
新しいお友だちは、園には色々お約束があることを教えてもらっています。
とにかく、面倒見が良いですねぇ。
給食の時間も楽しそう。
こんなにたくさんで食べたことの無い子ばかりですもんね。
どの子も生き生き個性豊かに描かれています。
はじめは、不安顔の新入園生の表情がラストでハレッとしていて、いいな〜。
最後の楽譜のおまけもグッドです。
たくさんの楽しいことが待ってるよ〜っていう絵本。
おもわず「早くいきた〜い!」っていうお子さんが増える一冊だと思います。
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もう〜、ここに伏線があったのか〜
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投稿日:2010/02/23 |
「また、やられた〜!」って、感じです。
腹ぺこおおかみが、よろよろたどり着いたのがぶたの町。
おおかみにとっては、餌が固まって待っててくれているようなもの。
でも、ぶた影すら見えない。
ラーメン屋さんのディスプレイを見て驚きのおおかみ。
私たち親子もメニューを見て大爆笑。
おおかみで出汁を取っているようです(笑)。
しゅうまい・ぎょうざに至っては、おおかみは身を刻まれる事を絶対想像したでしょうね。
ここで、お腹がよじれそうだったのに、次の本屋さんのウインドウに飾られた本のタイトルに、またまた引きつり笑いが。
タイトルを読んだだけで、このおおかみは、この町のぶたがおおかみが好物であると気づきます。
次の電気屋さんもしかり。
こうなるとこの町の静けさは、意味が違ってきます。
彼を狙う静なでも鋭いぶたの視線を警戒せずにはいられません。
変装してとっととこの町をでようとしたおおかみでしたが……。
あ〜、面白かった。
町として生き残る為の、ぶたの知恵に息子賞賛。
絵本を閉じて、看板を掛け替えているぶたさんが。
表紙を見直すと、町に入ってきたおおかみを見つめるぶたの目・目・目。
扉絵を見直して、「もう〜、ここに伏線があったのか〜」って私。
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「おお〜!」を連呼する息子
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投稿日:2010/02/23 |
『くまの子ウーフ』の絵を担当された井上先生の作品です。
3歳当時、機関車トーマスシリーズの虜と最早なっていた息子に、電車もののこの絵本を読みました。
ありえない奇想天外の電車のオンパレードに「おお〜!」を連呼する息子。
本当におじさん臭いリアクションの子でした(笑)。
三階建ての電車・階段電車に目を奪われ、二回目にはお散歩電車の車輪に気づき大笑い。
三回目には、「これいい!これいいね〜」とラーメン電車のページを堪能していました。
表紙絵の電車には、親子でもぐら電車と名付けました。
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限界まで頑張って頬を膨らませる兄さん
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投稿日:2010/02/23 |
ロシアの民話『空とぶ船と世界一のばか』や、中国イ族の民話『王さまと九人のきょうだい』に通ずるものがありますね。
こちらは、弁髪や服装から見て中国清朝の満州民族の民話でしょうか。
三作品の中では、私はこれが一押しかな。
ルックスがそっくりの五人兄弟。
でも、各人の特技・特長は様々。
それが紹介される前半で、何が起こるのか期待してしまいます。
海の水を飲み干すことができる一番上の兄さんは、魚穫りが当然上手です。
小さな男の子にせがまれて海水を飲み干すと、約束を守らない男の子は、苦しい兄さんを無視して戻ってきません。
限界まで頑張っている頬を膨らませる兄さんに笑っていましたが、悲劇が…。
牢屋に入れられ、裁判にかけられ斬首刑が確定するのですが…。
おなじみ兄弟の入れ替わり作戦が始まります。
死罪か、酷いなと思いました。
約束を守らなかった男の子が悪いのにと。
だから、次々と処刑方法が替わっても助かる兄弟に応援し痛快な気持ちで読みました。
それにしても、一度処刑に失敗したら終わりだと思うんですが、それじゃお話しにならないか(笑)。
色々な刑罰の酷さに、大人はちょっと引き気味になるかもしれません。
こどもたちは、『絶対大丈夫』と思って読んでいるから、楽しめると思います。
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