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『オリエント急行殺人事件』もそうですが…
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投稿日:2010/02/18 |
昨年『オリエント急行殺人事件』を読んだ息子が、TVにはいると騒ぐので、映画を初めて見せました。
活字から入って楽しませたかったので、映画があることを隠していましたが(笑)、鼻息も荒く興奮していました。
翌日また本を引き出し読んでいました。
『オリエント…』もそうですが、こちらの絵本もセンダックが幼児期に受けた「リンドバーグ赤ちゃん誘拐事件」(1932年3月1日)の恐怖の日々から受けた外傷・内面心理を投影させたものだそうです。
なるほど、父親は遠い海の上で、母親がうつろで頼りなく描かれているわけです。
ゴブリンという精霊は、子どもにとっては得体の知れぬ何時やってくるかわからぬ不気味な「子盗り」に見立てられています。
妹奪還のために、タイトルにもある「窓の外のそのまた向こう」の妖気漂う世界へむかうアイダを力づけ導くのは、父親の歌。
この妹奪還成功のお話しが、センダック自身と得も言われぬ恐怖心を抱き始める年頃のこどもたちに、「大丈夫、大丈夫」と心を落ち着かせてくれているように解釈しました。
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オールシーズン、オーケーじゃないかな?
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投稿日:2010/02/17 |
子どもって、“月”が移って行くことを何歳頃から認識するのかしら?
月めくりカレンダーを私がシャーッと剥がしても、息子は結構ノンリアクションだったな〜。
幼稚園に行き始めて頃からかな?
行事もたくさんありましたしね。
この絵本は、お正月にオススメって紹介されていましたが、オールシーズン、オーケーじゃないかな?
楽しい。次の月さんがどんな月さんか、ワクワクしてページを捲って読みました。
最後のおまけのページが最高です。
お子さんと盛り上がること間違いなし。
「今月は2月だから」と、2月の扉から開けてみるのも楽しそう。
絵がとっても親しみやすい雰囲気を持っています。
子どもにうけそうだな〜。
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ママにかけた術は素敵な方法で解けました
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投稿日:2010/02/17 |
『ゼルダのママはすごい魔女』と同時発売の作品です。
タイトルの「!(exclamation mark)」のキッパリ感に惹かれました。
成長の証といえるのでしょうか、心理学的見地からすると子どもは同姓親を超える事を目指すものらしい。
この魔女の子(ゼルダでよいのかな?)は、とにかくママの魔女を尊敬してるんですね。
そして、ママをやはり目指してる。
ママは当然未熟な我が娘に、ゆっくり魔術の手ほどきをするつもり。
若い、いやいや幼いって後先考えず突っ走っちゃうんですね。
どうなることかと、読み進めていくと、ママにかけた術は素敵な方法で解けました。
元にもどったママのかんかんのページに笑いました。
でも、ゼルダの気持ちが理解できる素晴らしいママでした。
ゼルダの悪戯の後始末を手ほどきしてくれるママに、ますますゼルダは憧れちゃうんだろうな。
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世間知らずのお坊ちゃんのよう
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投稿日:2010/02/17 |
ついにゲット!
「やった〜!どれどれ…」と読みました。
三匹のこねずみたちが賢いな〜。
一方ねこは、鋭い目つきのルックスからはほど遠い世間知らずのお坊ちゃんのよう。
ねずみを食べたことが無いようです。
こねずみたちに言いくるめられ、おいしいバナナも振る舞っちゃうんですから。
この辺りで、『逃げないの?ついていくの?』とハラハラ。
はてさて、この後のアクシデントでのこねずみたちの知恵にビックリ。
エンディングは「ティラノサウルス」シリーズに通ずる様な“ほろりもの”でした。
なんといっても、こねずみたちに教えられた「ねずみの特徴」のページで、震えるねこに笑いました。
「ぼよよ〜ん」には参りました。
タイトルが生きている作品ですね。
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理想のオスは、タツノオトシゴかな?
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投稿日:2010/02/17 |
“ふしぎだな? 知らないこと いっぱい”のシリーズ本です。
結構リアルな動物の描写です。
本当に動物図鑑のようです。
テーマは、「オスとメス」
求愛の特徴。
産卵。
子育て。
それぞれつがいで力を合わせて頑張っています。
中には、生むだけのメス、カップリングまで一生懸命なオスもいます(笑)。
私の理想のオスは、タツノオトシゴかな?
でも、それじゃあんまりムシが良すぎるから、サイチョウにしとこうかな。
一見開きに四種類もの動物の生態が描かれているページもあります。
同ページでも、字体を変えて読みやすいような工夫も見られます。
エンディングの「もっとよくしるために」を久々に開いた息子が読んでいました。
「小さい頃、けっこう科学的な絵本読んでたんだな〜」と懐かしそうに一言。
さてさて、人間のオス・メスはこれからどんな方向へ行くのかしら?(笑)
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ページを自分で捲りながら楽しめそう
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投稿日:2010/02/16 |
ドイツの人気作家さんの初の自作絵本だそうです。
近年は子供服のデザイナーとしてもデビュー、多才な方です。
お話しは農家のルティおばさん。
夢見る夢子さんのような彼女は、女王様になりたくて牝牛を馬ととりかえた。
今度はお城が欲しくなり…。
願いをトントン叶えてしまうルティに、『え〜〜〜?』ですが、何よりこのしかけ。
見開きの左ページに文が、右に絵。
この絵のページが上下真横に切れていて、上のページを捲ると、左上に文が、さらに下の段を捲ると、左の下の段に文。
そして、右には絵が。
“あやしいやつ”の出現で、ルティ女王が大ピンチ。
王様も、99人の家来のだれ一人も助けに来てくれず、もうダメかと思ったら、彼女を救ったのは…。
ストーリーの奇抜さに笑いを誘われますが、登場するキャラクターたちも面白くて可愛くて独特の味わいがあります。
淡いクリーム色やピンクを使った優しく明るい作品です。
ふりがなのルビから見て、一人読みができるお子さんが、ページを自分で捲りながら楽しめそうな作品です。
ラストは、ルティのまた夢見る夢子さん癖がチラッにクスリとなります。
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ラストに向かうほど笑いのボルテージが…
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投稿日:2010/02/16 |
『いぬが、かいた〜い!』がとっても良かったので、この作品を探して読みました。
まだハイハイしてる女の子ケティ一家が、近くへハイキングのようです。
湖の中で溺れているチャボを発見。
パパが見事な救出。
おうちへ連れて帰ってきて、名前もつけちゃって…。
“ふつうなら おはなしは これで おしまい……でも、おわらなかったんです。”
このフレーズが何度か出てきて、笑いながら次なるお話の展開にワクワクして読みました。
オッカサンとネーミングされたチャボは、犬のブルーノの寝床のバスケットが気に入って、ブルーノはちょっと我慢。
でも、オッカッサンにも家族がいるはずと、チャボの飼い主を捜し返す事になりました。
ところが、返したはずのオッカサンが、毎朝ブルーノのバスケットに…。
オッカサンが特別可愛らしく描かれているわけでもないのに、なんか可愛い。
チャボの足では遠路といえる距離をわざわざやってくるあたりが、息子に随分うけていました。
人(犬?)の良さそうなブルーノのヌーボーとした雰囲気も好きです。
ラストに向かうほど笑いのボルテージが上がっていくストーリーです。
最後の最後のおちにも、見返し後ろの絵にも笑いがこぼれてしまいます。
ラストの一文には、次回作をおもわず期待してしまった私です。
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気持ちの結集が、心地よかった
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投稿日:2010/02/15 |
こどもたちにとって、とても魅力的なおじさん。
数カ国語を話せ、世界を旅してきた人。
旅の話しも面白く、時に楽器を奏で、鳥までもが友だち。
時にお医者さん、時計修理に鍵のトラブルまで。
こどもたちの憧れのまとのおじさんは、だれに何を頼まれても、親切で優しい。
握手ひとつの感謝で満足している様子。
そんなおじさんの家のピンチにこどもたちが立ち上がって…。
こどもたちの気持ちの結集が、心地よかった。
これまで、おじさんの親切をうけてきた大人たちまで巻き込んで。
皆家にあるものを持ち寄ればこんな事もできるんだ。
皆力を合わせれば、こんな素敵な結果になるんだ。
ペーテルおじさんと出会えたこどもたちには、船や遊びばかりではなく、優しさや親切がしっかりプレゼントされていたんでしょうね。
こういう気持ちを育ててもらえるって良いですね。
ルッレも素敵なおじさんになりそうなラストに温かい気持ちになりました。
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縛られていたものから解放されたよう
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投稿日:2010/02/15 |
ステラとサムの姉弟シリーズの方の作品です。
明るく楽しい作品を読んできたので、そのつもりで手に取りました。
主人公の猫の“いやはや”というネーミングにビックリ。
感嘆詞「いやはや」の後に来る言葉は、あきれ果てたあるいは落胆してしまった気持ちが述べられるものですが、それが名前に使われているなんて、本当に驚きました。
軽い気持ちで読み始めましたが、深くってズシリときました。
猫の生態上できるはずのこと(このお話しでは“猫は飛べる”)が、できない自分に気づき落胆しているいやはや。
これは、如何ともしがたい苦しみです。
そっと、あれこれ試してみてもできない現実。
その秘密を従兄弟たちに知られてしまい、彼らの手助けで再びトライをする事に…。
思いがけないアクシデントから、いやはやが経験できた世界。
ここでの嬉しそうな表情が、とっても良い。
いやはやが縛られていたものから解放されたように見えました。
ポジティブなポーティアが、良き理解者でした。
こういう友人がいるって財産です。
できないことをカウントせずに、できることを見つけていく人生の歩み方って良いなと思いました。
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“知ることの楽しさ”の世界へとのめり込み
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投稿日:2010/02/15 |
2001年度ボストングローブ・ホーンブック賞
ノンフィクション部門 オナー賞受賞作
だそうです。
作者の父親の“石”と共に歩んだ人生。
幼い頃に出会った石。
だれもが何かに夢中になる年頃です。
彼の石への興味関心は、薄れることなく延々と続いていきます。
自分のコレクションの数が増していくと共に、独学で石について深く探究し続けた。
学ぼうとすれば、どこにでも学びの機会はあるものですね。
学べば学ぶほど、“知ることの楽しさ”の世界へとのめり込んで行ったのではないでしょうか。
この人並み外れた静かではありますが変わらぬ情熱が、彼という人物の核にあったんだと思います。
そして、それが彼にとってもっとも幸せな晩年に繋がっていきます。
こういう方の人生に絵本を通して出会え、彼と共に幸せな気持ちになりました。
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