もしあの童話の主人公が自らの口で語ったら。「シンデレラが語るシンデレラ」は、前作・桃太郎に続く「1人称童話」のシリーズ二作目です。 「昔々あるところに…」でおなじみのスタンダードな昔話は、決まって3人称、いわゆる「ナレーション」でえがかれています。3人称から1人称へ。客観から主観へ。このシリーズでえがかれるのは、主人公の「たとえば」の胸の内。シンデレラは何を思い、何を見つめ、何を求めていたのだろう。主人公視点で物語を体験する1人称童話は、つまるところ「まなざしと気持ちの絵本」といえるのかもしれません。
おもしろい!!!
この絵本を読んで、とにかくそう思いました。
シンデレラのお話は、いろんな出版社さんの絵本を
何度も何度も読みました。
でもこの絵本は初めて!!
とても衝撃を受けました。
シンデレラから見た、シンデレラのお話なんです!
シンデレラから見ているので、シンデレラの顔は描かれていません。
描かれているのは、シンデレラの手。
ぞうきんがけをしている手、おねえさんの髪を結ってあげている手、
ドレスをきて手袋をつけている手・・・。
その手が語っている物語が印象的で、何度も何度も
読み返しました。
何度読んでもおもしろい!!
久々に衝撃を受けた絵本でした。
おとなもこどももぜひ読んでほしいと思います。 (スケボウさん 40代・ママ 女の子6歳)
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