月刊MOE第1回絵本屋さん大賞・新人賞入賞 おくはらゆめ最新作
「1度目は、のんびりゆったりなおくはらワールドに、じんわり。2度目は、シマウマたちの勝手さに、くすり。少しおいての3度目は、シマウマたちがすごい自己主張でドヤドヤ迫ってきて!はめばはむほど、もうトリコです。」 ――ジュンク堂書店新宿店・兼森理恵さん
「生きてるだけで、いいんだね。全ての命が、何だか愛おしくなってくる、ゆめワールドへ、ようこそ!」 ――子どもの本の専門店メリーゴーランド・村田真理子さん
「あー、『こんなかんじ』をめいっぱい味わえる幸せ……。あまりの大らかさに圧倒され、感動しました。」 ――絵本ナビ編集長・磯崎園子さん
「のんびり、ゆったり、シマウマくんたちの1日は、まさに『くさをはむ』ようです。『嚙む』でも『食べる』でもありません。ことばで『ハグ』するつもりで読んだら、この『はむ』感じ、伝わってくれるでしょうか?」 ――JPIC読書アドバイザー・安冨ゆかりさん
「何回見ても、心がポカポカ、クスクスします。私もシマウマになりたーい。」 ――絵本コーディネーター・さわださちこさん
「くさをはむ」というタイトルが印象的で手にとりました。
なぜおくはらさんはシマウマが主人公の絵本を作られたのでしょう。
この絵本を読んだら、遠い大平原に暮らすシマウマが気になって仕方がありません。
息子はシマウマが沢山出てくるページがお気に入り。
くさをはむ すなあびる かおよせる・・・
5文字の心地よく響く言葉と
ちょっと脚の短い、ユーモラスなシマウマ達の絵が絶妙で、クスクス笑っています。
私は、シマウマが草の気持ちになる「くさごっこ」がお気に入り。
シマウマ型の草が伸びていく絵も、
「シマウマに食べられたらどうしよう」なんてコメントも可笑しくって。
また、そんな「ぼく」の遊びに乗っかって、「ぼく」のほっぺをはむお母さんシマウマの絵が、愛情にあふれていて最高です。
「食べられる」なんて、自然の厳しさもサラリと折り込みつつ、
1日中くさをはむシマウマ達の穏やかな暮らしを見ていると
小さなことがどうでもよくなって
絵本の中に降り注ぐ、黄色いお日さまを浴びているような気持ちになります。
今日もご飯を食べて、生きているのだから、それでよしとしましょう。
これといったストーリーもないのに、何度も読んでしまいます。
動物好きな幼児さんはもちろん、ちょっとお疲れの大人の方にもおすすめです。 (ランタナさん 40代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
|