ももちゃんがおばあちゃんとおかあさんといっしょにおひなさまを川に流しています。すると、川の中から、手がのびてきて、ももちゃんのおひなさまが取られてしまいました。
ひな祭りの意味を考えさせてくれるおはなしでした。
原型はこの流し雛にあり、紙の人形を体にこすり付けて流し
健康を願い、厄払いをするということがよくわかりました。
ももちゃんはおばあちゃんに教えられて流し雛の儀式をします。
ところがその流し雛が河童に持っていかれて・・・。
慌てて追いかけるももちゃんですが、
河童の事情に心打たれ・・・。
河童の世界がリアルで迫力があり、読み進むのにちょっと勇気がいりました。
川の中の川で流し雛、というのも不思議な展開でした。
でも、健康を願う姿が印象的で、本質はきっちり描かれていて、
嬉しかったです。
おばあちゃんの行動が不可思議でした。 (レイラさん 40代・ママ 男の子14歳、男の子12歳)
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