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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 単純なストーリーがGood  投稿日:2011/08/02
フィートは はしる
フィートは はしる 作: ビビ・デュモン・タック
絵: ノエル・スミット
訳: 野坂 悦子

出版社: 光村教育図書
オランダの2008年の絵本。
銀の石筆賞受賞を2010年に受賞しています。
この賞は、オランダの優れた作品に贈られる賞で、1955年に「年間児童書賞」として創設され、1971年より「金の石筆賞」「銀の石筆賞」となったものです。

物語の主人公は、走るのが大好きなダチョウのフィート。
ダチョウで走ると言えば、懐かしいアニメの「ロードランナー」を思い浮かべる方もいるはず。
正に、フィートはそんな感じ。

ところが、フィートは、ある日走れなくなるのです。
原因は、風。
風と言っても、そんじゅそこらの風ではなく、台風並のやつ。
フォート以外の動物達は飛ばされてしなうのですから、半端な風ではありません。

風に向かって走ろうとする努力が、何度見ても笑えるはず。
脇を固める動物達の姿も、良い味を醸し出しています。
最後に取った策は、あっと驚くもの。
最初からそうすればと思うものの、そこは絵本の世界ですから、中々良い展開だと思いました。
シンプルなストーリーに、躍動感溢れる絵がマッチしていて、とても分かり易い絵本ですので、読み聞かせには相応しい作品としてオススメします。
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なかなかよいと思う 子供視線が面白い  投稿日:2011/08/01
あなはほるもの おっこちるとこ
あなはほるもの おっこちるとこ 作: ルース・クラウス
絵: モーリス・センダック
訳: わたなべ しげお

出版社: 岩波書店
絵/モーリス・センダック、文/ルース・クラウスというコンビによる1952年の作品。
センダックは、1964年の「かいじゅうたちのいるところ」のコールデコット賞を始めとして、他に7冊もオナー賞を含め受賞している稀代の絵本作家。
クラウスも、「なはをくんくん」「にんじんのたね」といった名作を残しています。

一回読んで何か違和感を感じました。
何が言いたいの?という感じで、再度表紙や解説を読んだところ、納得できました。
ハリエット・ジョンソン保育園の子供達と先生方、ロウェイトン小学校付属幼稚園の子供達とハリエット・S・シャーマン先生、特別に有難うと解説があるように、この絵本は、ルースさんが子どもたちの言葉から編纂した辞典なのです。
確かに原題の副題は、A first book of 0f first definitionsとありました。

そう考えると、子供の目線による定義ですから、
「かいだんは すわるとこ」
「つつみは なかを のぞくもの」
なんて発想になるのでしょう。
中には
「えんちょうせんせいは、
とげを
ぬいてくれるひと」
なんてものもあって、園長先生も形無しです。

センダックの単色の絵が、文章の雰囲気の合っているので、この辺りは流石としか言いようがありません。
クラッシックな作品ですが、この視点は変らず子供に受ける作品だと思います。
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なかなかよいと思う 優しい気持ちにさせてくれる絵本  投稿日:2011/07/31
わたしとあそんで
わたしとあそんで 文・絵: マリー・ホール・エッツ
訳: 与田 凖一

出版社: 福音館書店
マリー・ホール・エッツは、1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。
1984年没。
1944年の作品で日本では1963年に訳された「もりのなか」で、つとに知られています。

「もりのなか」は、モノクロームの世界でしたが、他の作品も一色を基調としたものが多く、今回の作品は、クリーム色が基調となっています。
物語は、主人公の女の子が、原っぱに遊びに行くシーンから始まります。
ばったがいたので遊ぼうと思ったのに、逃げてしまいます。
次は、かえる、やはり逃げてしまいます。
そんなやり取りの繰り返しが続きます。
女の子は、仕方ないので池の辺の岩に腰掛けてじっとしていると、さっき逃げていった動物達が寄って来るのです。
その時、女の子は、目で動物達を追い駆けます。
決して動かず、目だけを動かしているのでなかなか気付かないかも知れませんが、その微妙な動きが秀逸。
最後に、動物達と女の子が一緒の空間にいるのを見ると、何とも言えない穏やかな気持ちになることでしょう。

追いかけると逃げるけれど、じっとしてると寄って来るという野生動物達の習性は、まさに真実。
マリー・ホール・エッツの幼少期に動物達と親しんだ実体験が、この作品の原点なので、なおさら真実味を帯びて語りかけていきます。
優しい絵に加え、後ろから覗いている太陽も良い味を醸し出していて、安心して読み聞かせできる古典的作品としてオススメします。
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なかなかよいと思う ユル・シュルヴィッツのデビュー作  投稿日:2011/07/31
ぼくとくまさん
ぼくとくまさん 作・絵: ユリ・シュルヴィッツ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
作者のユリ・シュルヴィッツ は、1935年ポーランド ワルシャワ生まれ。
1959年アメリカに渡り創作活動を始めます。
1969年に「空とぶ船と世界1のバカ」でコルデコット賞、1980年の「たからもの」、1999年の「ゆき」、2009年の「おとうさんのちず」で、コルデコット賞オナー賞を受賞と輝かしい創作活動をされています。
この作品は、そんな彼のデビュー作。
アメリカに渡り、挿絵の仕事を探す内に、出版社から自分で絵本と作ってみたらと言われて創作したのが本作品とのこと。
この作品が認められたから、その後の活躍があるのであって、実に興味深い作品と言えると思います。
初版は1963年で、邦訳は2005年の作品。
原題は、The Moon in My Room。

物語は、小さな男の子の部屋を紹介するシーンで始まります。
男の子の部屋には、何でもあるというのがポイント。
自分だけのお日様、お月様、お星様、お庭、山や谷から沢山の友達に至るまで揃っているのです。
そんな時、一番大事なものが見当たりません。
一番大事なものとは、くまさん。
見つかってからの男の子の行動に、共感できるお子さんも多いことだと思います。
何でも持っていると、大切なものを忘れてしまうこと諭してくれるような絵本です。
派手さはありませんが、子供の心に響く一冊としてオススメします。
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なかなかよいと思う うさぎさんのキャラが不思議  投稿日:2011/07/30
うさぎさんてつだってほしいの
うさぎさんてつだってほしいの 作: シャーロット・ゾロトウ
絵: モーリス・センダック
訳: こだま ともこ

出版社: 冨山房
文/シャーロット・ゾロトウ、絵/モーリスセンダックというビッグネームによる1962年の作品。
コールデコット賞オナー賞を受賞しています。

物語は、
「うさぎさん、てつだって ほしいの。」
と女の子がうさぎに言うシーンから始まります。
やたらと頭部の大きい女の子と、頭だけがうさぎで体は人間という感じのうさぎさんの絵が、目を引きます。
その関係はかなり親しいもので、うさぎさんは、快くOKします。
その手伝いとは、おかあさんの誕生日プレゼントを選ぶこと。

二人の会話も洒落ています。
「でも、なにが いいかしら?」
「そうだね、なにが いいかなあ?」
「おかあさん あかが すきだわ。」
「あか?あかなんて あげられないさ。」
「それじゃ、なにか あかいもの だったら?」
「ああ、あかいもの だったら いいよね。」
「あかいものって なにが あるかしら?」

こんな感じで、色をメインにしてプレゼントを決めていくのですが、課程の会話やその会話のシーンが、とても良い雰囲気です。
提案するのは、うさぎさんなのですが、突拍子もない物の提案から始まるので、かなり楽しめるものだと思います。

最後まで気になったのは、うさぎさんの存在。
紳士的なうさぎではあるけれど、こんな姿をしたうさぎにはお目にかかったことがありません。
正直、最初は、あまりにもグロテスクではないか?と思ったくらいです。
見慣れると、何か人を象徴的に表現したのかと思えるのですが、好き嫌いがはっきり分かれるキャラクターかも知れません。

センダックの世界に誘われてしまう不思議な作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 落ち着いた心にさせてくれます  投稿日:2011/07/30
ハスの花の精リアン
ハスの花の精リアン 作・絵: チェン・ジャンホン
訳: 平岡 敦

出版社: 徳間書店
「ウェン王子とトラ」「この世でいちばんすばらしい馬」で、つとに有名なチェン・ジャンホンの作品。
新作かと思いきや、さにあらず。
2004年の作品で2011年の邦訳ですから、実は、3作とも同じ頃に製作されたということになります。

物語は、ローおじさんという漁師が、嵐の日に見知らぬおばあさんを向こう岸まで舟を出すシーンから始まります。
その時、おばあさんがくれたのは、種。
種を植えるとたちまちに大きなハスの花が咲くのです。

驚くことにその晩、そのハスの花からリアンという女の子が生まれます。
リアンが持つハスで何かに触れると、舟は赤い漆の立派な舟になったり、食卓にはご馳走が溢れたりするのです。

ローおじさんが良いのは、リアンのお陰で魚が一杯になるので、村中の人に分け与えるということ。
独り占めにしないという心は、やはり見習いたいものです。
そんなリアンの噂を聞きつけたのは、強欲な王様の娘。
その後の展開はありがちなものですが、欲をかき過ぎた娘への仕打ちは、あっと驚くものだと思います。

結末も、読み手を落ち着いた気持ちにさせるもので、中々良く出来たストーリー展開です。
他の2作品に比すると、それほど華々しさはありませんが、心に響く作品だと思います。
特にリアンの心の描写が、絶妙です。
勿論、絵の構図の素晴らしさや美しさは、相変わらず高い水準で、見る者の心を捉えて離さないことでしょう。
幼稚園位の読み聞かせ、あるいは、小学校低学年であれば、自ら読んで欲しい作品としてオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 第10段も色褪せません  投稿日:2011/07/30
へんしんマンザイ
へんしんマンザイ 作・絵: あきやま ただし
出版社: 金の星社
我家で大人気のへんしんシリーズも、何と第10段。
10作もあると間延びしてしまう作品が多い中、流石はあきやまただしさん。
マンザイという土俵での勝負は、見事と言う他ありません。

元々、ノリツッコミという世界ですから、それに、変身を上手く挿入しているという感覚が、誰にも真似の出来ないセンスだと思います。
いつもながらに楽しい変身が繰り広げられます。
言葉の持つ楽しさを、思う存分に味わえることが出来るので、子供が大好きになるのも、納得です。
また、その変身の発想も、普通に思いつく空想の領域を大きく越えていることも、魅力なのでしょう。

今回のキャラのダブルボートさんなんて、大人でも大受けしそうなものだと思います。
ただ、今回気になったのは、二人組と言うやり取りの変身なので、今までよりは、少しばかり難解な感があったこと。
とは言え、言葉の楽しさを教えるのに最適な作品であるには違いなく、しかも子供が喜んで音読する一冊です。
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なかなかよいと思う シンプルだけど、良く考えられた作品  投稿日:2011/07/30
じょうずじょうず 改訂版
じょうずじょうず 改訂版 作・絵: まつい のりこ
出版社: 偕成社
「まついのりこ あかちゃんのほん」シリーズの一冊で、1987年の初版。
特徴的なのは、登場するキャラクター。
手足が線のみで描かれ、帽子をかぶった丁度小人のような感じです。
ストーリーは、
「〇〇〇 できるかな?」
と言う問いが左ページにあって、
右側の頁では、
出来たことに対して、
「じょうず じょうず」
と描かれています。

ただ、それだけの話がいくつも繰り返しされるのですが、この本には、誉め言葉が溢れています。
誉めることで、子供は成長するとは良く言われることですが、なかなか実践できないもの。
それをこの絵本は、見事に表現していて、親としての気付きとなる側面もあるのではないでしょうか?

シンプルだけども、良く考えられた絵本だと思います。
子供に自分でやろうという意識が芽生えた頃の読み聞かせに、オススメします。
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自信を持っておすすめしたい ちび怪獣という設定に共感  投稿日:2011/07/30
ねんねだよ、ちびかいじゅう!
ねんねだよ、ちびかいじゅう! 作・絵: マリオ・ラモ
訳: 原 光枝

出版社: 平凡社
マリオ・ラモと言えば「ママ」「さかさま さかさま」を初めとして、一発ギャク的なオチが秀逸なフランスの人気絵本。

物語は、
「ねんねだよ、ちびかいじゅう!
にげるな、まてえーっ!」
とパパが息子を追いかけているシーンで始まります。 
もちろん、ちび怪獣とは息子のこと。
言いえて妙とは、このことと言いたいパパ・ママが多くいることでしょう。

ちび怪獣は、あの手この手を使っては、時間稼ぎ。
この姿って、万国共通なのが笑えます。
ただ、違うのは、日本では、親子は川の字になって寝ることが多いのに対して、子供一人で寝かし付けるという点。
国によって違うようですが、日本では、この川の字で寝るという行為は、中々変らない気がします。

最後はやはり、マリオ・ラモらしいオチのある終わり方で、成る程こう来たかという感じでした。
ちび怪獣に悩まされているパパ・ママは勿論、今、正にちび怪獣となって暴れているお子さんにも、オススメの作品です。
きっと、誰しもが共感できることと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ファーストブックの金字塔的作品  投稿日:2011/07/30
じゃあじゃあびりびり
じゃあじゃあびりびり 作: まつい のりこ
出版社: 偕成社
「まついのりこ あかちゃんのほん」シリーズの一冊。
1983年の初版で、130万部を突破しているミリオンセラーです。(2009年10月)
言わずもがなの、誰しもが見たことのある作品でしょう。
絵本のコーナーに行けば、必ず一番の特等席に置いてある作品で、やはりそれだけの価値有る作品 だと思います。

キーになるのは、擬音とその繰り返し。
それも、動物とかの1ジャンルではなく、日常で触れることのある事象を取り上げているのがポイントです。
親からしてみれば、他の絵本と変らないように見えるのですが、子供の食い付きからすると、一番訴求して欲しい所を上手く捉えた作品と言えるのだと思います。

ストーリー展開と擬音をメインにした表現方法、絵とその鮮やかな色合いと、全てが高い水準にあり、ファーストブックとしてオススメします。
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