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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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こぶた文庫

せんせい・70代以上・東京都

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自己紹介
絵本講師の資格を取得しました。その後おもちゃコーディネーターを取得し、2011年9月には念願のペーパークイリングインストラクターの認定を受けました。いろいろやったけれど、やはり絵本が一番!顧問をしている『絵本サークル・アイビー』は、2012年に20周年を迎え,親しい絵本作家さんをお招きして記念会を致しました。ここ数年は絵本にどっぷり浸かっています。
好きなもの
ドイツ、韓国、台湾。世界の雑貨。
絵本(蔵書は3500冊以上。)
小淵沢えほん村(絵本サークルの合宿先になって22年、毎年2〜3回出掛けます。)
ぺ−パークイリング・ペーパークラフト。
頑張っている教え子たち。
ひとこと
絵本を学際的に研究するのではなく、生活必需品というような感覚で捉え、読み続けて行きたいです。

こぶた文庫さんの声

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なかなかよいと思う 深く考えないことに  投稿日:2007/01/20
くいしんぼうのあおむしくん
くいしんぼうのあおむしくん 作: 槙 ひろし
絵: 前川 欣三

出版社: 福音館書店
この絵本の初版を見た時に、一体作者は何を伝えたいのだろう?と思ったことを覚えています。正直心に響かなかったので、依頼ずうーっとそのままにしていました。あれから30年、確実に固くなった頭と考え方にがんじがらめになっている自分に気付かされました。

あおむしくんは、最後には宇宙まで行って星も食べているのです。まさおくん達には、あおむしくんのお腹の中で、前と同じような生活が待っていました。

大気や土壌、海洋汚染への警告なのでしょうか? 傲慢になった人間への警鐘なのでしょうか? 
ごみだけを食べてくれるあおむしくんなら大歓迎なのに…。
深く考えないで読むことにします。

あおむしくんの青、空の青がまぶしく感じました。
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自信を持っておすすめしたい 友達の輪  投稿日:2007/01/19
しんせつなともだち
しんせつなともだち 作: 方 軼羣 (ふあん いーちゅん)
絵: 村山 知義
訳: 君島 久子

出版社: 福音館書店
タイトル通りに、しんせつなともだちが次々と登場してくるお話しです。その親切が嬉しくて素直な気持ちになります。
友達の輪についても知らず知らずのうちに、学ぶことができるのではないでしょうか。

村山知義さんの絵はどのページにも“tom”とサインがしてあって、字体は同じだけれど色が違っています。私はそれが新鮮で面白い!とも感じています。
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自信を持っておすすめしたい 登場人物の「手」に注目  投稿日:2007/01/19
ゆきむすめ
ゆきむすめ 作: 内田 莉莎子
絵: 佐藤 忠良

出版社: 福音館書店
悲しいお話しではありますが、昔から好きな絵本でした。
『おおきなかぶ』(福音館版)のコンビによるもので、翻訳の日本語も、絵もすばらしいものです。
子どものいないおじいさんとおばあさんにとっては、ゆきむすめと過ごした時間はかけがえのない幸せな時間だったことでしょう。同様にゆきむすめにとっても、短かったけれど二人から愛されて豊かな時間だったのでは、と思います。でももっともっと二人と一緒に居たかったことでしょう。もしたきびのとびこえをかたくなに拒否したら、ゆきむすめはどうなったのかなぁ……、こんなことも考えてみました。
ハッピーエンドで終わるものばかりでなく、こういった絵本も子どもの育ちには必要だと思います。

佐藤忠良さんの描く人物の絵は「手」にも表情があるそうです。そう教えてもらって改めて見てみると、なるほど!登場人物がより活き活きして感じられます。
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ふつうだと思う 楽天家のおいしゃさま  投稿日:2007/01/17
ねずみのおいしゃさま
ねずみのおいしゃさま 作: 中川 正文
絵: 山脇 百合子

出版社: 福音館書店
ゆかいなねずみのおいしゃさまです。このようなお医者さまだったら子どもも怖がらず嫌がらずに診察を受けることとでしょう。とても楽天家です。
大雪のためにかえるさん宅で1泊し、それからすでに治ってしまったリスの坊やを訪ねるところは、お話しを面白くしているのですが、本人が熱を出して寝込んだ割には楽天的過ぎるのでは?と感じました。
昨今のノロウィルスは出版当時はなかったからかもしれませんし、読者である子ども達に、病気は怖くないんだよと教えたいのかもしれません。
でも…何となく結末が寂しく感じました。読み方が上手になればいいのかもしれませんが……。
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自信を持っておすすめしたい 感性を磨く  投稿日:2007/01/14
ワイズ・ブラウンの詩の絵本
ワイズ・ブラウンの詩の絵本 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: レナード・ワイズガード
訳: 木坂 涼

出版社: フレーベル館
つい最近の授業で「子どもに聴かせたい詩」というテーマで学生達と色々な詩(日本人作)を読み合いました。
ワイズ・ブラウンの詩もたとえば、金子みすゞさんや工藤直子さんに負けないくらい、詩情豊かで、作者の心の清らかさを感じることができるものです。これは翻訳なのでぜひとも原文も読んでみたいと思いました。
豊かな自然と目に見えぬものへの畏敬の念を、忘れがちな今日この頃ですが、このような詩をゆっくりと声に出して読みその絵に触れて、自身の感性を磨いていきたいと思います。来年の授業ではワイズ・ブラウンの詩も紹介します。
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自信を持っておすすめしたい アイスクリームの味見をしたい  投稿日:2007/01/10
ゆうちゃんのみきさーしゃ
ゆうちゃんのみきさーしゃ 作: 村上 祐子
絵: 片山 健

出版社: 福音館書店
とても夢のある絵本だと思います。お菓子の缶とコップでミキサー車ができ、あちこちまわってアイスくり−ムが出来ると、いうおよそタイトルからは想像できない、奇想天外なお話しです。子どもの好きな乗り物と動物と食べ物がでてくる絵本はあの「ぐりとぐら」もそうですが、子ども達には受け入れられるものではないでしょうか。

片山健さんの初期の頃の絵でしょうか。コッコさんとは違った絵が何とも新鮮です。私もこのアイスクリームの味見をしてみたいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい ゆっくりっていいなぁ…  投稿日:2007/01/10
のろまなローラー
のろまなローラー 作: 小出正吾
絵: 山本 忠敬

出版社: 福音館書店
大学の「児童文学」の授業で、この絵本が大好きだった少年の話しを聞いた覚えがあります。その少年もゆっくりな子どもだったそうで、1年生の学級文庫で出会ってつねに持ち歩いていたとか。分かる気がします。私はローラーとは真逆のせっかち、おっちょこちょいですが、読む度に、ゆっくりっていいなぁ、と思います。

お話しの内容に共感できる感性が大事!とつくづく思いました。40年以上前の絵本ですし、今はローラー車がごとごと走る時代ではないかもしれません。でもこの車がなかったら困るのは私たちです。色々な意味で読み続けたい絵本であると思っています。
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自信を持っておすすめしたい エンソくんのお弁当の中身は?  投稿日:2007/01/10
エンソくん きしゃにのる
エンソくん きしゃにのる 作: スズキ コージ
出版社: 福音館書店
正直いいますと、月刊子どものともで初めて手にした時は、あまりいい気持ちがしませんでした。子ども達にも読んであげていません。何年か後に、男の先生に読んでいただいて、はじめておもしろい!と実感したのでした。
このことを絵本サークルの学生に伝えたところ、ある男子学生(卒業生)からこんな話しを聞きました。彼が幼稚園時代に大好きだったそうで、エンソくんのおべんとうの羊のコロッケととうもろこしの下にはごはんがあるのか、とうもろこしだけなのかが気になって仕方がなかったとのこと。それを引きずって大人になり保育士になったのだが、最近になってごはんはないことを、スズキコージ氏ご自身から伺って、長年の謎が解けたとのこと。しかしわかってしまった分、なんとなく寂しくなった…と言っていました。
1冊の絵本に対して、こんな思いがあることを私はうらやましく思います。

この絵本にも、子どもの好きな動物、乗り物、食べ物がでてきます。日本では許可を得ないと電車に動物を乗せることはできません。ましてこんなにたくさんは絶対にあり得ません。こういうことが許されるのはいったいどこなのだろう?と思いを馳せながら読むのも、大人の読み方かもしれませんが楽しさが倍増すると思います。
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自信を持っておすすめしたい スリル満点!  投稿日:2007/01/05
きこりとおおかみ
きこりとおおかみ 再話: 山口智子
画: 堀内 誠一

出版社: 福音館書店
堀内誠一さんの絵による痛快なお話しです。牙をむき出しにしたおおかみの迫力でハラハラドキドキもします。でもきこりの気転のきいた発言でめでたく!難を逃れました。燃えない薪による煙やおおかみの横っ飛びの描写がスピード感を見事に描いています。まさにスリル満点の絵本です。

子どもの頃、「どてのすかんぽ ジャワさらさ …中略… すかんぽすかんぽ ドレミファソ〜」という童謡を聞いたことがあります。そのすかんぽがこの絵本に出ています。正直どのようなものかは知らないのですが、一説にはイタドリ科の植物で葉と茎が食用になるとか。酸っぱいからこの名前がついた、ともいわれているそうです。

すかんぽのスープってどんな味なのでしょうか?
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自信を持っておすすめしたい 声色を使って読んでみたい  投稿日:2007/01/05
さんまいのおふだ
さんまいのおふだ 作: 水沢 謙一
絵: 梶山 俊夫

出版社: 福音館書店
昔話しを絵本にする時、特にやまんばとか鬼とか天狗とかが悪者として登場するものは、このくらいダイナミックに表現していいと思います。言葉の描写もおもしろく、日本語の豊かさを実感します。

ただ0〜3、4歳の子どもには怖いかもしれません。だから読み聞かせをする時期を待って、選んで読んであげてほしいと思うのです。

素直で正直なこぞうさんと、したたかでとんでもない存在のおばば(やまんば)と、こちらも違った意味で少々したたかでトンチのきいた和尚さんそれぞれの役回りがはっきりしていてとても楽しいです。7〜8歳くらいの子ども達には思いっきり声色を使って読んでもいいのでは…!というか思い切り声色を使って読んでみたいなぁと思います。
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