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どんでん返し
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投稿日:2009/05/28 |
星新一さんの「ちょっと長めのショートショート」第5弾。
代表作「おのぞみの結末」を含め、全8作収録されています。
星さんのショートショートといえば、意外な結末のお話が多いのですが、ここに収録されているお話はどんでん返しが2回用意されているものが目立ちました。
「おのぞみの結末」もまたしかり。
銀行の大金を奪うチャンスに巡りあう銀行員の青年。
次から次へと現れる邪魔者は、実は同じジャックポット教の信者。
仲間が増えていく中、果たして大金を奪うことができるか、最後の最後まで結末がよめません。
気の抜けない展開に夢中になって読んでしまいました。
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島を愛する気持ち
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投稿日:2009/05/27 |
父とふたり、誰も知らない島で暮らす少女ニム。
自然の中で野生の動物たちと共に生き生きと過ごす姿は、とてもさわやかで元気をもらえます。
表紙の鮮やかな青い空と海。
島の暮らしはとても優雅で素敵なものに見えますが、実際は楽ばかりではありません。
そこには孤独や不安が付きまといます。
そして嵐など自然の猛威を見せ付けられることも。
それでもそれを乗り越え、仲間たちといつまでもそこに暮らしたいと願うニム。
島を誰よりも愛するその姿に心動かされました。
自然の輝き、美しさ、そして恐怖も含めて、そのスケールの大きさに圧倒されました。
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人生において大切なこと
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投稿日:2009/05/27 |
不思議な夢のお告げに導かれ、少年クラバートがやってきたのは水車小屋。
そこで働く少年たちは、毎日の労働のほかに、週1回親方から魔法を習います。
親方の驚くべき残酷さを知ったクラバート。
意を決して立ち向かう姿が、勇気と希望を与えてくれる大長編です。
かなり読み応えのある1冊ですが、その不思議で奇妙な世界に夢中になり、気付くと読みふけっている自分がいました。
大きな力に立ち向かう勇気、友だちの大切さ、相手を信じぬく深い愛。
人生において大切なことが何かを気付かせてくれます。
魔法はとても魅力的です。
子供は誰しもその不思議な力に憧れるのではないでしょうか。
それでも魔法を超える強くて美しい力があることを、この本は教えてくれます。
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ばっちいよー!
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投稿日:2009/05/27 |
紅白まんじゅうのおしくらまんじゅう。
様々な食べ物の特徴を生かした、ユニークなリアクションが見ものです。
おしくらまんじゅう自体を知らない娘に、まずぬいぐるみを使ってどんなものか教えてみました。
まずはぬいぐるみ同士、そして次は間に娘をはさんで「おしくらまんじゅう、おされてなくな」。
すると、娘は泣くどころかキリッとした表情になってぬいぐるみを見つめ、「アーンパーンチ!」。
アンパンチをお見舞いして来ました。どうやら戦闘態勢に入ってしまったようです。
やれやれと絵本を読み始めましたが、やっぱり少しポカーンとした様子。
なっとうに「ばっちいよー!」と叫んだり、おばけのペロリにビックリした様子を見せたりはしましたが、残念ながらそれまで。
う〜ん、冬におしくらまんじゅうしておけばよかった・・・・
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力を合わせること
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投稿日:2009/05/27 |
アンパンマンアニメギャラリー28作目です。
おいしいショウロンポーを作りながら修行の旅に出ている3兄弟。
大切なときにけんかをして失敗ばかりしている兄弟が、力を合わせることの大切さを知るお話です。
アンパンマンアニメギャラリーは安価で丈夫なところが魅力なのですが、1ページに何コマもつめこまれているので、目移りしてしまう娘には大変読み聞かせがしにくいです。
先のほう先のほうを見ては、いろいろ質問攻撃してくるので。笑
それでも夢中で楽しそうな娘。
やっぱりアンパンマンパワーです。
運動神経抜群な3兄弟。
サッカーボールを見事に操る姿に、娘は自分もやると張り切った様子。
ポーのように逆立ちをしようと一生懸命頑張っていました。
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まんが日本昔ばなし
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投稿日:2009/05/26 |
火のわくぐりの名人であるライオンさん。
更なる芸を身につけるため、マンションを探しますが、そこに現れたのは「へんてこマンション」。
そのなのとおり、普通とはちょっと違うへんてこりんな部屋がたくさん。
お菓子の部屋、おもちゃの部屋、子供たちが興味をひく部屋はもちろん、お母さんもちょっとうらやましくなるような部屋もあります。
自分もおかし食べたい、自分もおもちゃで遊ぶ。
すっかりその気になっている娘が中でも一番気に入ったのは、おばけたちがのってくる飛行機。
う〜ん、乗ってみたいようなちょっと怖いような・・・・笑
最後にはマンションの一部が変身して、こっ・・・これは。
「まんが日本昔ばなし」を思い出させるシーンが。
やっぱりこれも乗りたいと言った娘。
うんうん、確かに私も子供の頃これにのりたかったかも。
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おおやまにー!
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投稿日:2009/05/26 |
いろんな生き物たちが、石につまづいてすってんころりん。
いたいよ、いたいよ、と泣き出します。
散歩は走るがモットーの娘(行きのみ)。笑
石などはなくてもこれまたよく転びます。
そんなときにやっているのが、そうこの絵本と同じおまじない。
それをちゃんと覚えているものなんですね。
みんなが痛がって泣いている姿に、ガシッと何かをつまみ、ポーンと投げ出すまねをした娘。
「おおやまにー!」
謎の呪文ではありません。笑
いつも娘にやってあげるときには、近くにある「おおやま」にこれを飛ばすのです。
みんなのおかあさんたちがおまじないする前に、片っ端からおおやまに投げつけた娘。
その優しさになんだかとってもうれしくなってしまいました。
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ユニークなぼうし
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投稿日:2009/05/26 |
もりのなかのぼうしやさんは、やってくるいろいろな動物たちにピッタリのぼうしを渡します。
それぞれの動物の特徴にあったぼうしは、どれもユニーク。
一体どんなぼうしが渡されるのかなぁと想像する楽しみもあります。
娘はうさぎのぼうしを見ると、自分も欲しいと言い出しました。
確かにこれはかわいいかも。
後半になっていくと、果たしてこれはどうなの?というちょっと微妙なぼうしも登場してきますが、それはまたそれで楽しいです。
表紙と裏表紙の裏にはたくさんのぼうしの絵が描かれています。
うさぎさんのぼうしはどれだ?ぞうさんのは?
そんな当てっこをする楽しみも。
「この中で一番欲しいのはどのぼうし?」
そんな質問に、娘が「これ」と選んだのは魔女が被るような三角の大きいぼうしでした。
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めいいっぱい生きる
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投稿日:2009/05/26 |
小学生最後の夏休みを、様々な体験をして過ごす少年たちのお話。
一人暮らしのおじいさんとの出会いによって、この少年たちはこの夏を決して忘れられないものとします。
最初のうちは演技の悪い話だなと、少々ひきぎみの私でした。
おじいさんの「死」を見るために、少年たちは張り込みをするのですから。
それでも次第に距離を縮めていく少年たちとおじいさんに、夢中になっていきました。
元気になったおじいさんは、きっと少年たちに不思議な力を与えたもらったのでしょう。
そしておじいさんもまた少年たちに多くのものを与えていきます。
そんな中で一番教えたかったのは「めいいっぱい生きる」ということだったのかもしれません。
少年たちの元気のよさ、けなげさ、一生懸命さが光るこの作品。
寂しさを乗り越え、前向きに生きていこうとする少年たちの姿に、力をもらいました。
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分類
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投稿日:2009/05/26 |
物語を作ろうと、学校の倉庫でネタ探しをしていた行也。
そこにふと姿を現した喫茶店のママとふたり、不思議な体験をします。
現実の世界と異世界か不思議な形でリンクしているこのお話。
異世界に迷いこんだ行也たちが、現実の世界に戻ってくることができるか、ハラハラドキドキした展開が続きます。
異世界では人をあらゆるものに分類します。
その分類するという行為は、私たち社会でも存在する「偏見」を象徴したもののようにも感じます。
自分は自分。
分類などされてたまるかという行也の気持ちに共感すると共に、自分も誰かを分類していないか深く考えさせられました。
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