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日・中・韓平和絵本へいわってどんなこと？（童心社）

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ためしよみ

こりえ♪

ママ・50代・神奈川県、女の子18歳

自己紹介: 6歳のおてんばな娘と楽しい毎日を過ごしています。
自分が絵本好きな子供だったので、娘にもいろいろな絵本を読んであげたいと思っています。
大人になっても忘れない、大切な絵本とたくさんめぐり合ってくれることを願います。

ひとこと: 最近は娘の読み聞かせ以外にも、自分のために絵本を読むことも多くなりました。
絵本を読んで感じるたくさんのことを、いつまでも大切に心に留めておきたいです。
こちらのレビューも大変参考になります。
同じ本を読んでも感想は様々。自分とは違った感想などは特に、新しい発見としてとても興味深く読ませてもらっています。

こりえ♪さんの声

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特別な力　

投稿日：2009/03/21

シナの五にんきょうだい
	作: C・H・ビショップ絵: クルト・ヴィーゼ訳: 川本三郎出版社: 瑞雲舎

それぞれが特別な力を持った5人の兄弟。
死刑を免れるために入れ替わり立ち代わり、力を発揮して生き延びます。
この特別な力、それぞれとてもユニークで面白いです。
特に一番上のお兄さん。
海の水をすべて口に含むことに驚くと共に、その表情に思わず笑ってしまいます。

ただ、村の人たちが死刑を期待しすぎる流れにちょっと嫌な気持ちになったのは事実です。
この特別な力を人のために役立てるお話だったらもっと楽しめたのに、と思ってしまいます。

特別な力を持つ兄弟のお話に「王さまと九人のきょうだい」という絵本もありますが、こちらは勧善懲悪もので、読後にスカッとした気持ちのよさを感じます。

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大切なのは気持ち　

投稿日：2009/03/20

こしおれすずめ
	絵: 瀬川康男再話: 瀬田貞二出版社: 福音館書店

怪我をしたすずめを優しく介抱し続けたおばあさん。
このすずめの恩返しに心が温まります。

そして、昔話で欠かせないのがやっぱり意地悪なおばあさんでしょう。
このお話に出てくる、となりのおばあさんの行動には目を覆いたくなるほど。本当にひどいことをためらいもなくするので、読んでいて腹が立ってきます。
すずめを介抱すれば恩返しが待っている。
大きな勘違いおばあさんですね。
大切なのは介抱の行動そのものではなく、気持ちです。

すずめの仕返しはこれまた驚くほど恐ろしいものでしたが、悪いことをすると必ず仕打ちが来るという教訓になります。

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愛されているという気持ち　

投稿日：2009/03/20

あなたが生まれた夜に
	作・絵: ナンシー・ティルマン訳: 内田恭子出版社: 朝日新聞出版

自分の誕生をこれだけ祝福してもらえたら、どれだけうれしいことでしょう。
大きくなっていろいろなことに悩んだり、自信をなくしたとき、この絵本がきっと勇気を与えてくれるのではないかと思いました。

出産祝い、お誕生日プレゼントにはもちろん。
子供が元気のないとき、落ち込んだときに読んであげたい絵本です。
子供が一番幸せを感じるのは、やっぱり自分が愛されているということを感じることができたときでしょうから。

お月さまの優しい表情に、いつもちゃんと君を見ているよという思いがこめられているようで、温かい気持ちになりました。

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お兄ちゃんの愛情　

投稿日：2009/03/20

ゆめにでてあげたい
	作: 田中章義絵: とりごえまり出版社: 佼成出版社

とてもかわいらしい兄弟が、ほのぼのとした雰囲気を出している表紙。
でも内容はとても重く、深く考えさせられるものです。
そう、この兄弟は戦争で親を亡くした孤児。
自分も悲しみでいっぱいであろうそのお兄ちゃんは、弟のことを思って決して泣きません。
そのけな気で優しいお兄ちゃんの愛情に心打たれます。

戦争がなくなることを望み、自分もまた未来に向かって希望を持ち続ける姿は、9歳の子供とは思えません。
これだけしっかりとした子になったのが戦争のせいだとしたら、何だかとても皮肉です。
でも、こういう子供がいるのが現実なのです。
作者の後記も是非読んでもらいたいです。
多くの人に知ってもらうこと。
それが世界を平和にするための第一歩だと思います。

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雲だるま　

投稿日：2009/03/20

ばいきんまんとかみなりぴかたん
	作: やなせたかし絵: 東京ムービー出版社: フレーベル館

学校に行ったかみなりぴかたん。
ところが学校が大変なことに・・・・

最近みみせんせいが気になる娘。
学校が浮き上がったことに驚いた様子。
指をさして、「みみせんせいのおうちー！」
どうやらみみせんせいの家だと思っていたみたいです。

雲の上で遊ぶ姿は、みんな楽しそう。
娘が「アンパンマンみたいねぇ」と指さしたのは、雪だるまならぬ雲だるま。
えっ？アンパンマン？
よーく見るとホント！顔がアンパンマン。
よく見ているなぁと感心してしまいました。

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立ち直るすべ　

投稿日：2009/03/20

くまとやまねこ
	作: 湯本香樹実絵: 酒井駒子出版社: 河出書房新社

大切に思う人を失ってしまった悲しみ。
それは体験した人にしか分からないほど深くて痛いもの。

この絵本のくまも、そんな悲しみから抜け出すことができずに、いつまでも大切なことりのなきがらを大事に持ち歩きます。
その姿がとても痛々しくて・・・
でもやまねことの出会いをきっかけに、前を向いて歩いていく気持ちを持ちはじめます。

悲しいことをただ忘れろというのはちょっと乱暴ですよね。
このやまねこはそんなことは一言もいいません。
立ち直ることに大切なものをちゃんと分かっていたのですね。
その理由が最後に分かります。

心がジーンと温まる素敵なお話です。

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神様からのプレゼント　

投稿日：2009/03/20

フローラのにわ
	作・絵: クリスティーナ・ディーグマン訳: ひしきあきらこ出版社: 福音館書店

とても小さな女の子フローラ。
庭の動物たちと楽しい毎日を過ごしますが、ある時ふと友達が欲しくなります。
動物たちと遊びのはもちろん楽しいのでしょうが、やっぱり自分と同じような女の子と遊んだり語り合ったりする楽しみにも憧れる気持ち、分かります。

自然と動物に囲まれ育ったからでしょう。
フローラはとても穏やかで心優しい女の子に思えます。
願いがかなったのもきっとそんなフローラの姿に、心を動かされた神様からのプレゼントだったのかもしれません。
心がホッと温かく、幸せな気持ちになれる絵本です。

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一緒に「ママー！」　

投稿日：2009/03/20

ほらそっくり
	作・絵: accototo ふくだとしお＋あきこ出版社: 教育画劇

いろいろな動物たち。それぞれに特徴があります。
その特徴はもちろん、ママやパパにそっくり！
そんなそっくりなところを、かわいい絵で紹介します。
親子のほのぼのとした光景もまたかわいらしいです。

「そっくり」という言葉はまだちょっと分からない様子の娘。
「○○みたいねぇ」は分かるので、「この尻尾ママみたいねぇ、そっくり」などと言いながら読んでいきました。
そして子供だけで登場すると「ママは？」「パパは？」と必ず娘が聞くので、一緒にせーの！で「ママー！」「パパー」と呼んでいきました。

馴染みのある動物、特徴のある動物ばかりなので、赤ちゃんから楽しめると思います。

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空想の世界　

投稿日：2009/03/20

しずかに！ここはどうぶつのとしょかんです
	作・絵: ドン・フリーマン訳: なかがわちひろ出版社: ＢＬ出版

動物だけの図書館。
一体どんな動物がやってくるだろう？？
いろいろ空想するだけで楽しい気分になります。

カリーナは図書館はもちろん、本も大好きなんでしょうね。
本を読むと想像力が働きます。
そんな想像力が次第に身について、こんな楽しい空想ができたのではないかと思います。
私自身も子供の頃から絵本や本が大好きで、いろいろなことを空想していたのを思い出しました。

娘もそのうちこんな楽しい空想にふけるときがくるのでしょうか。
そのときにはどんなことを考えていたのか教えてもらって、一緒に空想の世界を広げていきたいものです。

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犬の元気のよさ　

投稿日：2009/03/20

ダッシュだ、フラッシュ！
	作・絵: ドン・フリーマン訳: なかがわちひろ出版社: ＢＬ出版

なまけもののダックスフンド、フラッシュ。
いつも働いているシャッセにかわって仕事に行きます。

犬の喜びって、やっぱり褒められることなんですよね。
うちのダックスを見ていてもそう思います。
ほめられてやる気が出て、頑張りすぎたフラッシュ。
春の陽気にまたなまけぐせが出てきたところで、素敵な知らせが届きます。

犬の元気のよさがとてもよく表現されています。
お仕事前の準備運動は本当に微笑ましく、かわいらしいです。
短い足で腕立て伏せなんて・・・・本物を是非見てみたいです。

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