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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

楽葉

じいじ・ばあば・70代以上・埼玉県

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自己紹介
リタイア後、幼児が手軽にできる小さい人形劇を研究しています。

楽葉さんの声

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自信を持っておすすめしたい 今の自分にできること  投稿日:2014/01/22
神の道化師 イタリアの民話より
神の道化師 イタリアの民話より 作・絵: トミー・デ・パオラ
訳: ゆあさ ふみえ

出版社: ほるぷ出版
 人の一生を考えさせる大人の絵本

 昔…イタリアにジャグリングの上手な道化師がいた…
七色のボールを操り、最後に金色の玉を空高く投げ上げる技を得意として人気を得ていたのだった
しかし旅まわりの長い年月がたち、老境に入ったある日…手ひどい失敗をして引退を決意する
彼は食べるものにも困るおちぶれた姿で故郷に戻った
転がり込んだ教会ではキリストの誕生を祝い大勢の人々が捧げものしていた…しかし何も持たない彼は母子像の前で精いっぱいの芸を見せるのだが…

 アナトール・フランスの小説にもなった民話に取材しているが、人を喜ばせる仕事を全うした主人公ジョバンニの姿は普遍性を持って胸を打つ…デ・パオラ独特の色調と様式化された絵は物語の世界をうまく描いている

 <長者の万灯より貧者の一灯>という仏教説話を思いしたのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 楽しくて…やがて…  投稿日:2014/01/21
せかいにパーレただひとり
せかいにパーレただひとり 作: シースゴール
絵: ウンガーマン
訳: やまのべいすず

出版社: 偕成社
 だれもが一度は夢見る状況が子ども視線で実現すると…

 ある朝、元気な男の子パーレが目を覚ますと家族の姿がない…
外に出ても誰もいない…
突然拘束されない自由な世界になったのだ…
パーレはお菓子屋、八百屋へ行き、食べ放題の取り放題…
それからはバスを運転し…銀行からお金を持ちだし…
好きなものを買いにいくのだが…

 「もしも世界で自分だけになったらどうする?」ぐらいの問いかけで読みはじめれば自然に入っていけるだろう…
漫画風なタッチが意外と恐ろしいストーリーを緩和して楽しめる

 テーマパークで行列する時、これが無人だったらどんなにつまらないだろう…となぐさめるのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい だから縦長  投稿日:2014/01/20
つきのぼうや
つきのぼうや 作・絵: イブ・スパング・オルセン
訳: やまのうち きよこ

出版社: 福音館書店
 絵本の版型は本来自由なサイズであるべきだとの考え方がある。
縦31cm横13cmのこの絵本にはまさに必然性がる…

 池に映る自分の姿が気になるお月さまから連れて来るよう頼まれたつきのぼうやは地上へと降りていく…
そして途中で星や雲…飛行機…風…いろいろな人間たちに出会いながら海の中へ…そこで見つけたものは…

 見開き右側は石版画風の明るい絵で上から下に向かってつきのぼうやが出会う出来事が連続的に描かれ、左ページには絵に合わせた短いテキストが並ぶ…それぞれが幼児にもわかるようなエピソードだから絵と見比べながら楽しめるだろう…
空から落ちて来るつきのぼうやを見つけた人間の反応が大人と子どもで違っているのも面白い。

 ところで…この極端な縦長絵本は図書館ではちょっと困ることもあるのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい ファーストブックの王道  投稿日:2012/11/21
じゃあじゃあびりびり
じゃあじゃあびりびり 作: まつい のりこ
出版社: 偕成社
 擬音を前面に出した赤ちゃん絵本

 厚紙を使ったボードブック形式で14cm×14cmの
コンパクトな体裁…最初のページは緑をバックに
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」黄色い車が
右方向へ進んでいく…以下11場面にわたって
イヌ、蛇口、紙、掃除機と続く…
 ページごとに異なる色をベタに使った背景と形を
単純化した切り絵のバランスが良く、手書きの文字も合っている…

 読む時は擬音を元気よく動作をつけながら
赤ちゃんと一緒に楽しみたい…

 孫の一人は最終ページになると本の小口を
口にあててラッパを吹くようなしぐさで
「ぷっぷー ぷっぷー」とやるのが大好きだったけれど、
これはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 元祖赤ちゃん絵本  投稿日:2012/11/21
いないいないばあ
いないいないばあ 文: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男

出版社: 童心社
 あそびが絵本に…

 表紙はぬいぐるみのクマが大きく目を開いて
「ばぁ…」とやっている…
ネズミが左下へ走っている扉ページをめくると
正面を向いたねこが両目を押さえて「いないいない…」
次のページで「ばあ」…以下、クマ、ネズミ、
キツネと続いていく…
本をおもちゃと考えて気軽に赤ちゃんと
遊ぶのにぴったりの絵本だ

 出版当時なんでわざわざ直接やるべき手遊びを
絵本にするのだ…との批判も根強くあった…
しかし、今や何十もの同種の絵本が出ている中で
やはり良くできていると思う1冊だ…

 最終ページだけは見開き両側でいないいないばあを
完結させてしまう構成なのはページ数の関係か…?
ぼくはこの場面では「ばあ」の部分を手で隠して
おいて読んでいたが、これはまた別な話…
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なかなかよいと思う エンドレス  投稿日:2012/11/21
いないいないばあのえほん
いないいないばあのえほん 作・絵: 安野 光雅
出版社: 童話屋
13のキャラクターが次々登場…

 最初の見開きは左が空白で右ページにウサギが
スタンバイしている…次からは両側に違うキャラクターが
描かれ、どのページにも両面印刷された両手が挟み込まれている…
つまり前からでも後ろからでもいないいないばあが
楽しめるという、いかにも安野光雅らしい遊び心のある仕掛けだ…

 難を言えば表情に乏しいことか…
これを補うためには「いないいないばぁ」を
元気よく言うとか、逆に声を小さくするとか、
絵本を少しゆさぶるとかの工夫が必要かもしれない…

 ぼくは空白の1ページめに孫の写真を張り付けたものだから
ネタばれしないようにいつも最終ページから逆に開いていく
ことになってしまったのだが、これは別な話…
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自信を持っておすすめしたい 絵本で遊ぼう…  投稿日:2012/11/20
クリスマスの12にち
クリスマスの12にち 絵: エミリー・ボーラム
訳: わしづなつえ

出版社: 福音館書店
 マザーグースの一つを絵本にしたもの…

 「これはジャックのたてた家…」と同じように
歌詞がどんどん積み重なっていく積み重ね唄だ
日にちが増えるたびにキャラクターの数も
連動して増えていく…
 前半は<ヤマウズラ>に始まって鳥たちが続き、
後半<8人のかわいい娘>からは人間が登場する…
 右ページ全体がメインの絵になり、左ページに
それまでの積み重ねがキャラクターの数で繰り返し描かれる…
 孫と読んでいる時、歌詞を忘れても絵を見て
思い出せるのがありがたい

 訳者自身による日本語版、英語版、カラオケの
CDがついているのでこれを聞きながら遊ぶのも楽しい…
 エミリー・ボーラムの絵は白地をバックに
素朴で親しみやすい…

 彼女はあの「さむがりやのサンタ」などで有名な
レイモンド・ブリッグズの弟子だというが、
そういえばキャラクターが全てポチ目なのは
その影響かもしれない…でもそれはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 直球勝負の動物絵本  投稿日:2012/11/20
どうぶつのおやこ
どうぶつのおやこ 作・絵: やぶうち まさゆき
出版社: 福音館書店
なんてストレートな絵本だろう…

 表紙のネコに始まりウサギ、イヌ、サル、クマ、
カバ、キリン、ライオン、ゾウ…
動物の親子の様子が白地をバックに写実的に
描かれているだけの本だ…
それぞれの親子はその動物がいかにも普段そうして
いるだろう姿なのが安心感を与えてくれる…

 「ほーら…くまさん たっちしているねぇ…」
文字はないけれど、藪内正幸の絵がしっかりしていて
ポーズにも動きがあるから幼児とのやり取りが自然にできるのだ…

 娘が1歳半のときに購入し、それ以来三人の子ども、
孫と一緒に楽しんできたのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 抽象だから想像できる  投稿日:2012/11/19
あおくんときいろちゃん
あおくんときいろちゃん 作: レオ・レオーニ
訳: 藤田 圭雄

出版社: 至光社
 この絵本の原型は孫を楽しませるために即興的に
手近にあった紙を使ってお話をしたものといわれている…

 あおくんときいろちゃんは学校でも公園でも仲良し…
でもあんまり仲がいいので遊んでいるうちに合体して
緑色になってしまう…こうなるとお互いの家でも
両親に認知されず悲しくなった二人?は…
子どもの日常そのものといえるストーリーを
幼児の視点からシンプルなちぎり絵で表現している

 ラフにちぎった色紙をキャラクターや背景にする
発想が素晴らしい…抽象的だからこそ自由に想像しながら
楽しめるし、それがこの絵本魅力だろう…

 レオ・レオーニはデザイナーらしく様々な技法で
絵本を生み出しているが、それはまた別な話…
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なかなかよいと思う エンドレスジャーニー  投稿日:2012/11/19
しずくのぼうけん
しずくのぼうけん 作: マリア・テルリコフスカ
絵: ボフダン・ブテンコ
訳: 内田 莉莎子

出版社: 福音館書店
 バケツから飛び出したとんがり頭のひとしずくが水の旅へ…

 よごれたしずくはクリーニング屋へ…
そこから病院、雲、川から海へ…そして水道経由で家に戻り…
 水の循環がわかりやすく表現された科学絵本ともいえるけれど、
擬人化されたしずくの旅行記としても幼児から十分楽しめる…

 堀内誠一による書き文字は挿絵の黒い輪郭線のタッチと
良く合っている…
 しずくの女性言葉にはちょっと違和感がある人もいるだろう…
またテキストが一部七五調になっているのもリズムが取りにくく、
読みにくいともいえるので読み聞かせの時は全体の流れに沿って
読み変えてもいいと思う…

 本来雨などの水滴は表面張力で扁平な球形になるはず…
とのツッコミもできるかもしれないが、それはまた別な話…
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