『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』に続く、シリーズ第2弾! おにぎりの“ぐ”にあぶれてしまった食べものたちが選んだのは……
「パン」です!
おにぎりの“ぐ”になれず、パン屋さんに向かった食べものたちは、 売れ残りの食パンに挟んでもらって大満足! ……かと思いきや、そこからみんなの「ああしたい」「こうしたい」がさく裂!
三角に切ってほしいと言ってみたり、切らないでくれと言ってみたり、踊り出してみたり。 更に更に、「はさまれたいやつ」が次から次へと押し寄せて、閉店後のパン屋さんは大賑わい。 夜が明けても「はさまれたいやつ」が途絶えることはありません。 はたして「はさまれたいやつ」はみんな、思いをかなえることができたのでしょうか。
岡田よしたかさんの絵本でおなじみの関西弁は、今作でも絶好調。 もし関西弁を使ったことがなくても、 「なに いうてんねん」 とテレビで見た芸人を思い出しつつ言ってみてください。
慣れない関西弁に恥ずかしさを感じても、キラキラした目で聞き入る子どもの顔を見ると、 「よっしゃ やったるで!」という気持ちが湧いてきます。 声に出すほど楽しくなってくるので、二人で掛け合いをしながら読んでみるのもおすすめです。
(近野明日花 絵本ナビライター)
サンドイッチの具になりたくて、閉店後のパン屋にしのびこんだ具たち。ハム! トマトとチーズ! やきそば! ワクワクしながら食パンにはさんでもらっていると、「ぼくらも はさんで」と、次から次へと個性的な具がやってきて……。
おにぎりの具にも色々あるけれど、サンドイッチも多種にわたっていることを実感しました。
何をはさんでも良いわけではないこともわかりつつ、サンドイッチに遊び心を感じる絵本です。
ハンバーガーやホットドッグを加えたら、驚異的なバリエーション。
当然食べたくなってきました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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