いいなあ。オレも、なかまにはいりたいなあ。やせこけたトラは、宮殿のひろまで楽しそうにごはんを食べている王さま一家が、うらやましくてたまりません。ある日、宮殿の庭にじゅうたんが干されているのを目にしたトラは、とんでもないことを思いつきます! ケイト・グリーナウェイ賞作家による、とびきりゆかいな絵本。
図書館の新刊コーナーで見つけました。
タイトルから「おもしろい」と思ったし、表紙のイラストのトラの表情が一度見たら忘れらないくらい強烈で、借りずにいられなかったというのが正直な感想です。
小学3年生のクラスで読み聞かせをしました。
トラがみずからの夢をかなえるために、トラのじゅうたんに一生懸命なりきる様子は、こっけいなところもあるけれど、子どもたちには夢と希望を与えたのではないかと思いました。
目標にストレートに到達するよりも、いろいろな試練などを経験してまわり道をした方が、ゴールしたときの喜びは大きいものだということを、この本を通して子どもたちがやんわりとでも感じてもらえればなあと思いました。
話の途中で笑いもこぼれ、子どもたちの反応も抜群です。
6〜7分くらいで読めます。おすすめです。 (けいご!さん 30代・ママ 女の子11歳、男の子7歳)
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