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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 動物の表情が良い  投稿日:2011/02/06
ルラルさんのえほん(2) ルラルさんのバイオリン
ルラルさんのえほん(2) ルラルさんのバイオリン 作: いとう ひろし
出版社: ポプラ社
ルラルさんシリーズは、現在6冊。
2001年9月の「ルラルさんのにわ」「ルラルさんのバイオリン」「ルラルさんのごちそう」の3冊が第1弾。
この「ルラルさんのバイオリン」は第2作目。

ルラルさんは、年に1度か2度バイオリンを手入れします。
それをネコに見つかってしまい、バイオリンを庭で弾くことになります。
その庭にはもちろん裸足で弾くのですが、ギコギコキーキーという音色から分かるように、あまり上手くないようです。
でも、動物達は集まってきます。
その先陣が、あのワニ。
最後には、みんなおしりがむずむずしつつ聞き入るのですが、その姿が何ともユーモラス。
こうしたところが、ルラルさんの人気の根幹なのでしょう。

ナンセンスに近いので、物事を理解する年齢にならない入園位までにオススメします。
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なかなかよいと思う 版画のような絵が秀逸  投稿日:2011/02/06
はなうたウサギさん
はなうたウサギさん 作・絵: エリック・ローマン
訳: 今江 祥智

出版社: BL出版
2003年度のコールデコット賞受賞作品。
エリック・ローマンは、1999年度にも「タイムフライズ」で、コールデコット賞オナー賞を受賞しています。

何と言っても、版画のような力強い黒枠でかたどられた絵が、とても魅力的。
動物が沢山登場するのですが、その表情が豊かなので魅入られるお子さんも多いこと間違いないと思います。

お話は、ネズミくんのところに、乗ることのできる飛行機のプレゼントが届くシーンから始まります。
隣には、ウサギさんがいます。
ネズミくんが乗った飛行機を、ウサギさんが飛ばすのですが、勢い余ってネズミくんは落下し、飛行機は木に引っかかってしまうのです。
ウサギさんは、木に引っかかった飛行機を取ろうと動物達を連れてきて、肩車していきます。
そのシーンは、絵本を縦にして描いているのですが、なかなかのもの。
縦を活かす絵本は多いですが、これは、意外性という点では秀逸です。

オチも納得もの。
ただ、ストーリー展開に邦訳がついていっていない感があります。
英語の雰囲気を邦訳し難い文だったのではないでしょうか?
文章は無くてストーリー展開は充分かるので、英文のまま邦訳しなくて良かったかも知れません。
絵で楽しめる作品としてオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい パパに読んで欲しい作品  投稿日:2011/02/05
おとうさんの庭
おとうさんの庭 作: ポール・フライシュマン
絵: バグラム・イバトゥリーン
訳: 藤本 朝巳

出版社: 岩波書店
ポール・フライシュマンと言えば、評価の高い「ウエズレーの国」がつとに有名です。
この絵本も、素晴らしいの一言に尽きます。
文句なしにオススメ、それも世のパパに読んで欲しい作品です。

物語の時代背景は、アメリカ開拓時代。
登場するのは、農夫とその3人の男の子供達。
奥さんがいないと言う設定なのですが、これがこの絵本の肝なのです。
そして何よりも注目したいのは、着ている服。
とても農夫一家とは思えないのですが、時代を反映しているということなのでしょう。

子供達は、農夫の仕事を手伝うのですが、みんな働き者で歌いながら仕事します。
「長男が御者の歌を歌いだすと
 他のふたりも一緒に歌いました。
 次男は海の歌が好きで
 末っ子のお気に入りは、
 旅のバイオリン弾きの歌でした」
とあり、これが、ストーリーの大きな伏線になっています。

その後、長く続く干ばつがあり、農夫一家は、農場を含めた全てを失ってしまいます。
開拓時代の厳しさを伝えてくるシーンです。
農夫一家は止む無く刃物を研ぐという仕事で食いつなぐことになるのです。

それから、三人の兄弟は独立していくのですが、その時の農夫の言葉が秀逸です。

「本当は、お前達1人1人に、何か残してやりたいと思っていたが、今では、分けてやる土地もない。
そこでだ、大事なことを言っておくよ。
大きくなったら、よくよく考えて、仕事を選ぶんだ。
いいかい、お前達は、自分で生きていかねばならないのだからね」

私の上の子は、高校生ですが、大学を選択するにあたり、将来をどうしたいのかを語る時期にきています。
漠然とではなく、こんな風に将来像を語れることは、パパには必要です。

後半は、生垣が大きなポイント。
農夫は、「生垣は、きっとお前に答えを出してくれる」と言うのですが、なりたいものが、生垣で刈り込むことで分かるというのです。
これって、深層心理そのもの。
なるほど、良い例えのストーリー展開ではないでしょうか?

オチも納得できる出来栄え。
文章が長いので、読み聞かせには一寸向かないかも知れません。
小学校高学年位から読める内容だとは思いますが、やはり、この絵本は大人に読んで欲しい作品です。
それも、子供が将来を見据えないとならない時期に差し掛かる大人、それもパパにオススメします。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい パパに読み聞かせして欲しい作品  投稿日:2011/01/29
とうさんまいご
とうさんまいご 作: 五味 太郎
出版社: 偕成社
五味太郎さんのしかけ絵本。
1983年2月「きいろいのはちょうちょ」、7月「とうさんまいご」、11月「まどからのおくりもの」の三部作の丁度まん中の作品です。
「まどからのおくりもの」が何と言っても、最高傑作の一つと言える出来栄えですが、この「とうさんまいご」も負けず劣らずの傑作しかけ絵本です。

出だしからして最高です。
「ぼくが おもちゃを
 けんきゅうしているうち・・・・・・
 いつのまにか
 とうさんまいご・・・・・・」
この文章だけで、子供の心は鷲掴みのはず。

それから、ぼくの「迷子のとうさん探し」が始まります。
一寸見え隠れするとうさんの背広、帽子、ネクタイ、靴等を見て、とうさんだと思って、しかけをめくると、全くの別人。
その見せ方が、五味さんならではの着想で、思わず唸ってしまいます。
最後のページのしかけは、何と文章。
子供には直ぐには分からないかも知れませんが、素晴らしいしかけです。

とうさんと言うには、一寸老けているかと思ったのですが、その恰好は27年前という時代背景からとも言えそうです。
記憶を辿ると、私の父も帽子は好きでしたが、今はそれ程帽子を被っている人を見かけなくなった感があります。
おもちゃは巨大だし、タイプライターなんて売っているのですから、時の経過を感じます。
それでも、このしかけの楽しさは、永遠のもの。
背景の絵は、気になりません。

それにしても、とうさんまいごというネーミングには参りました。
私も、気を抜くと、ママと子供達からはぐれてしまいそうになることがあります。
世のパパで、このフレーズにドキっとした人も多いのではないでしょうか?
パパは、子供のことより、自分のことと言われそうな、そんな題名に身の引き締まる思いがしたパパも必ずいるはずだと思います。

是非、パパに読み聞かせして欲しい作品の一つです。
親子ともども、楽しめると思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ブルドッグのキャラがGOOD  投稿日:2011/01/29
ブルくんとかなちゃん
ブルくんとかなちゃん 作・絵: ふくざわゆみこ
出版社: 福音館書店
「クマさんとヤマネくん」シリーズや「むしのかくれんぼ」で知られるふくざわ ゆみこさんの人気シリーズの一冊。
何と言っても、ブルドッグをメインに据えたのが、ヒット。
ブルドッグはその外貌から、獰猛な犬としてのイメージが強いものの、非常に温厚克つおとなしい犬。
その魅力を余すことなく描いた作品だと思います。

物語は、ブルくんが、パパの車に乗ってかなちゃんの家にやって来るシーンから始まります。
そのブルくんとかなちゃんの大きさの対比が絶妙です。
ブルくんは、かなちゃんと仲良しになりたくて、舐めたり歌ったりするのですが、逆効果。
仕舞いには、犬小屋に立て篭もってしまいます。

その時、かなちゃんは持っていたドーナッツを、ブルくんのお皿に恐る恐る置くのですが、その時の対峙するふたりの表情が何とも言えません。
ドーナッツを食べたブルくんを見て、かなちゃんは初めて心を開くのです。

かなちゃんに、自分の身を置き換えてみるお子さんは多いのではないでしょうか?
そして、投影した自分を省みて、大いに共感すること間違いありません。

絵を見るだけでその内容が理解できるお話なので、年少前から読み聞かせできる絵本としてオススメします。
シリーズ化しているので、他の作品も読んでみたくなりました。
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自信を持っておすすめしたい 動物の絵が魅力的  投稿日:2011/01/29
したて屋リセロット
したて屋リセロット 作: ナディーヌ・ウォルター
絵: カンタン・グレバン
訳: 宮本佳枝

出版社: ひさかたチャイルド
カンタン・グレバンと言えば、「ウルフさんのやさい畑」「カプチーヌ」等でお気に入りの作家の1人。

主人公のリセロットは、ねずみの仕立て屋。
ねずみ達の服を全部作ってしまったので、仕事が無くなってしまいます。
そんな時、仲良しのもぐらがある提案をします。
「ほかの どうぶつの ふくを つくればいいじゃないか?」

それからは、他の動物達の服を仕立てることになるのですが、仕立てで大事なのは採寸。
当然、自分よりずっと大きな動物の採寸をしないとならず、周りの動物達が協力してくれるのです。
皆で肩車をしての採寸は、なかなかのもの。
いろいろな服を仕立てていくのですが、一番気にいったのは、いたちのワンピース。
笑えます。

最後に仕立てることになったのは、おおかみ。
このおおかみは、あなぐまがコートを仕立てて貰った時に、遠くから羨ましそうに眺めていたという伏線もあり、帽子を作ることになるのです。
仕事を終えた時の、皆の満足感に満ちた絵に、ほっとしたお子さんも多いことでしょう。

友情で成り立つという物語もさることながら、やはり、カンタン・グレバンの絵が良いです。
沢山の動物が登場しますが、それぞれが、良いキャラクターを醸し出していて、更に、仕立てた服がアクセントを加えています。
動物に服をいうコンセプトが奏効した楽しい作品だと思います。

見て楽しんで欲しい作品として、オススメです。
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ふつうだと思う 物語に比して絵が弱いかも  投稿日:2011/01/28
コアラとお花
コアラとお花 作・絵: メアリ・マーフィー
訳: ひだみよこ

出版社: ポプラ社
2001年初版のイギリスの絵本。

物語は、物知りだと自負するアナグマとアライグマと、わからないことばかりのコアラが食事しているシーンから始まります。
コアラは、外でとても綺麗な花を見つけます。
その花を摘んできて、ビンに挿していたのですが、枯れてしまいます。
コアラは、花に水が必要なことを知らなかったのです。

コアラは、花を作りたくて(育てたくて)仕方ありません。
アナグマとアライグマの花の作り方の話は、いい加減なもの。
そんな時、ロバに出会い、わからないことがあった時に行くという場所に、連れて行って貰うのです。

物事を知るということの喜びを、ストレートに表現している絵本です。
コアラが良い味を出していて、本から花の作り方を知った時の明るい表情は、輝いているという表現がピッタリ。
我を忘れて本を読む姿も、その楽しさを充分に伝えてくれます。

ストーリーに比べると、絵はモノクロのページがあったり、コマ割のページがあったり等で、統一感がありません。
シンプルなコアラのキャラクターは良いのですが、花の写真は一寸違和感があって、絵本としての完成度という点では物足りない感がありました。

ただ、物事を知る喜び、楽しさを、考えさせるにはとても良い絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい あきやまさんの実話  投稿日:2011/01/23
おーきくなったら
おーきくなったら 作・絵: あきやま ただし
出版社: ポプラ社
昨日(2011年1月22日)「あきやまただし絵本ライブ」を見てきました。
冒頭、あきやまさんが、
「長女が生まれた18年前から絵本を描き始めましたが、その娘が、美術大学1年になり、私と同じく絵本作家になると言っています。
月日の経つのは早いものです」
と言われておりました。

そん背景を思いつつ、この作品を読みました。
「大きくなったら・・・
 それはひとが生まれて初めてみる将来の夢です。
 やがて夢は大きくなり、すこしずつ変ったりするものですが、
 今日より明日の自分が大きくなるために、誰もが持ちつづけて
 いると思います」
そんなあとがきがあって、
「この絵本を、自分の大事な夢をそっと
 教えてくれた娘、恵美に贈ります」
とあきやまさんが、恵美さんを抱き上げている写真がありました。
こうした作品って、海外では良く見かけるのですが、日本では余りお目にかかったことがありません。
そんな観点からも、評価したいものです。

そう、この絵本は、あきやまさんの長女の恵美さんの実話です。
「大きくなったらおかあさんになるの」と言うのは良くある話ですが、その後があきやまさんの娘らしいところ。
何と、もっともっと大きくなって怪獣になるそうです。
これって、やはり、あきやまさんの影響なのでしょうか?

そして、最後がホロリとさせられます。
そんなに感銘する話ではないかも知れませんが、何気ないシーンが心に染みる作品でした。
夢を聞いてあげること、是非実践して欲しいものです。
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なかなかよいと思う 誰でもやる鏡との遊びの物語  投稿日:2011/01/23
ぶうたんとかがみのぶうたん
ぶうたんとかがみのぶうたん 作・絵: あきやま ただし
出版社: PHP研究所
昨日(2011年1月22日)「あきやまただし絵本ライブ」を見てきました。
冒頭、あきやまさんが、長女が生まれた18年前から絵本を描き始めましたと言われてました。
この絵本は、ぶうたんシリーズの一冊ですが、1998年の発刊です。
親の共感が得られるのは、あきやまさんの実体験に基づくものだということが良く分かりました。

子供なら誰しもがやる鏡との遊び。
いつまでも子供がやっているのを、飽きないものだなぁ〜と感じている方も多いことでしょう。
今回のぶうたんも、飽きずに鏡で遊びます。
仕舞いには、歯ブラシで髭を描いたり、ムースで頭の部分にかけたりとエスカレート。
これも実体験かも知れませんね。

オチは、あきやまさんならではのもの。
丁度、3歳〜4歳位までの読み聞かせに相応しい作品だと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 単純明快なストーリーが秀逸  投稿日:2011/01/23
ふうせんくまくん
ふうせんくまくん 作・絵: あきやま ただし
出版社: 金の星社
昨日(2011年1月22日)、「あきやまただしの絵本ライブ」を見てきました。
なるべく多くの人に参加して欲しいというあきやまさんの意向で、150人の定員のところ、何と400人の参加だったそうです。
ギターを持って登場した時、半袖だったのですが、直ぐに理由がわかりました。
絵本作家というより、ライブという表現がピッタリする熱演で、汗ダクダクになりながらステージをこなしていました。
読み聞かせ、クイズ、歌ありで、最後は、はなかっぱのおんなじキモチを全員で踊りながら終えたのですが、子ども達は大満足だったようです。
やはり、あきやまただしさんは、天才というか奇才だと思いました。

そんな余韻に浸りながら、あきやま作品を読みました。
金の星社の紹介文に、「うみキリン」「とんとんとん」「ぴかぴかドキドキ」に続く第4弾とありました。
その連続性が分かりませんでしたが、内容はあきやまワールドそのものでした。

主人公のくまくんは、おとうさん、おかあさん、おにいちゃんの4人家族。
くまくんの特技?は、驚いたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりすると、風船みたいに膨んでしまうこと。
膨らんだ後は、破裂してひょろひょろになってしまうのですが、息を吸ったり、水を飲んだり、おやつを食べたりすると元に戻るという話です。
はじける瞬間の絵なんて、あきやまさんならではのもの。
膨らんだ時、その感情を表現する色になっていたりと、見て楽しむ要素も多いのですが、やはり、この単純明快なストーリーが秀逸です。
エンディングも納得もの。
2歳〜3歳ぐらいの読み聞かせにオススメします。
参考になりました。 0人

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