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くま先生〜。我が家にも来て下さい。
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投稿日:2006/01/26 |
ちょっぴり大きくてリアルな熊先生。ところがその治療は折り紙つき。風邪をひいたケンに熊式治療法を教えてくれます。熊式うがいの方法は「ゴロゴロ ガラガラ ガラッパチ。ガラゴロ がらごろゴロッパチ。 クチュクチュ ペッペの クマッパチ。」これを三回続けるのだそうです。
実際には、こんな音を出してうがいは出来ないんですけど、この語呂がいいんでしょぅね。子供達は大喜びで声に出して言うんですよね。
風邪やインフルエンザの流行してくる1月の半ばあたりになると読みたくなる一冊です。
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動物達が美しい絵本です。
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投稿日:2005/09/14 |
単純な言葉の繰り返しに、明るくて大胆な動物の絵。次のペーシにどなん動物が描かれているのか、思わず覗いてみたくなってましう・・・。はらぺこあおむしやだんまりこおろぎに共通する、生命力溢れる絵は、小さな子ども達の心をとらえて離さないようである。
そうそう。私は、一つの絵本を読んでいると違う絵本や話を連想してしまう。エリック・カールの絵を見ていると、田島征三の『とべバッタ』を連想してしまう。田島征三の絵は、エリック・カールほど洗練されていないが、より原始に近い生命力がある。ちょっと田舎臭くノスタルジックな田島征三の絵は、日本人の心にぴったりと当てはまるのだろう。どちらも、子ども達の心の奥深くに焼きつく絵本ではないだろうか。
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日常の中に家庭の温かさはあるのです
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投稿日:2005/08/27 |
10月、父さんは荷車に牛をつなぎました。それから家中の皆でこの一年間に作り育てたもの何もかもを荷車に積み込みます。父さんは、それを町へ行って全て売り、そのお金で家族へのおみやげを買って家に戻ってくるのです。
そして、季節はめぐり、新たな一年間が始まります。季節も人も永遠に同じ事の繰り返しをしているようで、少しずつ変わっていきます。男の子がほうき作りに使うナイフは、料理ナイフからバーロウナイフに変わり、指なし手袋を編んでいた女の子は、今年は刺繍をする・・・という具合に。同じ事を繰り返しながら、少しずつ豊かになっていく生活を垣間見るのは、なんと心地良いものでしょう。
子ども達は、どちらかというと、父さんの品物がどのように売れたかに関心が集中していました。家に戻ってから、どのように品物を作るのかも、食い入るように見ていました。今では、父さんが家で仕事をする家庭はとても少なくなりました。母さんがリンネルを仕上げる家は、皆無と言ってもいいでしょう。日々の生活の中に、家庭の温かさがある。というすてきな絵本です。
[読んで聞かせると6分位/4歳位から]
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美しい色の世界を創ろう!
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投稿日:2005/08/23 |
小学校の教科書に載っている『がまくんとかえるくん』の作者、アーノルド・ローベル氏の作品です。奥様が絵を描いている作品もありますが、この作品は、絵も文もご自身で描いています。とても丁寧で細密な絵で、それだけを追ってみても楽しめる作品です。
ずっとむかし、いろというものは ありませんでした。そんな世の中を見て、魔法使いは、「世の中何か間違っとる」とつぶやきました。そして、あれやこれやしたら青い色ができました。近所の人たちも大喜び。たちまち町は青い町になりました。最初は良かったのですが、みんななんとなく寂しくなってしまいました。そこで、魔法使いは黄色い色を作りました。黄色い町は、人々の目を痛めてしまいました赤はどうでしょう?赤い町にいると人々は怒りっぽくなりました。魔法使いは悩みました。何日も何日も・・・。そして、いろいろな色が出来たのです。町は、申し分のない良い眺めになりました。
世の中が全部白と黒と灰色だったら・・・。ちょっと殺伐としていますよね。「他の色だったらどうだろう」と、絵本を読んでいると色だけでなく、空想の世界まで広がってきます。ずっと昔読んだ『さびしいドラゴン』という絵本も色のない世界から始まり、極彩色の美しい色で終わる絵本だったことをお出しました。子ども達は、「美しいモノ」が大好き。たくさんの色があふれている世界には、夢と希望が詰まっているように思えるのでしょう。
読み聞かせをするなら8分位
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アンジェリカ最高!
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投稿日:2005/08/22 |
これは、ゆうかんで 力もちで ちえのある 大きな女の子の おはなしです。
というように、1815年にアメリカで産まれたアンジェリカは、2歳で丸太小屋を作り、12歳で幌馬車を泥沼から救い出す。ある夏のこと、「じごくのならずもの」と言う大きな熊がやってきて、テネシー中の貯蔵庫の食べ物を食べてしまった。「じごくのならずもの」を倒した者には、この熊のでっかい毛皮を与えられることになった。かくしてアンジェリカは、この熊と戦うことになる。
勿論、壮絶な戦いの果てに、熊はあの世に行き、皆で熊汁を食べ、貯蔵庫は一杯になり、アンジェリカは、大きな熊の毛皮を手に入れる。本物の木を削った薄い板に描かれた絵が、ちょっと昔のアメリカを彷彿とさせるいい味を出している。アンジェリカも時にコミカルだったり、意地悪な表情になったりと丁寧に描かれている。
読み聞かせには少々長い物語だが、これ以上あり得ない程の大きなスケールは、小さな子も大きな子も夢中になる。読み方によっては、ジェンダー(社会的、文化的に形成される男女の差異。)を語るときにも、有効な作品であり、高学年や大人向けの読み聞かせにも使えそうな、貴重な一冊である。
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怠け者のお百姓さんの話
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投稿日:2005/08/18 |
ある日、お百姓さんとおかみさんは市場へ出かけました。お百姓さんは、おかみさんが「世話をするの大変だよ」と言ったにもかかわらず、太った子豚をみんなまとめて買ってしまいました。翌日から、おかみさんは子豚の世話にてんてこ舞い。おかみさんは、奇想天外な発想でお百姓さんを起こそうとします。でも怠け者のお百姓さんは、おかみさんが何を言ってもベッドから出てきません。怒ったおかみさんは、子豚を全部隠してしまいました。子豚がいなくなったことを知ったお百姓さんは、ベッドから飛び起きてとっても反省しました。そこでおかみさんは、隠していた子豚を連れてきて、めでたしめでたし。
小学校2年生の国語の教科書に出てくる『がまくんとかえるくん』の作者が文を、奥さんがその文に絵をつけた夫婦合作で作った絵本。怠け者でどうしようもないお百姓さんとしっかりもののおかみさん。あれれ。がまくんとかえるくんみたいな関係だぁ。『がまくんとかえるくん』のお話を知っていても、知らなくても、楽しめる作品になってます。
読み聞かせをすると7分程度です。
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世の中をもっと美しく・・・
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投稿日:2005/08/18 |
ルピナスさんは、海をみおろす丘の上にある小さな家に住んでいます。家の周りには、色とりどりの花が咲き乱れています。
子どもの頃、おじいさんと約束をしたからです。
「大きくなったら、私も遠い国に行く。そしておばあさんになったら、海のそばの町に住むことにするわ。」
そういうアリス(これはルピナスさんが小さい女の子だった時に呼ばれていた名前です)におじいさんは言います。
「もう一つ、しなければならないことがあるぞ。」
「世の中をもっと美しくするために、何かをしてもらいたいのだよ。」と。
アリス、は大人の女性になって図書館で仕事をし、遠の国にたくさんの冒険をしに行きます。怪我をして、海の近くの家に住むことにします。ベットの中で、おじいさんとの約束である「世の中をもっと美しくするためにどうしたらいいか」ミス・ランティアス(アリスは大人になってからはこう呼ばれるようになりました。)は考えました。
厳しい冬が過ぎて、春が訪れたとき、ミス・ランティアスの思いついたことは、夏中たくさんのルピナスの種を村中のあちこちに撒くことでした。次の年の春、村中がルピナスの花であふれました。こうして、おばあさんになった彼女は、今では『ルピナスさん』と呼ばれています。
独立心のあふれた女性の生涯を美しい色彩で描いた作品です。決して、特別すごいことをした人ではありませんが、優しい心を持ち続けて生きるということの大切を教えてくれる気がしました。
6歳からとなっていますが、中学生位の大きな子から大人まで、幅広い年齢層に受け入れられる絵本だと思います。
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ハリーは海が好き!
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投稿日:2005/08/16 |
『ハリーは、くろいぶちのある しろいいぬです。』というおなじみの言葉から始まるハリーの海辺での冒険談。かんかんでりのお日様が苦手なハリー。海草をすっぽりかぶったので、涼しくはなったのですが、海辺の人たちは「おばけが出た」と大騒ぎになってしまいました。
このおはなしの中で、ハリーは、自分の名前を聞き間違えるのですが、どうやったらホットドッグやさんの「いらはい!いらはい!いらはい!」が「ハリ!ーハリー!ハリー!」と聞こえてしまうのか。これは、訳者の大きなミスとしか言いようがありませんね。しかも、最近の子どもは「いらはい!」という言葉そのものさえ知らないみたいでした。「いらっしやいませという意味よ。」と解説したら、更にややっこしいことになってしまった。結局、耳の中に水が入って、よく聞こえないから、聞き間違えたということにして、読み進んだのですがそんな誤訳(?)を差し引いても、ハリーのユーモラスな行動や生き生きとした描写は、十分子どもたちには魅力的です。最後に、迷子の原因になったしまもようのビーチパラソルが、「くろいぶちのある しろいパラソル」になったというオチを読むと、子どもたちは歓声を挙げて喜んでいました。
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くろいぶちのある 白いセーター
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投稿日:2005/08/16 |
『ハリーは、くろいぶちのある しろいいぬです。』おなじみの言葉から始まるハリーシリーズの第三作目です。ハリーは、お誕生日におばあちゃんからバラの模様のセーターをもらいます。けれど、その模様が気に入らないハリーは、セーターを捨ててしまおうとします。けれども必ず親切な人が現れて、セーターはハリーの元へ戻ってきてしまいます。がっかりしているところを鳥が見ていました。鳥は、セーターのほつれを見つけて、するするとセーターをほどきながら、どこかに飛んでいってしまいました。結局、ハリーのセーターは、鳥の巣になりました。、それを見たおばあちゃんと子どもたちは不思議そう・・・。結局ハリーには、クリスマスのプレゼントに、おばあちゃんから「くろいぶちのある しろいセーター」が贈られてきました。
気に入らないセーターを着せられた時、鳥がセーターを持っていってしまった時、「くろいぶちのある しろいセーター」をもらった時、ハリーの表情はくるくると変わります。その表情を見る度に、子どもたちは大喜び。「ハリーは、男の子だから、バラの模様は嫌いなんだよ。」「じゃあ、鳥さんは女の子なの?」「くろいぶちのある しろいセーターだって!自分の体と同じだね。」と、絵本を開くたびに新しい発見をして楽しんでいます。
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元気な子ザル・ジョージのお話
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投稿日:2005/08/16 |
アフリカに住んでいた好奇心旺盛なおさるのジョージは、黄色い麦藁帽子のおじさんにつかまってしまいます。船でおじさんの住む町に行くことになりました。知りたがりのジョージは、船の中でも、町の中でも、ちっともじっとしていません。ジョージが行くところに、さまざまなトラブルが発生します。どんなトラブルも、ジョージにとっては、初めて体験することばかり!新しいことって、なんて素敵で楽しいんでしょう。
ジョージは、好奇心旺盛な子ザルです。その活動力と好奇心といったら、ちょっとそこいら辺りにいる落ち着きのな3歳位の男の子を想像してもらえれば、判ると思います。ちょっと目を離すと、とんでもないことばかりしてしまうんですから。けれども、新しい体験が面白くて仕方がないジョージは、何事にも前向きで、どんな事でも楽しんでしまいます。底抜けに元気で楽天的な絵本は、読んでいる人にも大きなパワーを与えてくれますね。
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