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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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YUKKO

ママ・30代・愛知県、女12歳 女10歳 女8歳

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YUKKOさんの声

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なかなかよいと思う 「ぼくのすきな〜」と対で読んで!  投稿日:2006/02/25
わたしのすきなやりかた
わたしのすきなやりかた 作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
同じく五味 太郎さんの「ぼくのすきなやりかた」と
対になっている作品です。

「ぼく」のほうは息子であるのに対し、
この作品の主人公「わたし」はその母親です。

息子が子供らしく奔放であるのに対し、
お母さんはキチッとしたキレイ好きな印象。

でも、ラストのページで
ソファーで ついつい うたた寝してしまった、
飾り気のない姿に、とても好感が持てます♪
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なかなかよいと思う 「わたしのすきな〜」とセットで読んで!  投稿日:2006/02/25
ぼくのすきなやりかた
ぼくのすきなやりかた 作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
同じく五味 太郎さんの「わたしのすきなやりかた」と
対になっている作品です。

「わたしのすきなやりかた」が母親の視点であるのに対し、
こちらは、元気いっぱいな子供らしい、
奔放でワンパクな息子の姿が描かれています。

ちなみに、「わたしのすきな〜」のお母さんは
キチンとしたキレイ好きな印象を受けます。
(ラストに気の抜けたシーンが出てきますが
 それもまたイイ感じです♪)

人それぞれ、自分なりのペースややり方を持っていることって
ほんと、素敵ですよねっ♪
そして自分とは違ったペースや考え方の人たちに出会ったとしても
「自分も素敵だけれど、あの人も素敵!」
と受容的に認められたら、もっと素敵ですねっ☆
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自信を持っておすすめしたい 小1の娘の教科書に載ってます  投稿日:2006/02/25
はるのゆきだるま
はるのゆきだるま 作・絵: 石鍋芙佐子
出版社: 偕成社
表紙の絵を見て頂けると分かると思うのですが、
ほんわか優しい色合いとイラストの絵本です。

主人公のゆきだるまは、村の子供達が作ったもの。
その子供達も、もう遊びに来なくなり、
ゆきだるまはずっと、一人ぼっちでした。

ある日、山の動物達の会話の中に
「春」という言葉を聞いて、春ってなんだろう…と
ゆきだるまは疑問に思うのでした。
山の動物達は口々に春がどんなものか話してくれ
ゆきだるまは一層、春が待ち遠しくなりました。

暖かくなって春となり、動物達は大喜び!
夢中になって遊んでしまい、
ゆきだるまに春を届ける約束をしていたことを思い出した頃には
ゆきだるまは解けてしまっていました。

でも、ゆきだるまのいた場所に、
まっしろい綺麗な花が咲き乱れていたのでした。
まるで、ゆきだるまの白を思わせるような。。

春に憧れるゆきだるま、暖かくなったら解けてしまうところが
なんとも残念なような、もの悲しいような気がします。
でも春を届けてあげようという、動物達の温かく優しい気持ちに
嬉しくなります♪
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自信を持っておすすめしたい 「部屋」の語源が「屁屋」だったとは!  投稿日:2006/02/25
へっこきよめさん(チャイルド本社刊)
へっこきよめさん(チャイルド本社刊) 作: 小沢正
絵: 長谷川 知子

出版社: チャイルド本社
この作品の作者は、「おならのしゃもじ」や
「かっぱのすもう」などを手がけた、小沢 正さん。
昔話や民話って、やっぱり日本人に愛着がありますねっ♪
オナラの話に縁のある作家さんなのでしょうか?

母親と息子の2人暮らしの家に、
隣村からお嫁さんがやってきます。
お嫁さんが働き者で、2人は大喜び!

ところが数日後、お嫁さんは体調が優れない様子。
お母さんが心配して尋ねると、
「私は一日に一回おならをしないと
 気持ちが悪くてなりません。
 それを我慢していたので体調が悪くなってしまって…」

お母さんが「そんなこと位、遠慮しないで」と言うと、
お嫁さんは着物のすそをまくって“ぶぅぅぅぅ〜!!”
わざわざ着物のすそをまくってオシリを丸出しにしている姿と
そのおならの威力に子供達は大爆笑でしたっ!

あとの展開は、きっと皆さんもご存じの通りかと思います。
「あとがき」に昭和女子大名誉教授であり、児童文学者でもある
西本 鶏介先生の興味深い解説がついていました。

同じ昔話や民話でも、地方によって展開が違ったりするのですねぇ。
あと、お嫁さんが家族に遠慮して
部屋の中に閉じこもってオナラをしたところから、
一つ一つ戸で仕切られた場所を「屁屋」と呼び、
その後「部屋」と派生したのだとか。
この説が 本当だったら面白すぎます!
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なかなかよいと思う 本当に食いしん坊だプッチャ!  投稿日:2006/02/24
ラムチャプッチャ
ラムチャプッチャ 作: ますだ ゆうこ
絵: 竹内 通雅

出版社: Gakken
主人公のラムチャプッチャはとっても食いしん坊な魚です。

お腹を空かせたラムチャプッチャのいる川に
桃が“どんぶらこっこ”と流れてきます。
ラムチャプッチャは「ラムチャ!」と桃をひとのみ。
今度は大きなメロンが…それもガプリ。
最後に大きなメロンが流れてきて、それもひとのみしてしまいます。

その途端、ラムチャプッチャは腹痛を起こしてしまいました!
「誰か助けてぇ〜!」と叫んだ そのとき、すっぽん!
ラムチャプッチャの口から“ももたろう”が出てきました。
また お腹が痛くなって、“めろりん”が!
最後に“すいかまる”が出てきたのでした。

ラムチャプッチャは3人を食べてしまったお詫びに
皆を海に連れて行きますが …
そこでも、食いしん坊ぶりを発揮してくれます。

冒頭は昔話の「桃太郎」風で、
どんな展開になるのかと期待しながら読み進めました。
けっこう意外な展開で楽しませてもらいましたよっ♪
でも残念ながら、イラストになじめなかったので
☆1こ減点させて頂きました。m(_ _”)m
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自信を持っておすすめしたい 「3びきのこぶた」の逆版パロディ  投稿日:2006/02/22
3びきのかわいいオオカミ
3びきのかわいいオオカミ 作: ユージーン・トリビザス
絵: ヘレン・オクセンバリー
訳: こだま ともこ

出版社: 冨山房
「3びきのこぶた」のパロディで、
逆バージョンなんて面白い発想ですよね♪

3匹の可愛いオオカミ達は最初はレンガの家を作ったものの、
悪い大ブタに吹き飛ばされてしまいます。

次にコンクリートの家を作るのですが、
今度は電気ドリルで壊されてしまいます。

めげずに鉄骨や鉄板のおうちに挑戦!
でも…なんと!
ダイナマイトで吹き飛ばされてしまうのです。
(私が子供の頃に読んでた「3びきのこぶた」よりも
 出てくるものが現代的だなあ!)

最後に、なぜか「お花」で家を作った3匹。
悪い大ブタは息で吹き飛ばそうと深呼吸した途端!
あまりのいい香りにブタの心は優しくなって
「悪い大ブタ」から「良い大ブタ」になり、
3匹のオオカミと仲良く暮らしましたとさ、という内容です。

悪い大ブタが家を壊しにやってくるたびに
3匹のオオカミが繰り返す、
『いやだよ、いやだ、入れないよ。
 僕たちのピンピンのひげが嫌だって言ってるもん!
 急須の中のお茶の葉がきゅうきゅう騒いだって
 絶対に入れてやるもんか!』
というセリフに、子供達が「あっ、まただ♪」と
楽しそうに反応していました。

最後の展開に納得いかないものを感じつつ、
「まっ、ハッピーエンドだからいいかな」と妙な納得。

「大型しかけ絵本」もあるようなので、
そちらもチェックしてみたいです♪
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自信を持っておすすめしたい ほのぼの+ユーモア  投稿日:2006/02/20
おつきさまこんばんは
おつきさまこんばんは 作: 林 明子
出版社: 福音館書店
お月さまとお話ししようとしているところへ、
お月さまの前に雲がやってきます。
「雲さん、こないで!」
お月さまは今にも泣き出しそう。
でも雲が去ると、お月さまはニコニコ笑顔に。

お月さまの表情がほんわか優しくて、
見ているこちらの気持ちまで優しくなるようです。

表紙の優しげなお月さまの表情に癒してもらい、
裏表紙のユーモアにクスッと笑わせてもらいました。
とっても素敵な絵本です♪

この作品には、R.I.C.出版社発行の英語版があります。(CD付)
このR.I.C.出版については
「WHERE’S THE FISH?」(「きんぎょがにげた」の英語版)の
感想に詳しく書きましたが、
世界に紹介したいくらい良書だと思った作品だけ
英訳して海外にも配信しているそうです。
R.I.C.出版から英訳されている、ということはお墨付きってことですね!
英訳も洗練されていて、とってもいいですよっ♪
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あまりおすすめしない せっかくなら楽しい絵本のほうがいい  投稿日:2006/02/20
いやだいやだ
いやだいやだ 作・絵: せな けいこ
出版社: 福音館書店
ラストの、ルルちゃんが泣きべその場面以外は
どのページも眉をつり上げて怒ったような表情の
お母さん・おやつ・おひさま・靴・ぬいぐるみが出てきます。

大人の私が見ても、(もちろんお話上の演出だと分かっていますが)
ちょっと自分が否定されているような、不快感がありました。

そして、
「ルルちゃんが『いやだ』って言うなら皆もいやだって言うよ」
というのが、なんだか意地悪な感じ。。
「目には目を歯には歯を」みたいで。

それに、ルルちゃんが「いやだ」って言うなら
皆も「いやだ」って言うけど「それでもいいの?」って、
なんだか脅しているみたいで、それも抵抗がありました。

ルルちゃんがどうして「いやだ」と言っているのか、
ルルちゃんの気持ちをちゃんと聞いて受け止めてあげて、
嫌がる理由を明確にした上で説得すべきでは?

絵本なのにマジメに受け取りすぎなのかもしれませんが、
読んで楽しく愉快な気持ちになる作品のほうがいいなあ。
評価が低くて気がひけますが、正直な感想ということで。m(_ _”)m
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自信を持っておすすめしたい 父親ならではの視点が活かされた作品  投稿日:2006/02/16
ふうせんくまくん
ふうせんくまくん 作・絵: あきやま ただし
出版社: 金の星社
ふうせんくまくんは、
何も起こらなければ普通のクマくんです。

でも、怒ったり・泣いたり・嬉しくなったり…
感情が高ぶると、ぷーぷるぷる・・と膨らむのです。
そして膨らみすぎて…パ〜ン!と爆発して
ヒョロヒョロ〜とぺちゃんこになってしまいます。
(膨らんだ姿も可愛いけど、
 ペチャンコの姿も何とも言えず可愛い〜♪)
でも、お水を飲んだりお菓子を食べると元に戻るのです。

このクマくん、感情が豊かというのか、
感情の起伏が激しくて、
我が子たちを見ているようでもあります。
でも、どの子も自分なりの方法で
ニュートラルな自分に戻る方法があったりする。

ラストでは、ふうせんくまくんが嬉しくなると、
家族み〜んな嬉しくなってぷぅーっと膨らむ姿が
「家族って、やっぱり素敵♪」と思わせてくれます。

あきやまさんの作品って、(父)親ならではの視点がよく活かされて
子供達の姿を上手く捉えた作品に仕上がっていますよね♪

例えば「○×うさぎ」では
主人公の“みみちゃん”の感情が耳で表現されて
嬉しい時は○、そうでない時は×の形になりますが、
それも感情をストレートに表現する子供らしい姿だし。

人生経験から生まれる作品…(←って勝手に決めつけてる)
深みがあって素敵だと思いました☆
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自信を持っておすすめしたい みみちゃんの感情が耳の形で分かる  投稿日:2006/02/16
○×うさぎ
○×うさぎ 作・絵: あきやま ただし
出版社: 佼成出版社
主人公は、うさぎの“みみちゃん”。
みみちゃんの感情が「両耳」で表現されて
嬉しい時は○、そうでない時は×の形になります。

 お花がきれい♪ お耳は○!

 虫さん、こわ〜い。お耳は×。。

お花をニコニコ見つめるみみちゃんも、
お花から虫(ハチ?)が出てきてマイった顔のみみちゃんも
どっちもとっても可愛いです♪

お父さんと一緒にお散歩にでかけた、みみちゃん。
歩きつかれて、いつの間にか お耳は「×」。
お父さんが「もうそろそろ帰ろうか」と声をかけると
「やだやだ、絶対に帰らないもん!」
感情が無茶苦茶になって、お耳はネジネジ…ねじれてしまいます。

余談ですが、子供はもちろん、
大人でも色々な感情が入り乱れて
気持ちが無茶苦茶になること、ありますよね。
そういう時、私は冷静&理性的に考え見つめなおすために
紙に「原因は何か」「また何故そうなったのか」などなど
箇条書きや図解化して書き込んでいくようにしています。
そうすることによって、正確に自分の感情を把握し、
自分がどうしたいと思っているのか、
自分の感情でありながら、改めて認識できるのです。

話は戻って、この みみちゃん、
お耳が○になったかと思ったら×に変わっちゃったり、
みみちゃんは 感情や表情のクルクル変わる、
幼児を見ているようです。

主人公のみみちゃんの感情が
両耳で○や×の形を作って表現されるという発想が面白いし、
みみちゃんの表情がなんとも可愛くて見入ってしまいました♪
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