新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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ひだまりピッピ

せんせい・60代・広島県、男の子20歳

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自己紹介
30年来の友人と実家の離れを改装したちいさなこどもたちのお家「ひだまり保育園」をひらいています。高校生の頃、メアリーポピンズみたいな保母になりたい…と思っていました。でもまだまだあんな魔法は使えません。メアリーポピンズまでとはいかなくても、その何十分の一、数千分の一でもこどもたちをドキドキさせたい。その修行と思い2才から買い続けてきた絵本・児童書はもう数千冊。でも子どもの本は奥もふかけりゃ、懐も深い。まだまだ修行中!
好きなもの
美しいもの・ちょっと妙な物・綺麗な音・美味しい物・こどもの笑い声
ひとこと
 1日の大半を…そして約20年あまり保育者としてすごしております。保育園では毎日絵本を何冊も何冊も読み聞かせしながら、鬼や魔法使いや草木の精など目に見えないものたちと、当たり前のように暮らしています。鬼は本当に存在している…などこどもをうまく騙す?手口には自信を持っています。小4くらいまでは、自分が会ってないだけでもしかして本当に鬼はいるんじゃないかと、かなり本気にドキドキさせてます。 障害を持った子や赤ちゃんたちとの保育生活が長いのですが、小学生たちとも絵本・児童文学を通じて仲良くなっています。
 人間にとって、一番大切なものは命。私は母を始め母方の家族が被爆しています。小2の頃自分は被爆2世なんだと強く意識して以来「平和」への思いは強くなるばかり。15年望んでも出来なかったこどもを、奇跡のように授けて頂いてから、ますます「命の重み」を感じる日々です。出産時のトラブルで命の瀬戸際で闘った息子も、今では元気に保育園に通っています。そんな母さんの顔も持っています。

ひだまりピッピさんの声

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自信を持っておすすめしたい 切手が!カミイの親戚?が!  投稿日:2011/10/08
てがみのえほん
てがみのえほん 作・絵: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店
こどもの頃から 何十回も読み返しています。
なにせ1頁ずつが手紙形式になっていて
こどものとも200号を祝って
世界中 いや 宇宙からも手紙が届くという一冊。
マンモスから
イヌイットの兄弟から
もじゃもじゃペーターから
そして
宇宙ステーションからは
「ロボットカミイ」ならぬ「ロボットアルミィ」から!
ページ毎に 描き添えられている切手が
たまらぬ美しさ!
ああ=堀内さん〜〜〜
天国からこの続編を描いて出版してください〜!
そう叫びたくなるような逸作です。

こどもに読んでやった時は
テキストを読んで そのまま数分
そのページについてワイワイ話しをするのが楽しい。
園で読む時には
少人数で 本を取り囲んで読むのが楽しいです♪
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なかなかよいと思う よ〜くみたら  投稿日:2011/10/08
まあちゃんのまほう
まあちゃんのまほう 作・絵: たかどの ほうこ
出版社: 福音館書店
息子が4歳の時 一緒に何度も読みました。
まあちゃんが大好きなので 思い入れもあったのでしょう
まあちゃんが 魔法の呪文を唱えたら
お母さんが2人になってしまって
息子は もう顔色を失うほどびっくり。
どうしよう…とオロオロしていましたが
ニコニコする私の顔をみて
もう一度息をはぁ〜ってはきながら
画面の隅々まで見て


にっこり!

なんでそうなったのか 分かったら
安心して とても楽しく読めたのでした。

こうやって 仕掛けがあるのが まあちゃんシリーズの良いところ。
よく見て分かる
そんな楽しさがいっぱいなのに
変にこどもに媚びてないのも 私が好きなところです。
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自信を持っておすすめしたい はなくそは平和を守る  投稿日:2011/10/08
はなくそ
はなくそ 作: アラン・メッツ
訳: ふしみ みさを

出版社: ロクリン社
はなくそとは 
鼻毛によって 鼻の穴から呼吸と共に入り込むゴミを防ぐ際
たまってしまったゴミを
粘液(鼻水)で固形化されたものが代表格であります。
なんとシステマチックな生態!

そいでもって
こどもっちゅうのは、時々大人にもおりますが
はなくそを食べるものであります。
これは 本当にそのシステムは正常に働いているのか?
もしかして 取り除くべきでない良いモノを取り除いてしまっているのではないか?
との疑念から生じていると思われる当然の行為。

そしてそれは人間だけでなく豚にも行われるのであります。
主人公ジュールくんは きたないきたない豚の子。
どんなに汚いかを説明するくだりでは
クラスに1人くらい うつむく男子がいることでしょう。

そのジュールくんは 可愛い可愛い羊の少女に恋しておりますが
2人がなんと狼にさらわれ 食べられるというピンチに遭うのです。

しかし ジュールくんは賢かったのです。
自分の最大の欠点を 最高の武器にして
そして最後には ぴかぴかに輝くイケメンに変身!

抱腹絶倒!
清潔と常識のみが世界を救うのではないという
貴重な本です。
参考になりました。 3人

なかなかよいと思う やまんばあちゃん読んで大笑いしよう=  投稿日:2011/10/07
やまんばあかちゃん
やまんばあかちゃん 作: 富安 陽子
絵: 大島 妙子

出版社: 理論社
やまんばあちゃんは 怪力の山姥。
木のうろに住んでいて
山の動物たちに 若干恐れられながらも
仲良くくらしている。
ただ ちょっと…いや随分…いえいえかなりの怪力で
その上 とってもポジティブ。
負けず嫌いの 脳天気。
だから ついつい我が身を思い出して苦笑してしまう。
そうよなぁ〜こんな風に言いたいよなぁ〜
こんな事言えたら もっと人付き合い楽になるよなぁ〜
そうこどもも大人も思えるスーパーやまんば。

そのやまんばあちゃんは 始めからばあちゃんだった訳ではなく
やっぱりしっかり 赤ちゃんだった!
そんなこと考えもしなかった私も悪いけれど
そこに気づいた富安さんはすごい!
そんでもって なんと…ばあちゃん石から生まれてた!
え〜〜〜〜
孫悟空の仲間〜〜〜?????

赤ちゃんでも やっぱり普通の山姥じゃなかった。
この作品を読まれる前には
やまんばあちゃんシリーズを必ず読まれることをお薦めします。
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なかなかよいと思う クリスマス前に読んであげたい  投稿日:2011/09/23
おたすけこびとのクリスマス
おたすけこびとのクリスマス 文: なかがわ ちひろ
絵: コヨセ・ジュンジ

出版社: 徳間書店
園で年長さんにクリスマス前に読んでやりました♪
女の子達が 大喜びで 画面の小さなところまで楽しみました。
こびと達が出発する場面で
暗い空の下 向こうの方に見えるプレゼントの中身は何かね?
プレゼントを高いところにどうやってお助けこびとが運び上げるのか
などでおおさわぎしていました。
一斉に読むよりも
手元に置いてじっくり読むのが楽しいシリーズですね。
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自信を持っておすすめしたい 憧れの保育士  投稿日:2011/09/23
岩波少年文庫 52 風にのってきたメアリー・ポピンズ
岩波少年文庫 52 風にのってきたメアリー・ポピンズ 作: P.L.トラヴァース
訳: 林 容吉

出版社: 岩波書店
小学生の頃から何度も繰り返し読んでいます。
メアリーポピンズはイギリスにしかいないのか?
日本にはいないのだろうかと
小学校の帰りに空を見上げたものです。

高校生の頃には、素敵な保母さんだと思い、
そして園長のような仕事をしている今
やっぱり メアリーポピンズのような保育士になりたいと思うのです。

だって太陽とダンスが踊れるんですよ!
並み居る星達を尻目に
太陽と踊る光栄に浴するなんて!
しかしそれをにんまりとしたほほえみに隠し
そして隠したつもりでも ほっぺたに印が残っているなんて!

見るだけで パパパパパパッッと
こどものパジャマのボタンがはずれるという魔法も欲しい。

人として魅力的で
世間体を重んじているように見えて全くそうではなく
真実をちゃんと持っている。

この本を保育士を目指す人たちが読み、
人を大切にするというのはどういうことかを学んで欲しいです。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 不思議な世界へ いざ!  投稿日:2011/04/29
かぼちゃごよみ
かぼちゃごよみ 作: 川原田徹
絵: 谷川 俊太郎

出版社: 福音館書店
ああ この絵本が絶版なのですね…
1991年の『母の友』に載った広告文を見ると
「かぼちゃにこだわりつづけ、
それをひとつの小宇宙として描いてきた画家が
その中に肩を寄せ合って生きる人びとの
夢やおそれやため息を凝縮させ、描いた12枚の絵。
それと退治してつけられた12編の詩』とあります。

この絵本は本当に不思議な世界です。
現実のようにしか思えないリアルな絵。
でも、それは巨大なかぼちゃの中で…
いやいや かぼちゃは普通の大きさで 人が小さいのか…
かぼちゃの上に鯉のぼりが立ち
周りに幟をもって浮かれている人びと
桃太郎だっています

うちの息子にこれを読んでやると
ムムムムム
と黙って絵を見て ため息をつき
俊太郎さんの詩を聞いて アハハと笑ったり考え込んだり。
小学校中級からとありますが、
実は6才を過ぎたら楽しめる本。
図書館でぜひ!
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい うちの子も とぷぅだわ!  投稿日:2011/04/29
英日CD付 英語絵本 はるかぜとぷう Spring Breezes Huff and Puff!
英日CD付 英語絵本 はるかぜとぷう Spring Breezes Huff and Puff! 作・絵: 小野 かおる
出版社: ラボ教育センター
はるかぜの子 とぷうはとってもいたずら坊主。
でも お母さんにはいつだってちゃんとばれています
だって 春風は優しい風じゃないといけないんですもの
いたずらしたり けんかしたら
ちゃんと その「印」が体に表れるんです〜

いたずらな2歳児・3歳児さんにとって
とぷうは本当に自分たちそのもの
お母さん達も この本を読みきかせてもらうと
「うちの子 とぷう そのものです!」って言います。
そして
「こうやって 印 がつくの 良いですねぇ〜」って笑います。

そんなとぷうたちの ある一日を追ったこの絵本。
初版はもう数十年前 福音館のこどものともで出ました。
福音館でも今再版されているようですが。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい がっこうのにわ  投稿日:2011/04/29
いちねんせい
いちねんせい 詩: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 小学館
「がっこうのにわ こうてい っていうんだって」
なんて 小学校に入る子 入ってすぐの子達の 気持ちもうたってありますが
それだけでなく
「わたし たかしくんが すき
 でも どうすればいいか わからない」
とか
「つまんない かずかぞえても つまんない
 かずには おわりがないんだもん」
なんて
 その年齢の子たちが感じている
まさに なんでもない日常 の中の
ざわざわが 見事に詩と絵になっています。

詩の絵本 なんて構えないで大丈夫〜
こどもたちが 大喜びで読む1冊です!
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 「雪」を手のひらに感じる  投稿日:2009/05/24
かさじぞう
かさじぞう 再話: せた ていじ
絵: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
かさじぞう かさこじぞう
いろいろなタイトルで出ている有名なお話しです。
たくさんある絵本の中から 私が保育でこの本を読み続けている理由は
何より この昔話の要である「雪」が
とても素晴らしいからです。
画家の赤羽末吉さんが 雪の中に何度も取材に行かれ
何千枚もの写真を撮られ 長い時間をかけてかかれたこの本は
お地蔵さまを 包むように降る雪の暖かさまで
本を持つ手に伝わるような気がするほどの できばえです。
決して派手ではありませんが
こどもだから手加減せず 老画家が持てる画力全てを注いで描いた
この絵で ぜひ この優しいお話しを読み聞かせてあげたい
そう思っています。
園で読み聞かせていくと みんな ほっこりと しんみりと
静かな表情で聞いてくれます。
きっとこどもたちの一番優しい部分が 表に出てくるんだと思います。
そんな力のある一冊です。
参考になりました。 2人

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