三つ目の大入道がこたつでまるくなっています。「えらく雪がつもったねぇ」と一つ目の青坊主。一つ目小僧たちは庭でソリすべりを楽しんでいます。そこにやってきたのは、雪女や雪ん坊、雪童子たち。さっそく雪合戦がはじまって……。おなじみ「お化けシリーズ」の第三弾。時間とともに変化する雪の色合いが見事! 雪国の楽しさが伝わってくる作品です。
三つ目の大入道に一つ目小僧、おなじみのお化け達の冬の暮らしを描いたお話です。
お化け達は綿入れ半纏を着て、足には藁靴。そりは木製。なつかしいかんじきもあります。スコップだけが金属製なのがひっかかりますが。家の中では火鉢でお餅。雪合戦にそり遊び、雪かきも楽しみのうち。かまくらを作って、小さい物にはろうそくを入れて雪灯篭。なんてステキな遊び方でしょう。
そして、雪入道がやって来て、あたり一面雪でうまってしまいます。というわけで、当分冬ごもりですって。
昔の雪国って、こんなだったのかしら。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子3歳)
|