日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ＆#9829；

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もうなかないよ、クリズラ（冨山房）

ヒラＰ２１

その他の方・70代以上・千葉県

自己紹介: 子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

ヒラＰ２１さんの声

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懐かしい洗濯風景　

投稿日：2024/06/23

あめのちゆうやけせんたくかあちゃん
	作・絵: さとうわきこ出版社: 福音館書店

木のたらいに、木の洗濯板、おまけに川で洗濯なんて、今の子どもたちの知らない洗濯の風景かもしれません。
それでも復刊されるのはさとうわきこさんの、ぬくもりのある世界に癒されるからでしょう。
雨があまり降ったので、お月さまやお星さまがみんな地上に落ちて流れてきてしまったという発想が驚きです。
空へ戻す方法も、想像力を超えていました。
そこがこの本の魅力です。

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笑顔になれる絵本です　

投稿日：2024/06/23

たんぽぽになりたくて
	作: 内田麟太郎絵: 南塚直子出版社: 童心社

風まかせで飛んでいくたんぽぽの綿毛が、笑いながら飛んでいくのだと想像したら、心がとてもふっくらしてきました。
目的地があるわけではないけれど、これからどんな出会いがあるのか、期待感に溢れているから笑顔になれるのですね。
また生まれ変われると、安心感があるからゆったりとしていられるのですね。
たんぽぽにあこがれます。

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パパの好きなもの　

投稿日：2024/06/22

パパ、サンドイッチつくってあげる！
	文: ピップ・ジョーンズ絵: ローラ・ヒューズ訳: ふしみみさを出版社: ほるぷ出版

お父さんの好きなものをはさんで作ったサンドイッチです。
それにしてもこの発想はどこから出てくるのでしょうか。
ただただ唖然としてみていると、最後にまさかのものまではさんでしまいました。
このあとのお父さんのリアクションを想像すると、たまりません。

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食べる道具　

投稿日：2024/06/22

紙芝居スプーンとフォークつかえるよ
	作: にへいたもつ絵: 笹沼香出版社: 教育画劇

おサルは手でバナナの皮をむきます。
ゾウのお鼻は手の代わりです。
では、カレーライスは何で食べるの、ケーキは何で食べるのと、食べる道具の紹介紙芝居です。
でも、バナナは手で皮をむくから、ちょっと違和感はあるのですが、まだ、お箸はこれからだから、このくらいの導入は大目に見ましょう。

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問題が凝縮された絵本です　

投稿日：2024/06/22

じかんをまもれなかったクマのはなし
	作: ジャン＝リュック・フロマンタル絵: ジョエル・ジョリヴェ訳: しみずれいな出版社: 河出書房新社

時間が読めなかったら、時間の感覚がなかったら、とんでもないことになるとクマさんは教えてくれました。
現代の社会は時間で動いているのですから。

私が働いている施設の発達障害の子には、時計から時間を読み取ることが苦手な子が多くいます。
その意味で、お父さんが行った訓練はある意味で正当かと思いましたが、きっとこのようなやり方では子どもは理解の前にパンクしてしまうでしょう。

そのスパルタを乗り越えたクマさんがすばらしいと思います。

クマさんは、時間を読み取れるようになって、天才的な活動を始めました。
自分でスケジュールを立てて、いつか人の先を行くようになりました。
実は、このあたりからこの絵本の極端さに不安を感じてしまいました。
ゆとりがあるようで、自分にゆとりを失っていったように思えるからです。

お母さんの行為は、まさに暴力的な行為でした。
スケジュール管理できるようになったクマさんに、次々と様々なチャレンジを押し付けていったのです。

その結果が「燃え尽き症候群」でした。

精神的に追い詰められたクマさんは、自分を解放するために、縛られない世界に入っていきます。
そのおかげで、この絵本はハッピーエンドで終わります。

でもこの絵本には、親の子育てのスタンスについて、かなり皮肉な指摘が込められていると思いました。
過剰な指導や期待は、きっとこのような終わり方はしないでしょう。

主人公をクマにして良かったですね。

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ササをもとめて　

投稿日：2024/06/21

10ぴきのかえるのたなばたまつり
	作: 間所ひさこ絵: 仲川道子出版社: PHP研究所

七夕にこんなお話もいいなぁという絵本です。
七夕かざりに使うササをもとめて、10ぴきのかえるがさささらやまをめざします。
春にうまれたかえるたちには初めてのことばかりです。
この大冒険が時期的にピッタリのような気がしました。
シリーズ物でのこんなアプローチには、新鮮味と安心感があります。

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チョコレートはどうして広まったのか　

投稿日：2024/06/21

チョコレートの王さま
	作: マイケル・レーベンサール絵: ラウラ・カタラン訳: 宮坂宏美出版社: あかつき教育図書

史実を基に創られたお話です。
今では甘くて美味しいチョコレートが、このようにして広まったのかと思うと、チョコレートを作り出した人の苦労と、偶然に感謝したいと思いました。
お話の終わりに追加された折り込みの解説が、チョコレートのことをより詳しく紹介しています。

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これ実話？　

投稿日：2024/06/20

ナガノさんまっちゃアイスの巻
	作: 中川ひろたか絵: 長谷川義史出版社: アリス館

絵本作家長野ヒデ子をモデルにした絵本です。講演会でお見かけしたりしたので、長野さんのイメージが良くでています。
それでは、このお話の話題提供は長野さんご自身でしょうか。
このびっくりなお話が実話だとしたら、長野さんのやらかしシリーズを期待しないわけにはいきません。
このシリーズの追っかけ宣言します。
何しろ長野ヒデ子さんの絵本や紙芝居は、子どもたちの心をつかみます。
これだけ長野さんが子どもたちとフレンドリーならば、ナットクです。
アイスクリーム屋さんの「アイスクリーン」というかけ声には、めっちゃ郷愁を感じます。
そういえばこのアイスクリーム屋さん、中川ひろたかさんですね。
長谷川義史さんの登場も期待して、次の作品が楽しみです。

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居場所探しの絵本　

投稿日：2024/06/20

おおきなムクムク
	作: マルタ・アルテス訳: やながわともよ出版社: 光文社

毛むくじゃらの大きな犬ムクムクは、マルタ・アルテスさんが実家で飼っている犬がモデルだと思います。
犬好きのひと向けの絵本のようです。
でも、自分の居場所探しの絵本のように思えました。
多様化された町の中では、いくら大きくてもわかり合える人は、どこにでもいるわけではないのです。
いろんな楽しいことがあっても、孤独感や虚無感と隣り合わせかも知れません。
そう思うと、最高の出合いにホッとしました。

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たろうとはなこの仲　

投稿日：2024/06/19

たろうとはなこ
	作・絵: 大道あや出版社: 福音館書店

大道あやさんの「けとばしやまのいばりんぼ」とつながるお話でしょうか。
くみこが、犬のたろう猫のはなこと出会うところから、たろうとはなこが仲良くなっていくところから、引っ越しで情緒不安定になったはなこが新しい環境に馴染むまでのエピソードが入っています。
周りに自然がいっぱいなところが、時代的な懐かしさを感じさせます。
体験的なお話でしょうか。

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