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あなたのからだをだいじにするほん

あなたのからだをだいじにするほん(Gakken)

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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 知らなかった戦争  投稿日:2009/10/07
紅玉(こうぎょく)
紅玉(こうぎょく) 文: 後藤 竜二
絵: 高田三郎

出版社: 新日本出版社
北海道美唄市の話。
実は、北海道にりんごができることも、中国朝鮮から多くの人間が強制労働のために連れてこられたことも、実感として知らなかった私です。
自分が知っている戦争の大きなイメージの陰で埋もれている様々なことを、絵本で見つけるとハッとすることが多いのですが、意外と地元では実感されていても全国区になれない。
これには問題があると思うのですが、厚い書籍ではなく絵本で知ること。これも大人にとって重要なことかと感じています。

戦争体験者である父。
父には、強制連行されてきた中国人、朝鮮人の気持ちが分かるのです。
自分にも生活がある。
それを判って欲しい。
暴徒の中に一人入っていく勇気は、生きるための選択だった。
父の思いを理解した暴徒たちはもいだりんごをすべて置いていきます。
日本軍は中国で、住民の命も踏みねじり、すべての物を強奪したのに。
人の気持ちを分かること。そのために自分が苦しい思いをしても。
自分たちの過ちも忘れないこと。

子どもに理解させるのは難しいと思いながら、まずは大人がそれを学ばなければいけないと思った私でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 自分が癒されてしまいました  投稿日:2009/10/06
やまのかいしゃ
やまのかいしゃ 作: スズキ コージ
絵: 片山健

出版社: 架空社
手にとって眺めてみても、訳の分からない絵本。
文ものっぺりとしているように見えるので、「読みづらいのかな」などと思ったのですが………。
12歳の息子と嫁さんを前に読んで見せた私は、自分自身がとても癒されてしまいました。
というか「ほげた」さんにあこがれてしまいました。
現実離れした絵本ですが、「やまのかいしゃ」って必要だなと思ったり、トンチンカンな出勤って自分の願望かもしれません。
のっぺりしていると書いた文も、あまり意味を押しつけず、とてもとぼけていて読んでいてほっとするのです。
せめて絵本で日頃のストレス解消。
読み終わってから妙に納得。ひとり読み返す私でした。
ストレスをかかえたお父さんの読み聞かせにお薦めです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 命のメッセージ  投稿日:2009/10/05
いのちのいろえんぴつ
いのちのいろえんぴつ 作: こやま峰子
絵: マイケル・グレイニエツ
詩: 豊島 加純
絵: 豊島 加純

出版社: 教育画劇
10歳の時に脳腫瘍が発病。
11歳で生涯を閉じるまでの豊島加純ちゃんの命のメッセージは、右手が使えないので一生懸命左手で書いた詩と先生からもらった12色の色鉛筆で描いた絵。
運命を予知していたかのように、一瞬一瞬を大切にして時刻までが記載されている。
今はもうない命のとてもまぶしい輝きだから、いいかげんな気持ちでは読めないと思いました。
絵本では、こやま峰子さんが文を書き、マイケル・グレイニエツさんが絵を描き、この絵本を成立させています。
その絵と文に色づけされた加純ちゃんの肉筆と絵。
主役は豊島加純ちゃん本人です。直筆は読者に感じ取って欲しいと思いました。
そして、絵本を読んだ自分達にもできることがあることを考えたいと思いました。
それは、今を大切にすること? 命を大切にすること? 悲しいと思う心を大切にすること? 人を愛すること? 
みんな、みんな集まって、いろんな色があつまってできるのが「いのちのいろえんぴつ」だから、加純ちゃんのためにできることを一緒に探しましょう。

天国にいる加純ちゃん、ありがとう。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 現在・過去・未来  投稿日:2009/09/30
子どもたちの遺言
子どもたちの遺言 写真: 田淵 章三
詩: 谷川 俊太郎

出版社: 佼成出版社
0歳から20歳までの年代ごとの子どもたちの写真と、その断片ごとの詩。
谷川俊太郎の詩とわかっていても、子どもたちの作品集と間違えてしまうほど、詩は子供たちの心からあふれだしてくる言葉のように思える。
谷川俊太郎は、生まれたての赤ん坊から、成人式を迎えた女性まで、年齢、性別を超え、子どもたちになり切ってしまうところからしまうところからこの写真に詩を加えている。
すごいと思う。
写真も、見事に子どもたちのあるがままを、とても至近距離からとらえている。
写真が生き生きしているから、詩も生き生きしているのかもしれない。

この絵本(?)は、自分にとってはすべて過去形であるが、わが子の通過した年月と、これからたどる道程を感じさせてくれる。
詩の内容が前向きで、自己肯定だからほっとできる。

この本を子どもたちが見たらどうだろう。自我が育ち、自分を確立し始めた子どもたちにとって、この本は自分の過去の確認とともに将来を展望させてくれるのではないか。
しかも、とても自然に。

その意味で、この本はやはり読み聞かせのできる絵本である。
高学年以上の子どもたちにとっての現在・過去・未来。
彼らもまた人生の途上である。
参考になりました。 7人

自信を持っておすすめしたい 子どもと大人の課題図書  投稿日:2009/09/28
ローザ
ローザ 作: ニッキ・ジョヴァンニ
絵: ブライアン・コリアー
訳: さくま ゆみこ

出版社: 光村教育図書
この夏県内の読書感想文の課題図書になった絵本です。
どうして課題図書に選ばれたのかなど考えつつ手に取りました。

実話を絵本にした話なので、ストーリーも落ち着いて現実的。
バスの中で、差別意識への抗議と、『いろいろな制限は受け入れた上で、ここは自分達が座っても良い場所だ』と正当性を主張(席を空けるように説得する運転手、やってきた警官に答えたただ一言の「ノー」)をしたために、逮捕された黒人女性のローザの話。
その行動が、バスへの乗車ボイコット運動になり、キング牧師の指導も加わり、無罪と平等を勝ち取る。
しかし、この話はその前にあったブラウン判決があってもなくならない差別、黒人少年エメットのリンチ死事件とその犯人が無罪となったなど時代の中に火種をくすぶらせていた社会によって起こりえた話ではあります。

それにしても「ノー」と言う勇気と、それから始まる運動への参加。これは素晴らしいことです。

そこで話を戻すと、何故課題図書になったのでしょう。
差別を考えると言うことでしょうか。
実は、自分自身のことを考えると、自分はローザを責め立てる白人にも、差別をうけいれて権利を放棄していた黒人にもなれるのです。
逆にローザや、差別反対の運動の中に入るだけの勇気には自信が持てない。
子ども達は同だろうか?
せめて傍観的な読み取りはして欲しくないな。

もう一つ、我が子が主張したり、「ノー」と言ったとき、問答無用の警官タイプであったり、運転手タイプになることは簡単。
それを教育と言ってしまうことも簡単だけど、子どもを取り巻く環境、子どもの権利も考慮出来なければいけないと思います。

大人にとっても課題図書だと感じました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 風船は少年の心かも  投稿日:2009/09/26
あかいふうせん
あかいふうせん 作: ラモリス
絵: いわさき ちひろ
訳: 岸田 衿子

出版社: 偕成社
心をもった赤い風船。
風船と心通い合わせる少年。
風船は、少年の心の鏡なのだと感じました。
絵が少しさびしいのです。
少年は一途なのです。
風船は、少年に従順だったり、奔放に飛び回ったり。
どこかに少年の希望を代弁しているようでもあります。
少年を取り巻く人たちにとって少年はどんな存在なのでしょう。
決して疎外されているようにも思えないけれど、少年の心とかみ合ってはくれません。
風船とともに少年には出会いがあります。
風船を割られるという悲しい現実があります。
風船が割れたりしぼんだりするのは当たり前なのに、この絵本の風船はどうして心に響くのでしょう。
この絵本ではどんなに小さく描かれていても、赤い風船の存在感が見る目を圧倒します。
風船の位置を見ながら、少年の心がすうっと伝わってくるのです。
いわさきちひろワールドです。
割れた風船と少年を迎えに来る色とりどりのたくさんの風船。
その風船たちとともに少年は空に飛び立ちます。
その象徴性は映画的ですが、理屈なしに素晴らしいと思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 愛犬がおしえてくれること  投稿日:2009/09/25
ビリーは12さい
ビリーは12さい 作: 相馬 公平
絵: 梶山 俊夫

出版社: 佼成出版社
ビリーは12歳。
我が家には16歳になる老犬がいます。
一緒に飛び回っていたワンパク犬が、絵本と同じくすっかりおじいさんになってしまいました。
この絵本で痛感するのは、犬とともに過ごした日々が自分たちの成長を教えてくれていることです。
犬とともにわが子は育ち、私もいつか年をとってしまった。
でも、犬と一緒にいると思い出はみんな楽しく懐かしいのです。
間もなく愛犬は先に死んでしまうのかもしれない。
人間に比べて凝縮された思い出。
自分たちの思い出を持って行ってしまわないように、大切にしてあげなければいけないと思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい とうちゃんへのあこがれ  投稿日:2009/09/24
とうちゃんはかんばんや
とうちゃんはかんばんや 作: 平田 昌広
絵: 野村 たかあき

出版社: 教育画劇
父親は看板や。
父親の仕事ぶりを目にしながら育ち、父親の書いた看板に囲まれた街に育った少年は、父親の仕事を継ごうと思っている。
純粋な少年の心と、人情味のある町がとても気持ち良い。
父親の働きぶりを絵にかいたり、看板のない自分の店に「かんばんや」の看板を作ったり、酔いつぶれた自分を飲み屋に迎えに来てくれたり、これだけ息子に慕われたら父親も幸せだろう。
昔ながらの町にマンションが建つ。
そこにはかんばんはいらないだろうと父親は言った。
時代は変わっていく。
この少年もいつまでもお父ちゃんっこではないだろう。
しかし、親子三代のかんばんやがきっとあるような気がする。

父親が自分の仕事を子どもに見せられて、子どもが父親の仕事に誇りをもてること。
これが、なにより素晴らしいことだと思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 本好きな人たちのお話  投稿日:2009/09/24
ステラのえほんさがし
ステラのえほんさがし 作: リサ・キャンベル・エルンスト
絵: 藤原 宏之

出版社: 童心社
図書館で働く私にとっては、ちょっと困ったお話なのです。

返却日に返そうと探したらステラの借りた絵本が見当たらない。
弟がポストに置いたよというところから話はとんでもない展開に。
絵本はいろんな人と巡り合い、次々と旅を続けて…。
関わった人たちが、ステラと一緒に絵本を探し歩きます。
結末を話してしまうと、面白みが半減すると思うのでそれは読んでみてのお楽しみ。
巡り合った人たちが皆絵本を読んでいること、絵本の中のお気に入りの場所を話してくれるので、みんなまとめるととてもすごい絵本になりそうです。

楽しい絵本を家族で共有するのは、我が家でも日常のこと。
でも、お外には出さないように。

皆さん、期限は守りましょう。
また貸しはだめですよ。
返却期限を全く気にしないわが子に読んであげました。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う ブランクの後の思い入れ?  投稿日:2009/09/22
あたらしいともだち
あたらしいともだち 作・絵: トミー・アンゲラー
訳: 若松 宣子

出版社: あすなろ書房
絵本を書くのを中断していたウンゲラーが75歳をこえて久しぶりに書いた絵本とのこと。
ただ、私にとってはウンゲラー作品の中で一番苦手な作品。
絵本ナビのリストをチェックしながら再読しました。

肌の色による差別がテーマ。ウンゲラーの作品には皮肉、主張がはいっていてアクのつよさと、子供に向けた優しさが入っていて、絵本のそれぞれに個性があります。
この絵本に限って言えば、それが少しアクが強すぎるというか独善的になってしまったような気がします。

話の内容にではなく、絵について好き嫌いが出る絵本だと思います。
登場人物と、人形達の目が気になりました。(多分かなり意図した図柄であり、構成であると思うのですが)。

ものを作る楽しさが、友達を増やしていく。
作品によって自分たちが認められていく。
何か、そんなことを皮肉っぽく語っているようです。

とはいえ、ウンゲラーのファンには楽しい絵本であることは間違いないと思います。
参考になりました。 0人

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