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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 戦争をどう伝えるか  投稿日:2009/04/17
オットー 戦火をくぐったテディベア
オットー 戦火をくぐったテディベア 作・絵: トミー・ウンゲラー
訳: 鏡哲生

出版社: 評論社
読み終わって、私と奥さんは感動したのですが、息子の反応は今ひとつ。
戦争の中で、振り回されたテディ・ベア。第2次大戦での、ドイツのユダヤ人迫害。アメリカの人種差別。骨董品店でのデビットとの再会と、オットーとの再会。
時代に振りまわされながら、とても大切なものを伝えていると思いました。
ただ、この絵本の中にある「時代」を伝えることに難しさを感じます。ありきたりに戦争の悲惨さを伝えるだけでは充分ではないと感じたからです。
「ユダヤ人」というキーワード、オバマ大統領就任までのアメリカの人種差別と黒人の貧困、ウンゲラーは「時代」を鋭い視点で絵本に取り込んでいます。
どのレベルで子どもに伝えるか? 戦争を知らない親であり、オイルショックを知らない親であり、あまり日常に危機感を感じなくなった大人たち。
ウンゲラーの絵本は、風刺が効いていて辛口です。
数奇な運命を経て、再会したオットーとデビッドとオスカー。この絵本には感動があります。深みもあるだけに何度も読み返したいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 楽しいだましあい  投稿日:2009/04/17
ずいとん先生と化けの玉
ずいとん先生と化けの玉 作: 那須 正幹
絵: 長谷川 義史

出版社: 童心社
少し長めの話なので、短時間の読み聞かせには不向きかもしれません。
しかし、ずるくて欲張りなお医者さんと、人をだますのが得意なキツネの駆け引き。
だましたりだまされたり、最後までどうなるのかわからない面白さで、子どもたちがドキドキしながら話を聞いていることと思います。
キツネをだましたつもりが、キツネにだまされて…。そこはどっこいずいとん先生もただでは終わらない…。
あとは、だまされたと思って読んでみると、間違いなく子供受けする絵本です。
長谷川義史さんの絵も、子どもたちを引きつけるホンワリ感があって、子ども達のドキドキ感をとぎれさせない包容力があると思いました。
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なかなかよいと思う あるある、こんなこと  投稿日:2009/04/11
しってるねん
しってるねん 作: いちかわ けいこ
絵: 長谷川 義史

出版社: アリス館
あるある、こんなこと。制服姿の人、白衣にマスクで目だけしか見えない人。よく知っているのに町で会うと誰だか思い出せない。
挨拶されると一生懸命思い出そうとするんだよね。
そんな時の連想ゲーム。
僕は、結局思い出せなくて、忘れた頃に思い出したりします。
こんな事を繰り返していく内に、だんだんいろんな人を覚えていくんだよね。
長谷川義史の絵が、とても楽しいです。
低学年の子の読み聞かせ向きです。
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自信を持っておすすめしたい 悲しみを考える  投稿日:2009/04/11
悲しい本
悲しい本 作: マイケル・ローゼン
絵: クェンティン・ブレイク
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あかね書房
今日ほど、「悲しい本」が身近に感じられる時はないのではないでしょうか。
コロナウイルス禍で気分は落ち込み、いつ起こるともしれない災害や、近づきつつあるように思えるミサイルに怯え、彼の地で起こった戦争で、ゲームのように殺戮される人の姿を目にしていると、たまらなくなります。
でも、自分が自分でいられるのは、やっぱり家族がいるからでしょう。
この絵本で、悲しみのどん底にいる男は、最愛の息子を失った喪失感の真ん中にいます。自分を愛してくれた母親も、もういません。
他に家族の姿の見えない孤独感が、男の置かれている立場を表しているように思えます。
幸せのふりをする演技は辛すぎます。
この男の炎のような悲しみを、客観的に見られる自分は幸せかも知れません。
でも、いつ訪れるかも知れない事実に、備える気持ちの大切さを感じます。
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自信を持っておすすめしたい あいさつはコミュニケーション  投稿日:2009/04/11
くまのこうちょうせんせい
くまのこうちょうせんせい 作: こんの ひとみ
絵: いもと ようこ

出版社: 金の星社
朝、子ども達と挨拶を交わしていて、挨拶は大切だと思う。
校長先生は、大きな声で挨拶しなさいと言っていたけど、自分の病気を通して「大きな声でなくてもいいんだよ」と痛感した。
挨拶って、声の大きさじゃないと思う。
この絵本は挨拶をとおしての心のふれあいの重要性を感じさせてくれます。
ひつじ君。校長先生の非常事態には大きな声で助けを求めた。大きな声を出して気持ちよかったと言ってくれた。
すごく大切なことだと思います。

この絵本、実在の校長先生の実話を元にしたお話と知り、重さを感じました。
日頃挨拶はコミュニケーションの第一歩と思ってはいますが、自分の余命を知った時自分はどうなるだろうか。人にやさしさしくいられるだろうか。
そんなことも感じさせた絵本です。

小学校低学年におすすめです。
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自信を持っておすすめしたい ひどいね、かわいそうだね  投稿日:2009/04/11
ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ
ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ 作・絵: クリス・ウォーメル
訳: 吉上 恭太

出版社: 徳間書店
孤独な「かいぶつ」のお話です。
読んでいる側から、奥さんは「ひどいね〜」「差別だ!」と繰り返します。
自分も読みながら、そう思いました。
この「かいぶつ」、悪いことは何もしていないのに、友達が欲しいのに、動物は逃げるし、木は枯れるし、岩はくだけるし…。この「かいぶつ」、本当は優しいのです。
子ども達にはどのように伝わるのでしょうか?
外見で人を判断したりはしないでしょうか? 
弱い者いじめのときに、人をばい菌のように思って平気にはなりはしないでしょうか?
かいぶつが死んだ後、荒れ地には緑が戻り、動物たちが帰ってきます。友達だった石のウサギは埋もれて誰も気づきません。
おそろしい最後だと思いました。
かいぶつが死んで良かったとは思われないでしょうか?

私は、逆説的な意味でこの絵本をお薦めします。
作者には、私が気にかけたような意図は全くないのです。
子どもに読む前に下読みして、どのように伝えるかを考えたい大人のためのお薦め本です。
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なかなかよいと思う 人情味を感じる絵本です  投稿日:2009/04/08
さらば、ゆきひめ
さらば、ゆきひめ 作・絵: 宮本 忠夫
出版社: 童心社
転校生。しかも地方巡業を続ける旅一座の女形で、つい女言葉を出してしまう。隣の席はいじめっ子。お母さんはいない。
登場人物だけを考えると、なんとなく重量感を感じるのだが、この絵本は実に軽快である。
いじめっ子のニカぞうを芝居の中に引っ張り込んでしまったり、父子家庭の家に女装姿でいっしょに食事をしたり…。
ストーリー、展開がじつに楽しいのである。
友だちって何? 
理屈はぬきにして、こんな絵本を読んで聞かせる方が、説教っぽい絵本より子どもに伝わるのかもしれない。
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なかなかよいと思う おばあちゃんの思いがひろがりました  投稿日:2009/04/05
けやきの木の下で
けやきの木の下で 作: 三輪裕子
絵: 鈴木 まもる

出版社: PHP研究所
おじいちゃんがなくなって、一人暮らしになったおばちゃん。
おばあちゃんの思い出とけやきに対する思いがひしひしと伝わってくる絵本です。
引越しと共に切ることになったけやき。
「だれかこのけやきをもらってください。」
このメッセージに集まってくる人達、むすめ家族。これだけけやきは愛されていたのですね。
けやきが順番に切られていくところはかわいそうでしたが、それをもらい受けていった人達からの手紙。
切られたけやきが形を変え、いろんなところで生きているというすばらしさ。
最後のページの絵がとても印象的でした。
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自信を持っておすすめしたい 犬の心をとおして  投稿日:2009/03/28
黄色いボール
黄色いボール 作: 立松 和平
絵: 長 新太

出版社: 河出書房新社
読み終わったら、息子が「ひどいお父さんだね」と言った。
奥さんは、「あんたも、お父さんに捨てられちゃうかもしれないよ」と加えた。
つい、自分は「お父さんにも事情があるんだ」と言いたかったが、読み終わってすぐにリアクションのある絵本は好きである。

引っ越し先では動物を飼えないからと、河原でボール遊びをしているところで、気がついたら捨て犬になっていたタロウ。
川に向かって投げられた黄色いボールをお父さんに届けなければ。さまよい歩くタロウの姿はなんとも切ない
かつて捨て犬だった我が家の老犬を見ながら、犬ってけなげで主人思いだと思った。
さまよい歩いて最後に拾われたタロウ。新しい犬小屋の中に黄色いボールが大切にしまわれている。
ポチになったタロウはこれから幸せに暮らすのだろうか。
我が家の犬となって15年過ぎた老犬も、遠い昔の事を覚えているのだろうか。

小学校の読み聞かせに使おうと思う。
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自信を持っておすすめしたい 悲しさに心を突き刺されました  投稿日:2009/03/22
わたしのいもうと
わたしのいもうと 作: 松谷 みよ子
絵: 味戸 ケイコ

出版社: 偕成社
言葉少なに、いじめを受ける気持ちを痛烈に訴えてくる絵本です。
多分、周りの友だちはいじめているとは思っていないのかもしれない。いじめた当事者たちが中学に入り、高校に進学し、多分私の妹のことも忘れてしまったのでしょう。
笑いながら、おしゃべりしながら通り過ぎていく友だち。自分の世界にこもってしまって折り紙でつるを折り続ける妹。
とても悲しい本ですが、楽しそうに見えている小学校にも、大人たちの気づかないところでいじめはあります。

中学校に進学する息子に読んで聞かせました。すでに読み聞かせで知っている本のようでした。
反応はよくわかりませんでしたが、この本は、繰り返し繰り返し読んで聞かせて、心のどこかに、納めて欲しい本です。

味戸ケイコさんの絵が、素晴らしいと思いました。
参考になりました。 1人

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