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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 木版画のどっしり感とお母さんのどっしり感  投稿日:2010/01/07
ちいさなヒッポ
ちいさなヒッポ 作・絵: マーシャ・ブラウン
訳: 内田 莉莎子

出版社: 偕成社
かばのこどものヒッポ。お母さんに守られた生活と、ちょっとした冒険のお話。
木版画のどっしりした感じがとても味わい深く、お母さんの大きさや力強さとともに自然界を見事に表現しています。木目の残された絵、単純化された構図の中にも表現の仕方の細やかさが感じられて、ほんわりしてきます。
親から見たら、子育てしている自分の姿にも見えてきます。それにしても、かばはどっしりしているんだなあ。
話が単純なだけに、あまり理屈っぽく考えず子育ての基本形を考えましょう。
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自信を持っておすすめしたい 太宰治の味わいはこれ  投稿日:2010/01/06
走れメロス
走れメロス 作: 太宰 治
絵: とだ こうしろう

出版社: 戸田デザイン研究室
短縮版の『走れメロス』を読んだ後、やはり気になってしまった戸田幸四郎版を読んでみました。
こちらは、太宰治の原作が主で戸田さんがそれに絵を添えています。だから、話は原作のことになるのですが、これは子どもにとって良い絵本かもしれません。
文体は古いままですが、用語の説明が付されているので言葉の意味をおさえながら読み進むことができます。多少違和感のある文章も、名作を読んでいく上での味わいだと感じます。

戸田さんの絵は、文章を壊すことなくメロスや物語の背景を絵にして、あくまでわき役に徹しています。
声に出して読む本ではないかもしれませんが、メロスのイメージが独り歩きすることなく表現されていて好ましく思いました。
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なかなかよいと思う メロスってどんな人?  投稿日:2010/01/06
走れメロス
走れメロス 文: 太宰 治
編: 齋藤 孝
絵: 竹内 通雅

出版社: ほるぷ出版
誰もが知っている『走れメロス』ですが、印象にある部分は親友との信頼関係と必死に走る姿。この絵本は、走るメロスをクローズアップして、原作から抜粋したものとか。
原作からの抜粋であるからか、良いところと物足りなさを併せ持っているように思います。
良いところは、原作を読みたくなるようなアブストラクトになっているところ。書き換えることでメロスの人間像とその行動をはっきりさせる方法もあると思いますが、原作からその文章を変えることなく抽出することで、この物語の背景にある様々な社会性、メロスの弱さと人間性、いろいろなことが見え隠れしているのです。
物足りなさは、見え隠れしている様々なことが、この絵本ではわからないこと。これだけでは、よくわからない。メロスがきわめて単純な男に見えてしまいますし、どうして走ることになったのか、親友を人質にすることになったのか、太宰治がテーマとした題材が表に出てこないのです。
この絵本は、声に出して読む絵本として作られています。太宰治の原作から抽出したために、古い言い回し。こどもにとってなじみのない言葉が出てきます。それを説明できることが前提かも知れません。
メロスにスポットをあてた絵、王さまの顔が少し浮いているかもしれません。

残念ながら、少し中途半端に思えてしまいました。
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自信を持っておすすめしたい 孤高の木のモノローグ  投稿日:2010/01/05
はるにれ
はるにれ 作・絵: 姉崎 一馬
出版社: 福音館書店
ストーリー性のない写真集なので、どうしてこれが絵本の中にいるのか不思議に思いましたが、はるにれの一人劇になっているのでした。
子どもには少し物足りなかったようですが、大人の私にはこのはるにれがとても気高く見えたのでした。
平原に一人、四季を問わず立ち続ける大樹。木にとっては当たり前のあるべき姿なのかもしれませんが、言葉少なに多くを語っている木なのでした。
この木の様々な季節を通して撮り続けた姉崎さんの思いが伝わってきます。
大地の中でとても雄大な写真集。
子ども向けというよりも、大人にとって、とても心のゆったりする一冊です。
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ふつうだと思う 少し長過ぎた大ボラ話  投稿日:2010/01/04
沖釣り漁師のバート・ダウじいさん
沖釣り漁師のバート・ダウじいさん 作・絵: ロバート・マックロスキー
訳: わたなべ しげお

出版社: 童話館出版
読み聞かせには体力のいる長編でした。話は面白いのですが、64ページは自分にとって集中力を維持するのには少し長すぎたようで、聞いている側も集中力が途中で弱くなってしまったようです。
今まで読んできたマックロスキーの絵本は単色画ばかりだったので、彩色画の鮮やかさにも少し戸惑いました。
ボロ船で釣りに出かけたバート・ダウじいさんがクジラをつりあげて(?)、尾にばんそうこうを貼ってあげるとか、クジラの中に船ごと入り込むとか楽しいのですが、「老人と海」やら「ピノキオ」やらが頭にちらついてしまいました。
ホラ話でユーモアたっぷりなのですが、絵本としてはすこししまりを失ってしまったように思いました。
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なかなかよいと思う ほのぼの母子  投稿日:2010/01/04
サリーのこけももつみ
サリーのこけももつみ 作・絵: ロバート・マックロスキー
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
「こけもも」って何かなと思ったらブルーベリーだそうです。でも何となく「こけもも」だから良いのかなと思います。
この絵本のテーマは「こけももつみ」と母子。サリーとお母さんがこけももつみに来ました。食べてばかりのサリーとこけももつみに夢中のお母さん。そこに冬支度のくまの母子が同じようにこけももを食べに登場します。
途中で、親と子が入れ違ってしまいます。それぞれに遭遇してどきりとするのですが、母親の分別で何事もなく…。
ちょっと緊張感走る場面ですが、めでたしめでたし。たんたんとえがかれるこけももつみです。

この絵本の中に、4組の母子が登場します。シャコって何かと思ってしまいましたが、カラスも含めみんなこけももが好き。
サリーとお母さん、くまの母子の行動が同じなのが楽しい。
表紙の絵がとても気に入っています。

単色の絵なのですが、マックロスキーの不思議な絵の力を感じました。
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なかなかよいと思う 農夫とからすの関係は?  投稿日:2010/01/04
6わのからす
6わのからす 作・絵: レオ・レオーニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あすなろ書房
からすに麦畑を荒らされて困っている農夫がかかしをつくりました。
6わのからすはそれに対抗して鳥のたこを作って農夫を脅かします。
それがだんだんエスカレートして、畑の方はそっちのけ。
何をやっているんだか。ふくろうには「馬鹿なことをやっている」と見えたようです。
ふくろうは農夫とからすに話し合いを進めます。「ことばにはまほうのちからがある」。
話し合って農夫とからすは仲直り。
話し合うことは大事だなって伝わってくるのですが、自分には一つ疑問が残ります。
これって解決になっていないんじゃない?
からすに麦畑を荒らされてそれを受け入れちゃうの?
エスカレートしていく両者の関係を考えると、解決法は少し違うんじゃないかと思ってしまいました。
ケンカの原因は?と子どもに問われて、こんな仲直りちょっと納得できないような気がしました。
農夫は、困っていることをからすに理解してもらわないといけないんじゃないの?
そのために作ったかかしだったはずなのに、問題が別の方向に行ってしまったような気がして、これでは子どもは納得しないんだろうなと思います。
話し合いは、理解しあうことです。
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なかなかよいと思う ほのぼの家族  投稿日:2010/01/04
かもさんおとおり
かもさんおとおり 作・絵: ロバート・マックロスキー
訳: 渡辺 茂男

出版社: 福音館書店
のどかなかもの生活。絵のタッチもぬりえ絵本のようにほのぼのつい手をくわえたくなるような親しさがわきました。
かもの行進は、日本でも話題になったことがあります。そしてこれは実話だとか。
かもってとても家族思い。池に飛来するかもたちも、ちゃんと家族がわかります。
それにましてこの絵本の楽しさは、イギリスのお巡りさんの温かさとユーモア。
そして、イギリスの街並みがわかるところでしょうか。
かもさんたちがやさしく見守られました。
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なかなかよいと思う 画家の詩情  投稿日:2010/01/03
パスタの日記
パスタの日記 作・絵: 村上 征生
出版社: 講談社
犬のパスタのいる風景に一つ一つ題がつけれられパスタの目からみた日常が書かれています。
見ていて飽きないところが、物語というより壁に張っておきたいような絵と解説だと思ったら、村上さんは画家であり、ポスター、さし絵、企業カレンダーを主な仕事にしているとか。絵そのものがとてもなじみやすくくせがない。
犬にしてみればさりげない風景なのかもしれませんが、文章に味があります。
画家がこんなことを思いながら絵を描いているのかなと思わせます。
一冊を読み聞かせするのではなく、時折ページをめくって読んであげるとよいかもしれません。
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なかなかよいと思う 人間が人間でなくなる時  投稿日:2010/01/02
ななしのごんべさん
ななしのごんべさん 作: 田島 征彦
絵: 吉村 敬子

出版社: 童心社
やさしかったおじいちゃんが、自分の息子に「立派に死んでこい」という。たべものをめぐって鬼になる。それはすべて戦争のせい。
でもこの絵本、それだけではなく身障者のお話でもあります。吉村敬子さんが、あの「わたしいややねん」の吉村さんだとわかったら、少し複雑でまとまりのない絵本の中のもも子の姿がとても大きく思えてきました。
大阪の街で、みんな死んでいきます。「ななしのごんべ」さんのタイトルがとても重く感じます。
戦争の悲惨さを感じるとともに、その時代にいた身障者。車いすではなく、乳母車。学校にも行けない。差別の話でもあるように思いました。
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