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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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なかなかよいと思う おじいちゃんの世界  投稿日:2009/12/31
新装版 おじいちゃんのまち
新装版 おじいちゃんのまち 作・絵: 野村 たかあき
出版社: 講談社
おばあちゃんがなくなって、一人暮らしのおじいちゃん。
一緒に暮らそうよと、孫のゆうたに言わせたものの…。
さりげないおじいちゃんの生活。
魚屋さんや八百屋さんとなじみで、銭湯では知り合いがいっぱい。
おじいちゃんの世界があるんだなーと思いました。
読み聞かせをしながら自分は親のことを考えるわけですが、きっと老夫婦だけの生活にも自分たちの世界がある。
それが、親にとって大事なんだよなーと考えつつ読んでみると。
行きつけの銭湯も、お店もない。
友達がいないと親も寂しい。
たんたんとおじいちゃんのまちの紹介ですが、感じることは大きい。
中学の息子は、りんごをもらって帰ったのかななどと予想外のチェックをしていましたが、こんな作品も重要と思いました。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う 食事の前後には少しグロテスクかな  投稿日:2009/12/30
たべる
たべる 作: 谷川 俊太郎
絵: 井上 洋介

出版社: アートン
井上さん、これはやりすぎです。谷川さん、あなたも共犯です。
食べるというテーマで、戦争を考えたのでしょうか? 戦時中の食糧不足?
それにしても、他に表現のしかたはあるでしょう。
食後に読んだ私も悪いのですが…。
最後には夢から覚めて朝ごはんなのですが、こんな夢を見た後に食事がおいしいのでしょうか?

非常にインパクトのある絵本です。
なにか汚さを感じてしまったのですが、平和な日常に慣らされてしまったせいでしょうか。
そういえば、井上洋介さんの絵はナンセンスが持ち味でしょうか。
井上さんのタブロー作品群はどこか不気味で、自分はなじめなかったのですが、その路線にあるような作品。
ただ、井上さんの思想にある反戦は嫌いではありません。
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自信を持っておすすめしたい 障害者を理解する、生涯を乗り越える  投稿日:2009/12/29
ちえちゃんの卒業式
ちえちゃんの卒業式 作・絵: 星川ひろ子
出版社: 小学館
未熟児で生まれたちえちゃん。下肢が不自由なままで大きくなった。
成長するということは厳しいことだ。人と違うということはつらいことだ。
ちえちゃんは悔しさと、甘えとを両手に学校に通う。
だけど、仲間はずれにされたと思った級友からいろいろな言葉をもらって、努力することを覚えた。(健常児だって同じだよ)
この絵本は、小学校を卒業したちえちゃんの羽ばたきの記である。
写真絵本であるからごまかしがない。
でも、ふんわりまとめられているけど本人は大変だろうな。

息子の通った小学校にも同じような子がいた。お母さんは大変だと思う。
それでも、その子は確実に成長している。
健常児に囲まれて、しっかり学んでいる。
ハンデは大きいかもしれないけれど、自分の特性だと思うしかない。
ハンデがあってもそれにつぶされてはいけない。

時折、障害者の明るさとたくましさに教わることの多い私である。
男の私が読むにはすこし難しい本ではありました。
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自信を持っておすすめしたい 味わいのある早口言葉絵本  投稿日:2009/12/29
生麦生米生卵
生麦生米生卵 編: 齋藤 孝
作: 長谷川 義史

出版社: ほるぷ出版
早口言葉の絵本です。早口言葉で読み聞かせしようとすると、かなり難度の高さを感じます。まずは、読み手が早口言葉をクリアしなければいけない。子供たちはリズム感のある早口言葉が好きです。かえって読み手がたじたじになってしまいます。我が息子が「ドリフの早口言葉」始めた時にはもういけません。
この絵本は早口言葉の絵本ですが、早口言葉にばかり気になるとせっかくの長谷川さんの絵が味わえません。

よく考えてみると、この絵本は早口で読み飛ばす必要はないのかもしれません。
結婚式をテーマにしたストーリー。長谷川さんはとてもしみじみとした絵を展開しています。
一つ一つの絵が早口言葉を題材にしているので、かなりこじつけ的な部分もありますが、人情味があってほのぼのとしています。
この絵本は早口言葉と長谷川義史さんの絵をじっくり味わう絵本だと気付きました。
絵の中に取り入れらた早口言葉の世界と、お姉さんの結婚式を通して描かれる人情物語を楽しみましょう。
なにせ、他に言葉がないのですから。
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自信を持っておすすめしたい その後も気になるじぞうと花  投稿日:2009/12/28
絵本 おこりじぞう
絵本 おこりじぞう 作: 山口勇子
絵: 四国 五郎

出版社: 金の星社
山口勇子さんの作品の前半を、民話語りの沼田曜一さんの語りと、原爆の悲惨さを描き続ける画家の四国五郎さんの絵で絵本にした作品。
三者の思いが結晶になったものだけにとても思いと深みのある作品です。

戦時中でありながら、まだ平常があった広島。それを一瞬にして地獄とした原爆投下。その悲惨さを、わらいじぞうという親しみのあるお地蔵さんと、少女の物語にして伝えています。
原爆に被災して死ぬ寸前の少女。倒れこんで水をほしがる少女にわらいじぞうは自分の流した涙を与えます。
さいごに安らいだ顔で息絶えた少女。仁王の顔になって天をにらみつけるお地蔵さん。そのお地蔵さんが涙を流した後、くいしばった顔が粉になって崩れていきます。
これほど戦争の悲惨さを訴える話はないし、これ以上の説明は不要な作品です。

この絵本にかかわった三人の思いが他にもあります。
山口さんの原作。このお地蔵さんが「おこり地蔵」として広島に今もあるという話。復興した広島に戦争の悲惨を伝えるために立っている「おこり地蔵」について、絵本には記載されていない後日部分を加えて話してあげると子どもたちの納得度が高まるでしょう。
沼田さんの文。民話の語り口調なのでしょうか、読み聞かせしやすいのです。語りが子どもたちに染みていくように思います。
四国さんの絵。原爆の悲惨さを子どもたちに伝えるために、怖さを与えるのではなく、残酷さを柔らかに表現しています。あまり写実にはしると、この絵本の語りがしみこんでいかないように思いました。そして、最後の片隅にある花。実際にはあり得ない光景かもしれない。しかし、四国さんはここに望みを託したのだと思います。

子どもたちには、原爆の悲惨さを知るだけではなく、未来に向けて平和を育ててほしい。
とても良い本です。
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自信を持っておすすめしたい 死を理解する  投稿日:2009/12/28
死 文: 谷川 俊太郎
絵: かるべめぐみ

出版社: 大月書店
谷川俊太郎が、詩ではなく真っ向から「死」というものについての思い、子どもたちにどのように伝えるか取り組んでいます。
小学6年の時に亡くなったおじいちゃんに対する思いと、その時を思い出して書かれたようです。
死って悲しいことなのだろうか。
死んだ人はどうなるのだろうか。
自分にとって死んだ人って何だろう。
タマシイって何だろう。
さまざまな疑問形を使いながら、谷川さんは語ります。
タマシイがエネルギーだというお話。これには自分も救われます。
人は誰もが一度は死ぬのです。
その現実を伝えるには子どもは幼いけれど、身の回りの誰かが亡くなった時、子どもたちはその不思議さに向かい合います。
私も子どもより先に寿命を終えるでしょう。
この絵本はお話ではないけれど、読んであげることができる絵本です。
そして、一緒に死と命の大切さを考えましょう。
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自信を持っておすすめしたい ラストが絶妙な不思議さ。  投稿日:2009/12/27
まさ夢いちじく
まさ夢いちじく 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
セピア色の絵、歯医者のビボットさんの絶妙な表情、絵の構図、映画のような感覚で読みました。
神経質なビボットさん。犬のマルセルを飼っていながら愛着がない。人に思いやりもあまりない。
おばあさんの歯を抜いておきながら(治療だけど)、お金がないとわかると薬も渡さず追い出してしまう。
個性的で憎まれ役に徹しているビボットさんですが、それだからこの絵本が面白い。
おばあさんが治療代の代わりにとビボットさんに渡したのが、夢が正夢になるといういちじく。
ビボットさんの夢は奇想天外(夢ってそういうものかもしれないけど)。
なぜ、下着のままで散歩に出かけたのだろう。

本当に夢がかなういちじくだとわかって、ビボットさんは大金持ちになる夢を見ようと自分に催眠術をかけようとします。
本当に大金持ちになる夢を見られるようになるのだから面白い。
そして、さあ食べるぞと思った時にマルセルが食べてしまう。
すこし予測できたのですが、ラストが面白い。
正夢になったのはマルセルの夢でしょうか。ビボットさんの夢でしょうか。

何とも不思議で、説得力のある絵本。
オールズバーグの絵本は、イリュージョンの世界のようで終わってもキツネにつままれたような作品が多いような気がするのですが、この「まさ夢いちじく」は納得です。
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なかなかよいと思う 戦争と学童疎開の悲劇  投稿日:2009/12/27
悲しい対馬丸の話
悲しい対馬丸の話 作: 久野登久子
出版社: フレーベル館
戦争の悲惨さを語る絵本は多いのですが、この対馬丸の話は知りませんでした。考えれば、戦争の悲惨を考えるとき、知らない史実が無限にあるのかもしれません。
沖縄の悲惨。そのなかにこのような事実があったことは衝撃です。
なにより、児童が疎開するために乗った船が撃沈されてしまい、まだ幼い多くの命が海に呑まれてしまったのです。
事実はしっかり受け止めなければいけないのですが、この絵本は少し説教口調に終わってしまったようです。
それは伝えたいことが多すぎることと、思いが大きすぎたから?
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なかなかよいと思う 幻想的な物語  投稿日:2009/12/26
西風号の遭難
西風号の遭難 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
オールズバーグ の作品はどれも不思議な感じがします。
感動とも面白いというのとも違う、魔術の中に取り込まれたような、夢を見ていたような読後感。
高い丘の上にあるヨットの廃船。空を飛んでここに落ちたと言うのです。現実離れしています。
読み終えてみると、話をしてくれた老人がヨットの持ち主であるようです。
ヨット操縦の腕が自慢で、荒海に船を出して遭難。それから、空飛ぶヨットのある世界に入り込みます。
SFのようで、妙に現実に近い風景。だからこそ化かされたような気になってくるのかもしれません。
登場するものは極めてシンプルです。

夕食後の読み聞かせに良いかも知れません。
大人だったら、ゆったりと食後酒を召し上がりながら。
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自信を持っておすすめしたい 心の傷  投稿日:2009/12/26
こころ
こころ 文: 香山リカ
絵: 益田 ミリ

出版社: 大月書店
心の傷。人の心の痛みについて、伝えることは難しい。
実は、大人にとっても人の心については鈍感になってしまっている。
考える絵本として、精神科医の香山リカさんが取り組んだのは「こころ」。
心のきずも痛みもわかる、そして話のできるバンソウコウを登場させたことで、難しい問題をわかりやすく説明してくれました。
いじめ、きめつけ、自分にもそんな要素はあります。
相手の心を思いやる気持ちがそれから回避させてくれます。
説教的な絵本ではないので、子どもと一緒に考えさせてくれると思います。
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