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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい だんだん壮大な話になって、その先は…?  投稿日:2017/03/08
単位がわかるメートルのえほん
単位がわかるメートルのえほん 編: オフィス303
出版社: ほるぷ出版
単位がおもしろい。
普通のp、m、qなどの他に、独自の「単位」を使って表現している。
・ICカード 10枚分、単4乾電池10本分…この辺は、普通な感じ。
・ランドセル3つ分、八段跳び箱8台分…小学生にわかりやすい、愛情と配慮を感じる身近な表現。

私が一番好きなのは、「ゴジラ 84頭分」。エベレストの高さの表現。
ゴジラの身長なんて、考えたことがなかった。興味をもって、ネットで調べてみたら、初代ゴジラ(1954年)が50メートル、以降、大きくなったり小さくなったりしているけど、最近はまた大きくなって118.5mだとか。(シンゴジラ2016年)
いつのゴジラだろう?
絵本を見ていて、新たな疑問が湧いてきた。

東京ドーム@個分、という風にして広さを表現することはよくある話だが、ゴジラでいろんなものを計るというのが、新鮮。

最後の方になってくると、壮大な地球や宇宙の話になってくるので、
気持もおおらかになるのか、きっちり前のページの10倍、というわけでもなく、
「エベレスト10個分 より高い」とか、ちょっと曖昧な表現になってくる。
気持が大きくなって、細かいことは気にならなくなってくるのだ。
とはいえ、今まできっちり「前のページの10倍」で次に行ったのが、途中でネタ切れなのか、適当な材料が見つからなかったのか、「だいたいこのぐらい」という表記になって、おちゃめ。

そんなおちゃめな単位の世界。こんな風に、おもしろい図り方で、目で見て楽しめれば、きっと算数や数字の世界、単位の世界が楽しくなるだろう。
私も子どもの頃にこういう楽しい絵本で勉強したかった。いい時代ですねぇ〜。
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自信を持っておすすめしたい 見事なマンガ!SFの歴史が一気にわかる。  投稿日:2017/03/07
ドキドキ! SF王国
ドキドキ! SF王国 出版社: 理論社
面白く、わかりやすく、SFの世界がわかる。素晴らしい漫画。
作者のSFに対する愛情が伝わってくる。

学習漫画関係ではピカ一の、素敵なアーティスト!
要点がきちんとまとめられていて、わかりやすく、ギャグも満載で読みやすく、
読んだ後に素敵な感動もあり…盛りだくさん。
普通の読み物としても、楽しめる。

いろんな名作や有名な作家なども紹介されているので、
興味をもったら、そちらの世界にも進める。私もSFファンになろうかな。
昔のSF作品のパロディばっかりで、面白かった。
本物のSF作品はどこかダークで、ハードで、近づきがたい感じがあるけれど、
この漫画で紹介しているSFの世界は、明るく楽しく、ギャグに満ちた親しみやすい世界。

昔の人が夢物語としていたいろいろな技術が、今は、すでに実用化されていて驚く。携帯電話やロボット、人工知能などなど。
ただ、未来の話が、ちょっと怖い。SFの世界では未来が破壊されている設定がよくあるのは、科学の進歩に対する不安や心配などが表現されているのだろうか。
SFの描く暗い未来が実現しないように、願っています。

とは言え、この漫画は何度読んでも面白く、おススメです。
物語の歴史、科学について、外国の文学や映画などの名作、未来について考える…などなど、一冊でいろいろな要素が楽しめました。
漢字にルビがふってあるので、誰でも楽しめると思います。
子どもよりも、むしろ、大人が読んだら面白いかもしれない。SFの黄金時代をリアルタイムで体験した人は、ぜひ!
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自信を持っておすすめしたい 新しい福の神伝説  投稿日:2017/03/07
びんぼうがみじゃ
びんぼうがみじゃ 作: 苅田 澄子
絵: 西村 繁男

出版社: 教育画劇
新しい神話ができました。
貧乏神関係の、歴史初、転職物語。
本人(貧乏神)は、別に今のままでも良かったらしいのですが、周りの圧力により、180度違う世界に転職して、成功していった(?)、実におめでたいお話。
元気のない人や、求職・転職活動、社会復帰に向けて頑張っている人にぜひともお勧めしたい、名作絵本です。

昭和の香りがするお団子屋さんが舞台。
絵が実に見事で、柴又とか、川越なんかに本当にありそうな、良い雰囲気がでています。下町の人情を感じさせる温かみのある、庶民的な雰囲気がたまりません。
出てくる人たちも、素直であったかい。貧乏神を風呂に入れてあげたり、ご飯をあげたり、一緒に働いてもらったりして、社会復帰に全面的に協力している。
今時、こういう優しいひとは、なかなかいないねえ…
世話をされる貧乏神も、何があっても全部受け入れてしまう素直な性格で。
どうしてこの人は貧乏神をやっているのか、わかりません。こんなに素直で、いい人過ぎて、嫌な役割を押し付けられたのか、騙されて貧乏神になったのか、
その辺の神様事情を、是非とも、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

この絵本を見ていると、幸せって、案外、簡単なことから始まるのではないかと思える。何かのきっかけがあると、今までと180度違う人生に道が開けるのかもしれない。
もちろん、貧乏神本人の努力もあったのかと思う。
なにせ、彼が来ただけでいろんな貧乏現象が起きるという、優秀な貧乏神ですから。仕事に熱心に、長年取り組んだ名人芸の数々は素晴らしい。
一生懸命、貧乏神をやってきてよかったね。次は、人に喜ばれる神様として、頑張ってほしい。貧乏神も一生懸命やると、いいことあるんだな。
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なかなかよいと思う 脇役の柴犬がシュール  投稿日:2017/03/07
ガムのようせい
ガムのようせい 作: 笑い飯
絵: 川崎 タカオ
編: 倉本 美津留

出版社: 岩崎書店
下品なギャグの本で、単純に面白い。ゲラゲラ笑えます。
絵がリアルで、変で、気持ち悪くて、ばかばかしくて、お笑いのライブみたい。
コントを見ている気分になります。

絵が油断ならない絵本でして、主役の他にもウケをとるために様々な策略を巡らせている脇役、チョイ役がいます。ぜひ、見つけてください。
一番すごいのが、主役が連れている犬。ちょっと血統書付きの柴犬みたいな、育ちの良さを感じさせる、頭の悪そうな犬です。水っ洟、びよーん、びよーん。
目が油断ならない、かわいいのか、かわいくないのか、微妙な犬ですな。
どうもメスらしいのですが、やることが不気味。

主人公のおっさん(にいちゃん?)は、どうしてそうなったのかわからないけど、女子用のブルマーらしきものをはいている。「我」って書いたTシャツの袖を破って着ている、そのファッションセンスが、アメージング。ハンケツ出したり、はみ出し横チンしたり、下ネタ系の身体を張ったギャグが哀愁をそそる。

全体的に関西系。
つっこみどころが満載。つっこまないと、やっていられないくらい、見事にボケてくれます。小さい子どもが大好きな、あんなことやこんなことが、たくさん発見できるので、文字が読めなくても、絵を見ているだけでも、大興奮?!

何にも勉強にならない、素敵なギャグ絵本です!
絵本で情操教育をしようとか、何か必要な事を覚えてもらおうとか、そういう下心が全くないのが、本当に清々しい。こういうの大好き。
漫画に飽きたら、こんな形のギャグもいいかもしれない。
作者、絵描き、プロデューサーそれぞれの天才ぶりが堪能できます。出版した岩崎書店の皆様の有機に、感謝いたします。
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自信を持っておすすめしたい 人間は、本当はよい部分もあると、信じたくなる一冊  投稿日:2017/03/01
世界で一番の贈りもの
世界で一番の贈りもの 作: マイケル・モーパーゴ
絵: マイケル・フォアマン
訳: 佐藤 見果夢

出版社: 評論社
1914年、戦場の最前線でクリスマス休戦となった実話に基づく物語です。
古道具屋で机を買った主人公が見つけたのは、第二次世界大戦中に戦場にいた夫から妻に送った手紙でした。
手紙の中には、クリスマスにイギリス軍とドイツ軍が自主的に戦争を休んで、温かい交流をしたことがかかれていました。
その手紙を、主人公は手紙の持ち主に返しに行くのですが…

戦争という愚かな行為の中、たった一日だけ、両軍の兵士たちが正気に戻ったように、私には感じられました。
戦争をテーマにした話は、悲惨だったり、悲しかったり、怒りに満ちたものだったりして、いろいろな形の人間の愚かさが表現されているものが多いと思います。
しかし、この作品は、戦争中に、いかに普通の人々が平和を願っていたかがわかります。兵隊の多くは、普通の人で、それぞれに家族があり、仕事があり、普通の生活がありました。両軍とも、個人的には何の恨みもなかった様子が伝わってきます。

私の一番好きなセリフはこれです。
「この戦争を終わらせる方法が解ったよ。サッカーの試合で、勝負を決めればいい。サッカーなら、だれも死なずにすむ。親を失う子もない。夫を失う妻もない」

小さな絵本ですが、書かれていることの内容は、非常に深く、心にしみます。
美しい絵が、夢のように奇跡の物語を紡ぎだしてくれます。
このような形で、戦争は二度としてはならないと、メッセージを送ってくれる本は貴重です。
人間の良心がもっと表現されて、世界が平和になって欲しいと思わずにいられません。まだ、世界には戦争があります。どうか、未来には戦争がないように!
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なかなかよいと思う 名作を気軽に読めるシリーズ 親切な解説付き  投稿日:2017/03/01
Little Selections あなたのための小さな物語(4) 暗号と名探偵
Little Selections あなたのための小さな物語(4) 暗号と名探偵 編著: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
昔の名作を気軽に読める、ステキなシリーズ。
【収録作品】
・「踊る人形の謎」 作・コナン・ドイル (阿部知二・訳) 原作:1903年発表
・「黄金虫」 作・エドガー・アラン・ポー(金原瑞人・訳) 原作:1843年発表
・「暗号とミステリ」 著・戸川安信 ※書下ろし 

大御所の有名なミステリ作品を、読みやすく工夫されたデザインで、しっかり楽しめます。文庫本などでは、ハードルが高く感じる作品でも、この「Little Selections あなたのための小さな物語」シリーズなら、気軽に読むことができます。

4作目は、暗号をテーマにしたミステリですが、文章の他に絵や、暗号の例題が乗っていたりして、読者も暗号を解く楽しみがあります。パズルなどが好きな人には、特に楽しんでいただけるのではないかと思います。
(私は暗号やパズルが苦手なので、適当に飛ばして読んでいましたが…)

こういう謎を解くことが楽しみになる人や、問題を解くことができる人はスゴイ。
自分がそういう能力が全然ないので、理解できる読者も、物語を作った作者も尊敬します。
でも、そんな風にパズルや謎解きが苦手な人でも、物語は楽しめます。
謎がわからないので、最後まで興味をもって読み切ることができるという意味では、むしろミステリが苦手な人の方が、得なのかもしれません!

最後に戸川氏の暗号についてのやさしい解説があり、例題があり、おススメの暗号関係のミステリ本の紹介があり…盛りだくさん。興味をもったらどんどん次の読書につながっていけます。
戸川さんは、東京創元社(ミステリが強い出版社)の編集者→社長→顧問と、人生をミステリに捧げたような人だそうで。どうりで解説に愛情がこもっていました。
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なかなかよいと思う 壮大な水の旅を、写真で体験  投稿日:2017/02/28
【新装版】科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ
【新装版】科学のアルバム 水 めぐる水のひみつ 著: 塚本 治弘
出版社: あかね書房
じっくりと腰を落ち着けて読みたい、歯ごたえのある一冊です。
水がいろいろと形を変えて、地球中を巡っていることがえがかれています。
宇宙から撮影したり、上空から撮影した写真を見ていると、自分も水になって空中を漂っているような気分。
文章の内容は、少し難しいかもしれませんが、ゆっくりじっくり読み進めていき、
頭の中でイメージを膨らませて、味わってみました。
漢字にルビがふってあるので、科学が好きな人はぜひ、挑戦して欲しい。
昭和の小学校の教科書のような、ちょっとレトロな雰囲気の本ですが、
これが逆に、真剣に勉強しようという気持ちになります。

初版は1978年ですが、すでに「地球の水危機」について書かれています。
未だに、衛生的で安全な水を利用できる人は限られていることや、
人口増加によって食料や水不足、環境破壊などについても書かれていて、
本当に考えさせられます。
70年代よりも、今は、技術も進んでいて、インフラの整備などが進んでいる場所も増えたかもしれないけども、まだまだ人類は深刻な問題を抱えています。
環境や地球について、子どもたちにも、もちろん大人にも知って欲しいと思いました。

地球の奇跡に驚き、水の偉大さを知って壮大な気持ちにもなります。
また、現実の深刻な問題を知って、どうしたらいいかわからなくて悲しくもなります。
両方の体験が、必用だと思います。
未来を担う子どもたちには、地球の仕組みを知って、現在人類が抱えている問題を知って、自分はどうしたらいいか?何ができるか?を考えて、行動できるようになってほしいと、この本を読んで思いました。
もちろん、大人が読んでもステキな発見がたくさんある本です。もう一度、地球の事について学びなおしたくなります。
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自信を持っておすすめしたい 妖精みたい  投稿日:2017/02/25
世界のともだち(4) フィンランド 雪と森の国のカオリ
世界のともだち(4) フィンランド 雪と森の国のカオリ 文・写真: 松岡 一哲
出版社: 偕成社
ムーミンの国の人の暮らし、ということで楽しく見物しました。
どこかおとぎの国じみた、不思議な美しい写真が多く、
出てくる人たちも妖精のように見えてしまいます。

北欧独特のカラフルなデザインやファッションは、雪の中でよく映えますね。
私はこの本を見るまで、どうして北欧のデザインはあんなにカラフルで美しいのか不思議に思っていましたが、雪景色は白一色なので、色がきれいなものが欲しくなるのだろうかと思ったら、納得できました。

フィンランドはとても一人一人の個性が尊重されているように見えました。
宗教の授業があって、それぞれの宗教によって勉強する内容が違ったり、
給食は自分で好きなものを自分で取って食べるとか、
自分の意見をしっかり持って生活していて、しっかりしていますね。

さすがに寒い国らしく、大量に着こんで学校に通ったり、寒いから部屋の中は本当に温かくしていたりしていて、ステキです。
サンタクロースの本場らしく、クリスマスが本当に温かく、家族がみんな幸せになっている風景に癒されます。本物はやっぱり違う。

妖精みたいな美しい人たちなのに、イタズラ全開で、クリスマスの飾りつけがふざけて全然進まないとか、うるさすぎてお母さんによく怒られるとか、その辺は普通の子どもで安心。現代っ子だけど、なかなかレトロな感じもあって、全部お洒落で面白い。
ムーミンの世界は本当にあったのかもしれない。
おじいちゃんが日本人だったり、この一家は素敵なところばかり。私もフィンランドに移住したくなりました。
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なかなかよいと思う ファンキーな海水浴場に、ようこそ!  投稿日:2017/02/24
おもちのかいすいよく
おもちのかいすいよく 作: 苅田 澄子
絵: 植垣 歩子

出版社: Gakken
「おもちのおふろ」の次のお話。
どっちから先に読んでも大丈夫。おふろは冬のお話で、海水浴はもちろん夏のお話。年中、楽しくてのんきで素敵な二人のお餅たちです。

やはりどう見ても昭和の雰囲気で、懐かしの海の家(のような売店)が、ほうぼうにあって、サザエさん一家が居ても違和感がないような、そんなのんきな浜辺です。
ちょっとハワイっぽい人もあって、気分はトロピカル。
これを見ていると、浜辺でコーラでも飲みたくなるような、焼きトウモロコシでも食べたくなるような、「祭り」っぽい雰囲気が盛り上がってきます。

やはり登場人物がふるっている。
たくさんの個性的なキャラクターが出てくるので、見ているだけでも楽しい。
見ていると、野菜は野菜御一行様、パンはパン、すしはすし、弁当関係は関係者一同でまとまってきています。めいめいが、団体旅行をしているのが、ちょっと昔風でおかしい。一人でたたずんでいるヤツとか、カップルとか、やばい集団とか、険悪な雰囲気の一家とか…そういう、目のやり場に困る連中はいませんので(笑)
いくつのお子さんにも安心しておススメできます。

海水浴場で迷子になる、というリアルなお話ですが、最後はあっと驚く結末。
迷子を探すのも、迷子になるのも、誰でも経験していると思うので、
けっこう、ハラハラドキドキしてしまいますよ。

それにしても、こんなに明るくて楽しい浜辺があるなら、是非とも行ってみたい!
絵本を見ていると、季節に関係なく、海に行きたくなります。
楽しい海辺の思い出があってもなくても、だれでも気軽に楽しめる作品です。
泳げなくても大丈夫!
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自信を持っておすすめしたい 不思議な生き物の、おどろきの賢さ  投稿日:2017/02/24
かしこい単細胞 粘菌
かしこい単細胞 粘菌 作: 中垣 俊之
絵: 斉藤俊行

出版社: 福音館書店
南方熊楠の伝記を読んだ後、「粘菌」の事を知りたくて手に取った一冊。
子ども向けの本だと思って、侮ってはいけない!
研究者の真摯な態度と、粘菌に対する深い愛情と洞察力が感じられる、清々しい作品です。

生物の分類や、細胞の仕組みなどが、一目でわかるカラフルなイラスト。
理系の人の、独特の語り口が、読んでいるだけで頭が良くなったような錯覚を楽しめる文章です。

この本をゆっくり、じっくり読んでいると、粘菌の面白い個性がたくさん発見できます。一番面白かったのは、粘菌は好き嫌いがはっきりしていてること。
バニラの匂いは嫌いとか、電気のマイナス極が好きとか、変な性格を連想させます。粘菌を毎日世話している研究者の、苦労が垣間見えて、微笑ましいです。
あれこれ、好き嫌いをして、はっきりとダメなものはダメと言い、嫌なものからはさっさと逃げる…本当に、人間にそっくりな生き物で、面白かったです。

難しい言葉も出てくるし、わりと頭を使って読み進めていく感じがあり、
ちょっとした脳のトレーニングになりました。
数学と、生物の授業を一緒に受けているような、そんな絵本。
最後に関東地方のJRの鉄道路線図を、粘菌に描かせたりして、遊び心もいっぱい。ユーモアたっぷりの作者は、イグノーベル賞を2回受賞したという。
ユニークな人でした。

小学校中級から、となっていますが、大人が読んでも十分面白い本です。
これが読めて、理解できるなら、小学校中級って、相当頭がいいのだなあ〜と思います。変な生き物なので、興味をもって読めると思います。
(あ、私が、あまりに出来がわるいだけかも…)
参考になりました。 0人

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