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ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

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ちょうおもしろい

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい いろんな形の茄子が全国にたくさん  投稿日:2024/06/14
おもしろふしぎ日本の伝統食材 1 なす おいしく食べる知恵
おもしろふしぎ日本の伝統食材 1 なす おいしく食べる知恵 作: 奥村彪生
絵: 中川 学
写真: 萩原 一

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
日本各地で昔から食べられていた茄子の、種類や料理法、言い伝えなどをまとめた本。

2008年刊行。
焼きナスの正しい作り方を良く知らなかった。お茶筅の形に切るお料理や、お漬物なども漫画でしか見たことがなかった。
自分が体験したことがないものは、良く知らない。
時々、こういう本を見ると、私はモノを知らないなあと思う。

今と違って、便利な道具もなかったし、ガスや水道、電気なども整備されていなかった時代に、こういうお料理を手間暇かけて、大家族にふるまっていた家庭の主婦のご苦労がよくわかった。
今は便利な時代になったけど、作り方を知らなかったり、食べる機会がなかったりして、昔の人の素敵なレシピがうもれてる。もったいない。
さっそく、茄子を買ってきて、焼きナスを作ってみようという気になった。

なす料理が思ったよりもたくさんあって、驚いた。
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自信を持っておすすめしたい 巨大なごぼうにびっくり  投稿日:2024/06/14
おもしろふしぎ日本の伝統食材 4 にんじん・ごぼう おいしく食べる知恵
おもしろふしぎ日本の伝統食材 4 にんじん・ごぼう おいしく食べる知恵 作: 奥村彪生
絵: 中川 学
写真: 萩原 一

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
日本各地で栽培されている特徴的な人参と、ごぼうの種類や料理法などをまとめた本。昔のお惣菜から、現代人向けにアレンジしたレシピまで紹介されいてる。

2008年刊行。
いつでもお店にある野菜だが、思ったよりもいろんな形や種類があってびっくりした。細長い人参や、ごぼうの葉っぱだけを食べる品種、通常よりもずいぶん太くて巨大なごぼうもあり、
まだまだ日本には知らない野菜がたくさんあるのがわかった。

きんぴらごぼうなど、給食でも出るお馴染みのお惣菜もあれば、この本で初めて知った堀川ごぼうのお料理もあって、料理法も実にいろいろだ。
簡単そうに見えるお惣菜でも、切り方やあく抜きなどに工夫があったりして発見が多かった。
料理は1つ1つの工程が写真があり、作り方が丁寧に解説されているので、わかりやすい。

人参のゴマよごしや、ごぼうのかき揚げなど、さっそく作ってみたいと思った。
楽しい料理本(実用)です。
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自信を持っておすすめしたい 本物のサービス精神をみせつけてくれる  投稿日:2024/06/14
かいけつゾロリ(29) かいけつゾロリのきょうふのカーニバル
かいけつゾロリ(29) かいけつゾロリのきょうふのカーニバル 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
祭を盛り上げる手伝いをしながら、銀行強盗をたくらむゾロリ一家の愛と涙と感動の楽しい話。

2001年刊行。
当時、流行した音楽アーティストや芸能人、政治家などの顏が思い浮かんで、いろんな意味で面白かった。

ゾロリの無限の才能がいろんな場面で光る。
スゴイ才能をたくさん持っていて、人脈もあり、気持ちも温かいのに、泥棒家業という面白い設定。どうやってもギャグしか出ない。何をやっても面白い。しかも、他人を巻き込んで盛り上げて、やる気を出させて、将来に希望を持たせるという離れ業。
この人が今の芸能界に居たらどうだっただろうか。
ゾロリ一家と、作者のサービス精神の本気度に感動した。
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自信を持っておすすめしたい それぞれ意見が違う面白さ  投稿日:2024/06/02
たのしいまきばのイースター
たのしいまきばのイースター 作: ロイス・レンスキー
訳: 佐藤 淑子
絵: ロイス・レンスキー

出版社: 徳間書店
農場で動物の世話をしている少女に、動物たちがイースターの贈り物をあげるお話。

2019年刊行。原書:1936年:アメリカ。
日本ではなじみの薄いイースター(キリスト教の復活祭)についての解説付き。

大事にしてもらっているから恩返しをしたい気持ちを、どうやって表現しようか?とあれこれ話し合う様子が面白い。
それぞれ意見が違うし、できることややりたいことも違う。そんな個性的な動物たちが、全員参加でひとつのことをなしえていくのだが、当然、意見が対立したり、仲のあまり良くない者同士が協力し合う難しさを体験する。

単に贈り物をする話というよりも、一つのプロジェクトを成功させるコツのようなものが盛り込まれているように感じられた。
子どもの時に読んだら、単純に楽しいお話だと思っただけかもしれない。大人になってからの自分の視点にびっくり。

もんくばっかり言って何もしないような人とか、出しゃばりすぎていろいろやらかす人とか、適当に周りに意見を合わせる人とか、与えられた実務をただただ忠実にこなす人とか…
自分の周りの人に該当する人がいたりして、面白かった。

動物たちは大人の対応ができている。
私も見習って、対立しない解決法を実践していこうと思った。
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自信を持っておすすめしたい 石が、まるで漫画のキャラクターみたいに感じられた  投稿日:2024/05/31
石は元素の案内人
石は元素の案内人 作・写真: 田中 陵二
出版社: 福音館書店
世界は「小さい粒」でできていることを、身近な素材「石」「金属」を使って説明してくれる科学の本。

2022年刊行。筆者は化学の専門家。科学の知識がない人でもわかるように、表現を工夫しているところが素敵だ。
石の性質を、「〜するくせがある」と言ったりするので、なんだか石が漫画のキャラクターのように性格や主張があるような気がしてくる。

きれいな鉱物の写真がたくさんあり、見とれてしまう。
実験のページもあり、砂鉄から鉄を取り出したり、昆布からヨウ素を取り出したりする。ものすごく手間がかかる作業であることがわかる。工場で効率的に処理できることのありがたさがわかった。

人間の時間の感じ方と、鉱物の時間の長さ(鉱物は時間を感じているのか?)がまるで違い、遥か遠い昔の事や、ものすごい長い時間をかけて鉱物が今の形になったことなども語られていて、壮大な気持ちになる。
なんとなく見ているだけだった石が、大昔から生きている大先輩や大魔法使い、賢者のように見えてきて、ファンタスティックだ。

大人になっても、こういう楽しい本が読めて最高だ。
大人になっても、情熱を失わず、ますます研究に没頭して、いろんなことを親切に教えてくれる筆者のような人がたくさんいて、本当にいい時代に生まれたなあと思う。
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自信を持っておすすめしたい 神が守っている気がしちゃう「水たまり」  投稿日:2024/05/31
水と地球の研究ノート(4) 消えない水たまり
水と地球の研究ノート(4) 消えない水たまり 文: 武田 晋一
絵: ボコヤマ クリタ
写真: 武田 晋一
構成: ボコヤマ クリタ

出版社: 偕成社
福岡県北九州市の山に実際にある「消えない水たまり」を取材し、そこに住む生き物たちの生活や、地形の特徴、季節による変化、人との関り…などをまとめた写真絵本。

2011年刊行。自分の住んでいる場所の近くに、実に不思議な自然の営みがあることを知ったら、私も驚くだろうと思った。
また、地形の関係で、きれいな水が安定供給され、水たまりは年中消えることなく存在し、カエルやサンショウウオなどの生き物を守り、子育てができる環境が保たれているという。
なんだか、神様が守っているような印象を受けた。

地元の人もよく知っている場所で、子どもたちも大人も水場に親しみ、見学に来たり、生き物と触れ合ったりして、大切に扱い、親しんでいる。
こういう素敵な場所がどんどん大事にされて、残されて守られていくことは嬉しい。
カエルやサンショウウオが卵から大人になるまでの様子などを見ると、この世に不思議が満ちていることが感じられ、なんだか素敵な気分だ。
水場は本当に命のゆりかごだと思った。

写真も神秘的で、素敵な命の営みを、カッコよく伝えてくれている。粋なショットが多くて、しびれる一冊。
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自信を持っておすすめしたい 時間はのびちぢみする。  投稿日:2024/05/31
みんなそれぞれ 心の時間
みんなそれぞれ 心の時間 作: 一川 誠
絵: 吉野 晃希男

出版社: 福音館書店
人が「時間」というものをどのように感じているかを、
いろいろな事例を出して説明してくれる本。

2014年刊行。
子どものころは、時間が長く感じていた。祖父母が「時間が経つのが早い」とよく言っていたのが、なんだか不思議な気がしていた。幼児の自分には、わからない世界。体験していないからだ。
大人になって、だんだんと祖父母の言っていたことがわかってくるようになった。仕事をしていたり、何かに夢中になっていたりすると、時間はあっという間。逆に苦痛でしかない状態の時は、時計が止まっているような気がする。

本書では、そういう感じで「時間」をどのように感じているかが、具体的にわかりやすく描かれている。
はっとしたのは、赤ちゃん〜老人までの絵が描いてある場面。人の一生をこのように並べてみてみると、1分1秒が実に貴重でかけがえのない、素晴らしく価値のあるものだとわかった。

大人になってから見ると、人生をどのように生きようかと、真剣に考えるきっかけになる一冊。
または、過去の事を思い出して、いろいろな思いが錯綜するかもしれない。
いづれにせよ、読み終わった後、私はことさら「一日一日を大事に生きよう」「自分にも貴重な時間であり、他人にも貴重な時間である」などと思い反省し、気合を入れ直した。

考えさせられる絵本。
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自信を持っておすすめしたい なんだか楽しい気分になる  投稿日:2024/05/31
わんわん わんわん
わんわん わんわん 作・絵: 高畠 純
出版社: 理論社
動物の鳴き声の絵本。

1993年刊行。
お話の中身は、本書を開いて自分で体験して欲しい。

衝撃的な絵本だった。
ただただ、そんな手もあったのかあああああああああああ!!
と、びっくり仰天。こういうのは子どもは大好きだろう。

どうしてか、犬の鳴き声は「わんわん」と表現する。だから子どもの頃は、犬を「わんわん」とか、「わんちゃん」とかよんでいた。大人になっても「わんちゃん」とよんで、差支えない。むしろ、「犬」と言うよりも、「わんちゃん」と言った方が、愛犬家にはよろこばれる気がする。ちゃん(敬称)づけだからか。

そんなことを考えたが、そんなことなど考えなくても、ただ見て楽しめる絵本だ。
単純な話なのだが、なんだか妙に楽しい気分になってくる。
かなりカオスな場面もあって、いろんな楽しみが見つけられると思う。
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自信を持っておすすめしたい 子どもと大人と、別の生き物みたい  投稿日:2024/05/24
ほーら、大きくなったでしょ (14) ぺんぎん
ほーら、大きくなったでしょ (14) ぺんぎん 作: メアリー・リング
写真: ニール・フレッチャー
訳: そのひかる

出版社: 評論社
オオサマペンギンが、卵からかえったところから、大人と同じ大きさになるまでを紹介した写真絵本。

1994年刊行。(原書:1993年)
ペンギンの子どもと、大人と、全然ちがう外見で笑った。
子ども時代は、ぬいぐるみの素材のような、もこもこした毛皮に覆われていて、実にもっさりしている。大事に包まれて守られている。
これがどんどん大きくなっていくと、少しずつ毛が抜けていく。まだらに抜けていって、変なかつらみたいになったり、前衛的なコートを着たようになっていたり、とってもユーモラスに見える。
本人たちは至って真面目に、普通に生きているだけなのに、ウケを狙えるのがぺんぎんの素晴らしさ。

卵から出たばかりのヒナが、実にぐったりしていて、「お疲れ様」感、満載なのも笑えた。笑っている場合ではないが。
ヒナは温かいところから、急に極寒の地に出されて、これから飢えと危険との闘いだし、親は旺盛なヒナの食欲を満たすために大わらわだし、大変なのだ。
野生の生き物は、いろんな難局を乗り越えて、生きている。尊い存在。

とはいえ、かわいい。面白い。ユニーク。
ぺんぎんは、どこか不思議な魅力がある。
楽しい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい ドキドキしっぱなし!  投稿日:2024/05/21
かいけつゾロリ(28) かいけつゾロリぜったいぜつめい
かいけつゾロリ(28) かいけつゾロリぜったいぜつめい 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
森の中にいた美女を助けて、ありついた素敵なお料理でキノコにあたったという、ギャグマンガのようなゾロリ一家。
命の危機を脱するために、薬草を探す冒険物語。6大ふろく付。

2000年刊行。
私が読んだのは、2024年。40歳を過ぎてから。24年経っても面白いという奇跡を連発させている筆者に、私は弟子入りしたい。
本書で小ネタで出てくるドリフのいかりや長介さんは、すでに鬼籍に入られ、メンバーもひとり、またひとりと、人生の舞台から去っていかれた。ああ、月日の過ぎるのは容赦ない。
子どもの頃に読んだら、そんな感想は持たなかった。

とはいえ、あいかわらず容赦ないギャグの連発。今回はかなりトリッキーな展開もあり、読者はぼ〜っとしていられない。作者が放つ小ネタ・大ネタは、予測不可能。
今回も、生きるか・死ぬかで、魅せてくれます。

いつも思うのだが、これは絵本なのに、何故か映画を一本見たくらいの充実感がある。昔の名作映画や、人気のテレビ番組、時事ネタなど、いろんなところから情報を仕入れ、混ぜ合わせてネタを練り上げていく筆者の、実はものすごい努力・作業が、きっと伝わって、圧倒されるのだろう。

下品だからやめなさい、と怒る保護者があるらしいが、
ゾロリ一家の下品力は、愛と笑いで人類を救うと、私は信じて「推し」ている。
次の作品も楽しみだ。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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